レオの入学決定と鮄川さんの訪問 

朝晩は涼しいですが、日中はまだ暑いですね…でも、天気予報によると、今週末からは最高気温が30℃を超える日はないようです。予報が当たれば、かなり過ごしやすくなるでしょう。

トライアルで小学校に通っていた次男のレオですが、学校側が、「このまま続けて大丈夫」という判断を下したので、無事に通学できることになりました!学校に面談に行った妻が嬉しそうに電話で報告してくれました。その知らせを聞いて、私もホッとしました。

いろいろな事情を考慮して、学校側がまだ難しいという判断をする可能性はあったし、それはそれで仕方ないと思っていました。でも、せっかく楽しそうに通っているレオに、諦めて幼稚園に戻るよう伝えることになれば、本人は落ち込むでしょうし、私も妻も忍びないです。レオの希望が叶って本当によかったです。

とはいえ、正式に1年生として登録はできないので、とりあえず来年以降に飛び級試験を受けて、合格すれば晴れて小学生になれるみたいです。トライアルが終わったとはいえ、やっぱり小さいし、どこかで壁にぶつかるかもしれません。なるべくこのまま通い続けてほしいですが、柔軟な気持ちで温かく見守っていきたいと思います。改めて入学おめでとう、レオ!

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勉強が好きなのか、家でアルメニア文字を書く練習をするレオ

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兄弟仲良く寝転んで携帯を見るアレンとレオ。二人とも小学生!

さて、先週末から昨日まで忙しくしていました。というのも、モンスターラボの社長の鮄川さんがアルメニアに滞在していたのです。今年2回目の訪問となります。今年の春から私は仕事で鮄川さんのお手伝いをしているし、また鮄川さんはアルメニアが大好きなので、多忙な出張スケジュールの中で来てくれました。

しかし、到着した時の鮄川さんは、かなり疲れ切っていました。今回の出張は、アメリカを周ってからヨーロッパに飛び、欧州内を毎日のように移動するというハードスケジュールでしたからね。カレンダーに入っている怒涛の日程を見ているだけでぐったりしそうなレベル…

それでも、大好きなアルメニアに着いたからか、空港から出てきた鮄川さんはとても嬉しそうでした。夜遅かったけど、翌日は土曜ということもあり、「一杯飲みましょう!」と誘われて、いつものホテルのロビーでいろいろ語り合いながら飲みました。こうやって今年は、次から次へと友人や知人が訪問してくれてありがたい限りです。

疲れているとはいえ、せっかくアルメニアに来たので、週末は一緒にエレバン市内を散策したり、日帰りでエレバン郊外に観光に行きました。土曜の夕方にエレバンのカスカード展望台に上がると、アララト山が美しい姿を見せてくれました。ちょうど日が暮れ始める時間で、少しずつ山が紫やピンクに染まっていき、鮄川さんも写真を撮りながら見惚れていました。

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鮄川さんが滞在中は天気に恵まれて、展望台から夕焼けに染まるアララト山が見えました。

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過密スケジュールで多忙な鮄川さんも、この景色に癒されたのではないでしょうか。

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この日の展望台からの夕焼けは、とても美しかったです。

日曜は、ホルヴィラップ修道院、セバン湖ほとりのハイラ修道院とノラドゥス村に行きました。どこも鮄川さんは初訪問。まだ少し暑いとはいえ、今は観光にはいい季節なので、今回の滞在中もアルメニアの自然や文化遺産を少しでも味わってもらいたいと思ったのです。

ホルヴィラップ修道院は、当ブログのカバー写真になっている場所で、トルコ国境に近く、アララト山が間近に迫ってきます。日曜も青空の広がる晴天で、きれいにアララト山が見えました。その雄大で美しい景色には本当に感動します。ホルヴィラップは「深い穴」という意味で、アルメニアにキリスト教を広めた聖人グリゴールが13年も幽閉されていたという地下牢があります。その地下牢に垂直のはしごで降りて入りました。また、ちょうどその日は「聖十字架の日」というキリスト教の祝日だったので、ミサを見ることもできました。

そこを後にして向かったのはセバン湖。鮄川さんは4年前の最初の訪問時にセバン修道院に行っていますが、ハイラ修道院には行ってないので、そこにお連れしました。お昼になったので、まず途中にあるレストランで昼食を取りました。セバン湖のほとりにあって、美しい見渡せるレストランで、湖で獲れた魚の料理はとても美味しかったです。シーバクソンという木の実で作ったウォッカも美味しかった!

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ホルヴィラップ修道院とアララト山。空が晴れ渡って、素晴らしい景色を満喫できました。

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聖十字架の日のミサが行われていて、司教が参列者を祝福していました。

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ホルヴィラップ修道院の裏の丘を登ると、雄大な景色が広がっています。

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アララト山も間近に見えます。すぐ向こうはトルコ です。

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セバン湖のほとりのレストラン。ここは景色もよかったし、食事も美味しかったです。ちなみにセバン湖は琵琶湖の2倍の広さ!

昼食後にハイラ修道院に向かうと、たまたま結婚式と洗礼式が行われていて、けっこう人がいました。それでも、あまり観光地化していないので、のどかな雰囲気が漂う場所です。修道院の立つ丘からはセバン湖のパノラマを眺めることができます。初訪問だった鮄川さんも気に入ってくれたようです。木陰で食事していた村人に声をかけられて、自家製ウォッカをご馳走になりました。こういう人の温かさがまだまだ残っているから、鮄川さんはアルメニアが好きなんだそうです。

それから、セバン湖の南にあるノラドゥスという村が行きました。当ブログでも何度か紹介した「ハチュカルの森」と呼ばれる場所で、9〜17世紀に作られたハチュカル(十字架石)が800以上も立ち並んでいます。「昔、外敵が攻めてきた時、人々はハチュカルに服を着せて兵士に見せかけて、それを見た敵軍がたくさんの兵士がいると思い込み逃げ出した」という逸話もあります。その独特の風景には、鮄川さんも驚いていました。

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ハイラ修道院では結婚式があって、花嫁がセバン湖をバックに記念撮影をしていました。

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ハイラ修道院とセバン湖の素晴らしい景色を満喫しました。

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移動中にこんな場所がありました。ソ連時代の廃墟のような船がいい味出してる!

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無数のハチュカルが立ち並ぶノラドゥス村の墓地。

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一つとして同じものはないと言われる様々なハチュカルを見ることができます。

元々の予定では、ノラドゥス村で観光は終わりだったのですが、鮄川さんから、「4年前の初訪問で行った半島にあるセバン修道院に行けますか?」とリクエストがあったので、急遽立ち寄ることにしました。4年前に妻が鮄川さんを連れて行き、草原に座って美しい湖面をのんびりと眺めて過ごしたらしく、鮄川さんにとって思い出深い場所なのだそうです。

日が傾き始めた時間帯で、青い湖と周囲の山々、修道院のシルエットの風景がとても美しかったです。そして、4年前と同じ場所に三人で座ってのんびりと過ごしました。「やっぱりアルメニアはいいなあ。今回も来てよかった」と、鮄川さんは言っていました。この人は本当にアルメニアが好きなんだなあと改めて思いました。そして、それほど好きになれる国と出会うきっかけを作れたことを嬉しく思いました。

とにかく、今回も一緒に旅行したり、食べたり飲んだり、いろいろ語り合ったりと楽しい時間を過ごすことができました。このアルメニア訪問が癒しになったのか、鮄川さんからは、「充電できて元気になりました!ありがとうございました!」と後でメッセージをもらいました。私と妻も、鮄川さんと時間を共にできてよかったです。忙しい中、アルメニアに来てくれてありがとうございました!また会いましょう!

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セバン修道院のある半島からも素晴らしい景色が広がっていました。

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4年前と同じ場所に座ってセバン湖を眺める鮄川さん。思い出の場所に再訪できて感慨深かったでしょう。

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鮄川さんが私と妻の写真を撮ってくれました。山と修道院のシルエットが美しい!

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鮄川さんとは我が家やレストランで毎日食事して、遅くまで飲んで語り合いました。今回も来てくれてありがとうございました!

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