いろはセンターの花見イベント
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週末から天気が良くなって、日中は20℃を超える陽気です。朝晩はまだ肌寒いのでジャケットを着ていますが、昼間はそれだと暑い…着るのものが難しい時期です。明日から少し気温が下がると予報が出ていますが、その後は天気も安定して、暖かい日が続くようです。
今日4月12日は、私の48回目の誕生日。元々は友人たちを呼んで、盛大にお祝いの夕食会を開く予定でした。というのも、今週はポーランドからダグラスさん・聖美さん夫婦が1年ぶりに訪問する予定だったからです。二人はアレンとレオのゴッドペアレンツ(洗礼の代理父母)でもある大切な友人。しかし、ご主人のダグラスさんが直前に体調を崩してしまったため、夏に延期になってしまいました…残念ですが仕方ありませんね。
ということで、今日は家族だけで小ぢんまりとお祝いする予定です。アレンがまだ胃腸の調子が良くないので、無理させたくないのもあります。大分マシになりましたが、今は医者の指示に従って節制した食生活をさせています。そのため、今日も一人だけ肉やケーキを食べられないのは可哀想ですけど、今だけは我慢して早く元気になってほしいと思います。
フランスの大統領選は、現職のマクロン氏と国民連合党首のルペン女史の決選投票となりました。いまだマクロン氏が支持率ではリードを保っていますが、かなりの激戦になると予想されています。私が違和感を感じるのは、ルペン女史を極右と名指しするマスコミ報道。彼女が掲げる公約をちゃんと読むと、その多くはフランスの国益を優先する内容であって、反グローバリズム・反新自由主義と言った方が正しく、極右というレッテルを貼るのは違うと思います。
いわゆるトランプ前大統領の「アメリカファースト」のフランス版と言えますが、そのアメリカファーストに関するマスコミ報道も酷くて、まるでトランプ氏が、自国の利益のために他国を蔑ろにしてもいいと主張しているかのように報道していました。実はそうではなく、彼は、アメリカを含む全ての国々が自国の国益を優先すべきだと述べていたのですが、そこは常にカットされてばかり…ルペン女史の過激な部分だけを切り取って極右と名指しするのと同じです。
私は、グローバリズムという名を借りた欺瞞に満ちた欧米中心の世界秩序は大きく変わり、ものすごい勢いで多極化していくと思っています。その変化を象徴するのは、国連の人権理事会におけるロシアの理事国資格を停止する決議案の採決。中立の第三者組織による調査を拒否し、ウクライナ側の主張だけに基づいて強行された採決ですが、結果は賛成93か国、反対24か国・棄権58か国・無投票18か国と、積極的または消極的に反対した国々の方が多かったのです。仏大統領選の熾烈な争いも、その一つの表れかもしれないので、私はかなり注目しています。
聖美さんのご紹介で、エレバンにお住まいの日本人の方と昨日ランチをしました。テーブルにある白い袋は、いただいた手作りのメロンパン。子供たちが美味しそうに食べていました。ありがとうございます!
さて、先週末はアルメニアでは、ツァフカザルトというキリスト教の祝日でした。ツァフカザルトは「花飾り」という意味で、キリストがエルサレムに入城した際、住民がオリーブの枝を持って歓迎したことに由来するお祭。イースターの1週間前に祝われ、アルメニアでは春の訪れを感じさせるネコヤナギの枝が飾られます。
土曜は、妻とレオと一緒に買い物のためにエレバン中心部に出かけました。その際に中心部にある教会でお祈りをしました。そして、日曜はいろはセンター主催の花見イベントに参加しました。エレバンから車で40分ほどの杏の木がたくさんある場所で行われました。みんなは朝からバスで行きましたが、私は遅れて午後から参加しました。
アレンの体調がよければ連れて行ってあげたかったので、午前中は様子を見ていましたが、やはり車で長距離を移動するのは難しそうだと判断して、妻とレオと一緒にタクシーで向かいました。お花見の場所の近くにあるホヴァナ修道院に立ち寄ってお祈りしました。ツァフカザルトの祝日ということで、妻はネコヤナギのリースを買いました。この日に女性はこのリースを頭にかぶります。
修道院からは少し道に迷いましたが、無事にお花見の場所に着きました。杏の花は8分咲きで、とてもきれいでした。ブランコに乗ったり、ボール遊びしたり、食事したりとみんな思い思い楽しんでいました。天気にも恵まれたし、自然豊かな場所で気持ちいい!遅れての参加になってしまいましたが、来てよかったです。
まずは私が持ってきたビールで乾杯!やっぱり花見にお酒は欠かせませんよね。ギターも持ってきたので、早速フィリピン人でセミプロ歌手のアンさんが弾き語りを披露してくれました。こういう集まりには音楽も欠かせません。短い時間でしたが、会話にも花が咲いて楽しいひと時を過ごすことができました。
日本でも今年はやっと多くの人が花見を楽しめたようです。コロナを恐れて自粛するより、外に出て美しい春の自然を愛でる方がよっぽど体と心の健康によいと思います。今年こそはコロナという茶番を終わらせて、多くの人たちが一度しかない人生を、そしてこの素晴らしい世界を楽しめるようになってほしいと思います。私も今日で48歳になりましたが、まだまだこれからも自由に楽しく生きていくつもりです。
エレバン中心部の教会で、ロウソクを灯してお祈りしました。
その教会の敷地内にいるハトに餌をやるレオ
お花見の場所の近くにあるホヴァナ修道院に立ち寄りました。
精微で美しい彫刻が残されている中世の教会。いつ来ても感動します。
ここでもお祈りしました。レオの希望で大きなロウソクを灯しました。
ホヴァナ修道院はこんな断崖絶壁のそばに建っています。
天気にも恵まれて、アレンも連れてきたかったですね。妻はネコヤナギのリースをかぶっています。
いろはセンターのお花見の場所に遅れて到着しました。杏の花が美しい!
短い時間でしたが、みんなで飲んで歌って楽しい時間を過ごすことができました。
- [2022/04/12 16:59]
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