カリネ先生を偲ぶ会に出席 

アルメニアはかなり寒くなりました。日中の気温は10℃を下回って、朝晩はマイナス…そろそろ厚手のジャケットを着ないといけない寒さです。子供たちを学校に連れて行く時間も薄暗くなってきて、起きるのが億劫です。すっかり冬の季節です。

先日、ドイツを16年間に渡って率いたメルケル首相の退任式が開かれました。彼女は、実質的にEUという巨大な組織のリーダーでしたが、在任中は欧州で一人勝ちとも言えるほどのドイツの経済成長を成し遂げました。人権派のイメージが強い一方で、常に国益を優先した政治家と言えます。そのメルケル首相が退任式の送別曲に選んだのは、なんとニナ・ハーゲン!私も大好きなパンクのゴッドマザー!この選曲はすごい!

日本政府はオミクロン株に対する水際対策を強化していますが、すでに国内に流入していることは確実で、全く無意味な見せかけだけの対策です。マスク着用やPCR検査などと同じく、「なんかやってる感」をアピールするに過ぎません。これは世界中同じことで、これから各国で市中感染が確認されるでしょう。でも、感染力が強いだけで弱毒化しているから、過度に心配しなくてよいし、ワクチンの改良や追加接種を急ぐ必要もありません。

そのコロナ関連のニュースで、「ベルギーで動物園のカバがコロナに感染」という記事を見つけました。カバの感染が確認されたのは世界初らしく、感染した2頭は鼻水が出ていて隔離されているそうです…って、ここまで読んだ私は爆笑してしまいました。カバを隔離?!なんかカバっていつも鼻水とか出てるイメージあるけど、それってコロナの症状なの?!このニュースを見て、「平和やな〜」とホッコリした私は少数派なんでしょうか…

あと、米国のマスコミが、「ロシアが来年早々にウクライナ侵攻を計画」と騒ぎ立てていますが、このニュースにも私は笑ってしまいました。そんなすぐバレるような計画で戦争するわけないやん!わざわざ銀行に計画を伝えてから強盗する奴なんかおらんやろ!というレベルの話…でも、いまだにロシアのイメージが最悪な日本や欧米諸国では、鵜呑みにする人が案外多いのかもしれませんね。

ロシア・ウクライナ問題や中国・台湾問題などを、とにかくロシアと中国が悪しき加害者で、ウクライナと台湾が可哀想な被害者という単純な構図で捉えること自体が危険です。欧米の価値観や先入観による善悪のフィルターを通した情報を日本のマスコミはそのまま報道するし、視聴者も鵜呑みにしてしまいがち。コロナの問題もそうですが、調べれば別の視点の情報がいくらでもあるので、垂れ流される情報をまず疑ってみるべきではないでしょうか。

さて、昨日は、妻が通っているアルメニアダンス学校の先生の誕生日をお祝いするパーティーに家族で参加してきました。アルメニアの冬の定番料理ハーシュをみんなで食べました。ハーシュというのは、牛足を長時間煮込んだスープで、寒い季節によく食されるアルメニアの伝統料理です。その食べ方など詳しくは、過去の記事をご覧ください。

パーティーにはたくさんの生徒と家族が参加して、先生が慕われていることがよく分かりました。ハーシュを食べて、ウォッカを飲んで、もちろんみんなで輪になってアルメニアダンスを踊りました。レストランで働くおばさんも途中から参加して、楽しそうに踊っていました。こういうノリ大好き!とても楽しい誕生日パーティーとなりました!

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アルメニアの冬の定番料理ハーシュ!ウォッカと一緒に食べるのが習慣。この日は度数50%以上の桑の実ウオッカで乾杯!

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アレンもハーシュが大好きで、乾燥させたラバシュを入れて美味しそうに食べていました。かなり重い料理なので、半分ぐらい残していましたが…

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みんなでアルメニアの伝統舞踊を踊りました。飲んで食べて踊って楽しいひと時となりました!

そして、金曜は久しぶりにロシア・アルメニア大学に行ってきました。ここの日本語教育の基礎を築いたカリネ先生を偲ぶ会が開かれ、先生のことをよく知る日本語教師として私も招待を受けたのです。カリネ先生は、アルメニアで初めて日本語を教えた方で、2年前の秋にガンでお亡くなりになりました。享年65歳と少し早すぎる死でしたが、最後まで精力的にアルメニアの日本語教育の発展のために尽力されていました(当時の記事)

偲ぶ会では、現在ロシア・アルメニア大学で日本語を教えているアストギック先生やルザン先生、また学生たちが、カリネ先生との思い出を語ってくれました。それを聞いていると、改めてその優しく寛大な人柄がよく伝わりました。隣に座っていたカリネ先生のお兄さんはずっと涙ぐんでいましたが、私も先生のことが懐かしくなってこみ上げるものがありました…

カリネ先生は、私がアルメニアに住む大きなきっかけの一つを作った方と言えます。22年前の世界放浪中にふらっと立ち寄ったアルメニアで、カリネ先生の教え子たちに偶然出会い、ひたむきに日本語を学ぶ彼らの姿に強く胸を打たれました。その後コロンビアやフィリピンで日本語を教えましたが、当時まだ大使館もなく日本人もいない環境で学ぶアルメニアの学生たちに教えたいと思い、12年前に戻って来たのです。

経済的にはまだ豊かとは言えず、アゼルバイジャンとの戦争などいろいろ問題がありますが、私はアルメニアという国と出会い、ここに住むことになった人生を全く後悔していません。それどころか、本当に幸せだと思っています。そして、残りの人生をずっとこの国で過ごすつもりでいます。そのきっかけを作って下さったカリネ先生には心から感謝しています。ありがとうございました。改めてご冥福をお祈りします。

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現在日本語を学ぶ学生たちが司会を務めて、「カリネ先生を偲ぶ会」が開かれました。昨年はコロナと戦争の影響で開催できなかったそうです。

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ロシア・アルメニア大学で教鞭を取るアストギック先生の主催で開かれました。

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カリネ先生の最初の教え子の一人であるルザン先生が、カリネ先生の生涯や思い出を語ってくれました。

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