アルメニア独立30周年を記念するコンサート 

昨日は一日中ずっと雨模様の天気でした。今日は朝から澄んだ青空が広がっていますが、気温がグッと下がったようです。季節の変わり目はいつも雨がちになるので、まさに今、夏が終わりを迎えているのでしょう。秋がすぐそこまで来ているのを感じます。

いろはセンターの授業が先週から始まって、久々の対面授業をやっています。移動の手間がかかるけど、やっぱりオンラインではなく、学生たちと同じ空間にいて、リアルに顔を合わせて授業する方がいいですね。まるでコロナなどないかのように社会がノーマルに動いているアルメニアは素晴らしいと思います。

前回の記事で触れたように、9月21日はアルメニアの独立記念日でした。その祝日と土日に挟まれた20日も休みになったため、代わりに今日が通勤・通学日になっています。だから、今朝は子供たちを学校に連れて行きました。せっかくの土曜なのに早起きしたから眠い…

独立記念日の夕方は、エレバンの共和国広場でソ連からの独立30周年を記念するイベントが行われたようです。しかし、まだ戦争から1年経っていないため、犠牲者のために喪に服してイベントなどすべきではないという意見もありました。およそ1年前の悲惨な戦争のことを思い出すと、その気持ちは理解できますが、良いことも悪いことも含めて全て国の歴史。過去と真摯に向き合いながら、より良い未来のために前を向いて進まなければいけません。


私は見ていませんが、共和国広場で行われた独立記念日のイベントの映像。30周年という節目で、大規模に行われたようです。

ところで、中国の恒大集団の破綻危機が問題になっていますね。33兆円を上回る巨額負債を抱えた不動産大手が破綻したら、中国経済にのみならず、世界経済に与える影響も小さくありません。そのため、中国政府が何かしらの救済策を出すだろうという意見がありますが、私個人は懐疑的に見ています。厳しい引き締め政策を進めている中国政府が、今回のような事態を予測していなかったとは考えられません。

「共同富裕」をスローガンとして掲げる習近平政権は、過剰に膨らんだ不動産バブルを潰すために、多大な痛みや犠牲が伴うことを覚悟しているはずです。もちろん実際に不動産バブルが弾ければ、中国経済は大きく減速しますが、コロナの問題と同じように、より深刻なダメージを被るのは欧米や日本かもしれません。結局、コロナ禍でも一人勝ちして経済成長したのは中国だけですからね。この世界というのは、マスコミの報道からは見えないもっと深く大きな潮流の中で動いているのです。

さて、新学期が始まって3週間が経ちましたが、アレンとレオは楽しく学校に通っています。1年早く小学校に入ったレオも、クラスに友達ができたみたいで、来週の誕生日のお祝いパーティーに誘いたいと言っています。こういう言葉を聞くと、子供は知らない間に成長しているんだなーと痛感しますね。

1か月前から始めた水泳教室にもちゃんと通っています。いつも2階にあるカフェから二人の様子を眺めているのですが、アレンは何もつけずに泳げるようになってきたし、レオも上手にバタ足ができるようになってきました。何より楽しそうに泳いでいるのは嬉しいですね。水泳は体全体を鍛えるから、何だかアレンの体が逞しくなってきたように思います。

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学校に迎えに行くと、仲良く手を繋いで歩き始めました。もちろんケンカもするけど、仲のいい兄弟です。

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プールで泳いだ後、自分たちで髪を乾かすアレンとレオ

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テレビを楽しそうに見るレオ。絵に描いたような笑顔!

あと、昨晩は妻とクラシックコンサートに行ってきました。独立30周年を記念してオペラハウスで開かれたもので、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番と交響曲第9番が演奏されました。クラシックの定番ですね。特に「第九」として知られる交響曲第9番は、私がクラシック音楽にハマるきっかけとなった名曲で、学生時代にフルトヴェングラー指揮の名演をCDで聴いた時の感動は忘れられません。指揮者の解釈でこれほど曲調が変わるものなのか?!と大きな衝撃を受けました。

その歴史的名演には及ばないにしても、昨晩のアルメニア国立交響楽団の演奏も本当に素晴らしかったです。偶然ですが、専任指揮者のエドゥワルド・トプチュジャン氏も指揮活動を始めて今年で30年ということで、お祝いに金の指揮棒が贈呈されました。アルメニア人には珍しく、彼はとても若く見えるので、それほど長いキャリアがあることを知って驚きました。

とにかく情熱的でダイナミックな演奏と合唱は飽きることなく聴き入ることができ、最後は満場のスタンディングオベーションでした。聴力がほとんどない状態で、こんな名曲を書き上げたベートーヴェンはやはり天才!その音楽の素晴らしさに酔いしれることができました。

ちなみに明後日の9月27日は、昨年アゼルバイジャンとの戦争が勃発した日。その前日の晩、妻と合唱団のコンサートを聴きに行ったのを覚えています。それから1か月以上も激しい戦闘が続き、コンサートなどは全て中止されました。終わりの見えない悪夢のような辛い時期でした。

しかし、アルメニア人たちは、どんな苦難の歴史の中でも、常に芸術を愛し、大切にしてきました。芸術の秋というように、これからコンサートやオペラなどの上演が増えていくので、芸術の素晴らしさに触れる機会を少しでも多く持ちたいと思います。

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昨日のコンサート。前半はベートーヴェンのピアノ協奏曲で、アイルランドのピアニストが演奏しました。全体的にダイナミックさに欠けましたが、美しい演奏でした。

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後半は第九。歌手の一人はオーストラリア人で、彼の歌は素晴らしかったです。大好きな曲というのもありますが、心に響く演奏でした。

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