アルメニアが健康パスを導入予定…
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12月になりました。もう師走ですね。毎年この時期になると、時の流れの早さを感じますが、今年は仕事がけっこう忙しかったので特にあっという間だった気が…昨年は戦争が終わった直後で、アルメニア全体がまだ暗い雰囲気に包まれていました。今年はもっと明るい気持ちで年越しができればと思います。
妻が昨日ついに三島由紀夫の「金閣寺」の翻訳を終わらせました。といっても、これから校正作業があるんですが、とりあえず一通り翻訳できたということで、かなりホッとしているようです。三島由紀夫の文章はとても繊細で美しい分、翻訳はかなり難しくて苦労していました。よく頑張ったと思います。リリット、お疲れ様!
さて、日本でも感染が確認されたオミクロン株の問題で、世界中がまた混乱しているようです。日本のマスコミ報道を見ていると、格好のネタが出てきたと言わんばかりに過剰に恐怖や不安を煽るものが多くて呆れます。先週までは、コロナ禍で必死に頑張る飲食店を応援するネタなどを発信していたくせに、途端にその人たちを再び追い詰めるような風潮を作り出す報道ばかりして節操なさすぎ…
まだまだ不明な点が多いにも関わらず、「歴代最悪の変異株」「空気感染する」「ワクチンが効かない」など視聴者を戦慄させる言葉が並んでいます。マスコミが紹介する専門家の発言も、そんな空気を後押しするような内容が多くて、もちろん鵜呑みにする方も問題ですが、これでは不安になるのは仕方ないかも…
日本政府も、当初はアフリカ南部からの渡航制限だったのに、その翌日には全ての外国人の新規入国を原則停止してしまいました。迅速な対応だと称賛する声が上がっていますが、私にすると、マスコミが作り出した世論に迎合した部分があるように感じるし、はっきり言って無意味です。
すでに世界各地に広がっているでしょうし、各国で市中感染が確認されるのは時間の問題。かといって、ウィルスは変異を繰り返すと弱毒化するので、過度に怖がる必要はありません。南アフリカの医師も、「症状は軽いからパニックに陥る必要はない」と訴えています。既存のワクチンの効果が低いのも、それに耐性を持つようにウィルスは変異するのでごく自然なことです。早急に作ったワクチンですから、今後もイタチごっこが続くでしょう。
なのに、「ワクチンしか有効な手段がない」という意見がまかり通っていることには甚だ疑問です。ほとんどは自然免疫でコロナを撃退できているし、若年層や健康な人が重症化・死亡することは稀です。そのため、ワクチン接種率が圧倒的に低いアフリカなどでは深刻化しておらず、逆に欧州では、接種率が80%を優に超えていても感染が再拡大しているのです。接種率を100%に近づけようが、未成年に接種しようが状況は変わりません。
にも関わず、アルメニア政府は、来年1月1日から健康パスなる規則を導入する方針を発表しました。欧州各国で導入されていますが、アルメニアでも、飲食店やコンサートなどに入る際に、PCR検査の陰性証明書またはワクチン接種証明書の提示が義務付けられるかも…って、アホかー!ふざけるなー!これって感染対策が目的なんかではない最低最悪のルールです。
政府としては、未接種者に不自由な環境を作ってワクチン接種率を上げたいんでしょうけど、新たな変異株に対するワクチン効果は大して期待できない上に、アルメニアはノーマルな社会に戻っていながらも、感染が深刻化していないのだから、今更ワクチンを半ば強制する意味はありません。というか、あくまで自主性に任せるべきものです。
PCR検査も、遺伝子を増幅する回数次第で陽性率が大きく左右される曖昧なもので、現在多くの検査で使われている増幅回数は35回以上ですが、これは鋭敏すぎて偽陽性を多数生んでしまっているという指摘があります。感染爆発と騒がれた頃のNYも、実はその8割以上は偽陽性だった可能性があるそうです。だいたい症状がなければ感染させるリスクはほとんどないのに、PCRで陽性と出たら感染者扱いすること自体が問題です。
この自滅していくだけのコロナ狂騒曲は一体いつまで続くんでしょうか…世界を狂わせている張本人は、コロナではなく人間自身だということを改めて痛感します。もうすぐやってくる2022年には、この狂った世の中が少しでもまともになりますように!
もう冬の気候ですが、子供たちは元気いっぱい!
でも、寒くなってきたので風邪に気を付けないと。そのためには不安やストレスを溜めず、健康に気をつけて楽しく過ごすことが大切!
- [2021/12/01 22:02]
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