エンジェルキャニオンに家族でハイキング 

最近また寒くなって、朝晩はマイナス気温…三寒四温と言われるように不安定な天候です。三歩進んで二歩下がるという感じでじれったいけど、こうやって確実に冬から春へと季節は移り変わろうとしています。

今日3月8日は国際女性デー。旧ソ連の二月革命記念日でもあるため、旧ソ連諸国の多くでは、もう政治色はありませんが祝日となっています。アルメニアでも祝日で、男性が女性に花をプレゼントを贈る習慣があるので、私も妻と義母に花をプレゼントしました。せっかくの休みなので、今から家族で郊外に出かける予定です。

その国際女性デーを前に、プーチン大統領は、先週アエロフロート航空の女性搭乗員らと会談し、ウクライナ情勢についても語る映像がありました。「ウクライナでの軍事作戦が思うように進まず、焦りと怒りを募らせて精神状態が不安定」なんて報道を目にするプーチン氏ですが、冷静に理路整然と質問に答えていました。一体どこが精神的に不安定なの?という感じです。ウクライナ支持を訴えた議会演説で、ウクライナ人を”イラン人”と言い間違えたバイデン大統領の方がよほど心配ですけどね…

上記の会談のことは欧米諸国や日本でもニュースになっていましたが、都合よく切り取られたり、歪曲されたり、「プーチン氏は強硬姿勢を崩さず持論を展開」といった文言が付けられたりと相変わらず偏った印象操作がされています。私はロシアや戦争を肯定するつもりなどありませんが、真実を追及すべきマスコミが一方的な情報だけを垂れ流し、恣意的に世論を誘導しようという姿勢に異議を唱えたいのです。

もちろん視聴者が鵜呑みにすることも問題で、西側が流す情報は真実だという思い込みは危険です。英米が中心になって開始した20年前のイラク戦争の根拠は、「イラクは大量破壊兵器を保有している」というでっち上げ情報でした。これについては、当時英国の首相だったブレア氏も誤情報だったと後に認めましたが、その戦争で約50万ものイラク市民の命が犠牲になりました。国際社会を欺いて悲惨な戦争を起こした英米にロシアを非難する資格はあるのか、彼らが流す情報は信用に値するのか…私は甚だ疑問です。

ウクライナ情勢を巡るマスコミの偏った報道、それを盲信してしまう大衆心理については、前回の記事に私見をいろいろ書き綴ったのに、今回も書いてしまいました…10日にロシア・ウクライナの外相会談がトルコの仲介で行われることが決まったので、戦災で苦しむ無辜の市民ためにも、交渉によって一刻も早く事態が収束してほしいと願います。

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今日は国際女性デーなので、妻と義母に花をプレゼント

さて、記事タイトルにあるように、先週末は家族でハイキングに行ってきました。アルメニア伝統舞踊の学校に妻と一緒に通っている女性が、ハイキングツアーを企画していて、今回は子供向けの内容だということで参加することにしたのです。普段こういうのを面倒くさがるアレンも、「きれいな石を集めたりするんだって」と言うと、「行く!」と答えました。

当日は、私たち含めて子供連れの家族が15人ほど参加しました。他の在留邦人の母子もいて、移動中の車内はずっと賑やかでした。エレバンから南へ1時間ほど走って、アララト地方の山岳部に到着。そこからエンジェルキャニオン、「天使の峡谷」と呼ばれる風光明媚な場所まで歩きます。3歳以上の子供向けのツアーなので、往復で5キロ弱の距離。途中、浅い小川を渡ったりしましたが、基本的に勾配が少なく歩きやすかったです。

それでもハイキング中の景色は、さすがアルメニアだけあってダイナミックで素晴らしかった!左右に険しい岩山がそびえ、遠く前方には美しい山々の姿が広がっています。いくつもの地層が刻まれた岩山はグランドキャニオンを彷彿させます。広原に出ると、村人が羊の群れを放牧させている光景を目にしました。のどかで気持ちいいー!

しかし、小さな子供連れだと、その大自然をとことん満喫するというのは難しかったです。アレンは「疲れた〜もう歩けな〜い」とぼやくし、レオは木の枝を拾ったり石を投げたりして遊ぶから、気が散って、歩くペースも乱れます。片道2キロちょっとの道もやたら長く感じました…まあ、他の家族も同じような感じでしたが、やっぱり子供だから仕方ありませんね。

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車を降りて歩き出してすぐに、険しい岩山がそびえる景色が広がっています。

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勾配の少ない歩きやすい道でしたが、途中写真にある小川を渡りました。

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岩が赤茶色なのは鉄分が多く含まれているからだそうです。

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羊か何かの動物の頭蓋骨を拾って嬉しそうなアレン

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木の枝を拾うレオ。子供連れだと歩くペースが遅くなります…

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開けた場所に出ると、素晴らしい景色が広がっていました。遠くに羊の群れが見えます。

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そんな大自然の中でお昼ご飯。贅沢な時間だなー

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子供向けのツアーなのに、雄大な自然を満喫できました。

そんな苦労をしながらも、雄大な景色を眺めながら歩いたり、青空の下でお弁当を食べたりして、目的地のエンジェルキャニオンに到着しました。写真で見たより小規模でしたが、岩壁の間をくねくねした細い道が続く光景は、20年以上前に訪問したヨルダンのペトラ遺跡を思い出させます。その神秘的で美しい自然の芸術は、確かにエンジェルキャニオン、「天使の峡谷」と呼ばれるのも頷けます。

その峡谷にあるきれいな石を集めよう!ということで、アレンとレオが嬉しそうに拾っていました。それほどカラフルな石はなかったけど、紫やピンクっぽい色の石を見つけては鞄に入れていました…って、そんなにたくさん家に持って帰るの?!結局、私が背負って運びましたけど重かった…でも、二人とも、家でもその石を並べたりして遊んでいました。

帰りはすでに歩いた道ということもあって、アレンも疲れた顔を見せず歩いていたし、レオもあまり寄り道しなかったから、けっこうスムーズに元の場所まで戻れました。そして、改めて雄大な自然の景色を楽しむことができました。空気が冷たかったけど、天気にも恵まれたし、とても楽しいハイキングとなりました。子供たちにとっても、テレビや携帯から離れて自然に触れ合う貴重な時間になったようです。

ちなみに、そのハイキングツアーを企画している女性は、カラバフの子供たちのために無料のツアーも催行しているそうです。過酷な体験をした子供たちに、少しでも母国の美しさに触れて好きになってもらうのが目的だそうです。素晴らしいですね。私たちも、アルメニアの美しさを再認識するために、またハイキングに行きたいと思います。

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目的地のエンジェルキャニオンに到着。ヨルダンのペトラ遺跡を彷彿させる光景。

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あまり知られていないようですが、とても美しい場所です。

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家族で岩壁に登って記念写真!楽しいハイキングとなりました。

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そこで石を拾うアレンとレオ。重かったけど持って帰りました…

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その石を並べたりして、家でも遊んでいました。

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日曜の夜は再オープンしたばかりのアジア料理店に行って食事。高いけど、何を食べても美味しかったです。

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豚骨ラーメンもあって、スープは本格的でした。アレンとレオも美味しそうに食べていました。

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