二泊三日のアルメニア南部旅行(2/3) 

天候が不安定で、夕方以降に雨が降ったりします。お陰で朝晩は涼しくて過ごしやすいです。でも、天気予報によると、来週はまた40℃前後の暑さになるそうです…

一昨日、アゼルバイジャンの飛地ナヒチェバンとの国境で銃撃戦が発生し、アルメニア人兵士一人が死亡するという事件がありました。アゼルバイジャン側にも被害が出たようで、今日も同地域で銃撃戦があったらしいです。ナヒチェバンは、カラバフと違って両国の間で領有権をめぐる争いはない地域なので、この事件には驚きました。まだまだ対立が根深いことを痛感します。

アルメニア政府は、エア・アラビア航空と共同出資して、国営航空会社を設立するそうです。すでに双方は合意書に署名し、新たに設立される航空会社の名前は公募によって決定するとのこと。国営航空が運行するようになれば、アルメニアから他国へ安く飛べるようになるだろうと期待されています。コロナで停止していた欧州の格安航空も徐々に運行を再開しています。

さて、先週末のアルメニア南部旅行の2日目についてご紹介したいと思います。切り立った渓谷の崖っぷちに建つホテルに宿泊し、朝起きるとベランダからは素晴らしい景観が広がっていました。朝食を食べる所からも、その絶景を眺めることができます。なんという贅沢!ここのホテルには、また今度ゆっくりしに来たいですね。

そのホテルのすぐ近くの断崖絶壁に展望台があるので、そこにも寄ってみましたが、険しい山々と渓谷が作り出すダイナミックな景色を満喫できました。まさに息を呑むような大自然!遠くには目的地のタテヴ修道院も見えて、改めてすごい場所に建っていることが分かります。天気にも恵まれて、朝からテンションが上がりました。

九十九折の車道で谷底まで下りて、そこからまた九十九折の道で上がっていきます。道路は整備されているので、ホテルから15分ほどでタテヴ村に到着しました。まず修道院が最も美しく見える高台まで車で行きました。以前はダートだったのに、そこへ向かう道もきれいに舗装されていてビックリ!でも、ドライバーによると、1ヶ月前に舗装されたばかりだそうです。

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朝起きると、ベランダからいきなりこの絶景!すごい!

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こんな崖っぷちに建っているホテルですからね。よく建てたなー

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朝食を食べた所からも雄大な景色を望めます。子供たちは景色より携帯のゲームに夢中…

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ホテルのすぐ先に、こんな断崖絶壁に建つ天文台が!ちゃんと道があって見た目よりずっと行きやすいです。

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そこからの景色もすごかった!ハァ〜と思わずため息が出てしまいます。

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写真では分かりにくいかもしれませんが、遠くにはタテヴ修道院も見えます。

高台に着いてみると、キャンプをやっている人がけっこういました。そこから見るタテヴ修道院の姿は本当に素晴らしいから、そのまま滞在したくなるのも分かります。私たち家族、そして友人夫婦とも、ハァ〜とため息をつきながら眺めていました。アルメニアで最も美しいと言われるのも納得の景色。よくこんな険しい場所に造ったものです。私は4回目の訪問でしたが、深い感動を覚えました。

その後、修道院の敷地内に向かうと、地元の子供たちがずぶ濡れになって水を掛け合っていました。というのも、その日はヴァルダヴァルという水かけ祭だったんです。携帯を持って観光している時に水をかけられたら困るので、軽く腕を濡らすようお願いしました。私みたいなアジア人がアルメニア語で話すのに驚きながらも、腕に少し水をかけてくれました。その祭の日に水をかけられると厄災が消えると言われていますからね。その水かけ祭のお祝いで、修道院では食事が振舞われたり、民族衣装を着た合唱団が歌ったりしていました。

タテヴ修道院は、やはり素晴らしかったです。美しいレリーフが施された荘厳な建物、神聖な雰囲気に満ちた教会内部、そして周囲の雄大な自然、とにかく何度訪れても見惚れてしまいます。友人夫婦の奥さんも、これまで訪れたアルメニアの教会の中で一番よかったと言っていました。エレバンから離れているけど、連れて来た甲斐がありました。

ゆっくりと観光してから、帰りはロープウェイに乗りました。全長5.7kmのギネスにも認定されている世界最長のロープウェイです。子供たちはそれを楽しみにしていたので、「今からロープウェイに乗るぞ!」と言うと大喜びしていました。乗り場に行くと、ちょうど10分後に出るとのこと。チケットを買って乗りました。動き出すとすぐに眼下に素晴らしい渓谷の景色が広がります。高所恐怖症の人は乗るのは無理かもしれませんが、息を呑むようなダイナミックな景色を10分間楽しめます。

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アルメニアで最も美しいと言われるタテヴ修道院の絶景。こんな険しい場所に立派な教会をどうやって建てたのかと驚きます。

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みんなで絶景を満喫しました。水かけ祭だったから、子供たちは水鉄砲で遊んでいました。

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9世紀に基礎が作られた聖パウロ・ペトロ大聖堂。とても荘厳な建物です。

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地震予測や敵の侵略を知らせるのために建てられたと言われる石柱も残っています。

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水かけ祭のお祝いで、合唱団が歌っていました。元々は古代宗教の祭ですが、今はキリスト教の祭となっています。

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断崖絶壁に建っているから、教会からも雄大な景色を眺めることができます。

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広い教会内部にはたくさんロウソクが灯されて、神聖な雰囲気に満ちています。有名な神父も来ていました。

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私たちもロウソクを灯してお祈りしました。

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子供たちが楽しみにしていた世界最長のロープウェイに乗りました。

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ロープウェイからは九十九折の車道が見えます。行きはこの道で移動しました。

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絶景を楽しめるこのロープウェイも、今では有名な観光名所となっています。

待っていた車に乗って、次は世界最古の天文台カラフンジュに向かいました。ゾラツ・カレルとも呼ばれる場所で、何もない荒野に人工的に石が並べられていて、その石には様々な角度で穴が穿たれています。古代人がその穴から天体観測していたのではないかと言われており、なんと約7500年も前に遡る遺跡。あのイギリスのストーンヘンジより3500年も古い世界最古の天文台なんです!ただ、これは墓地だという説を唱える専門家もいます。

着いた時にはちょうど誰もいなくて、静かにその遺跡を観光することができました。開けた荒野にあるから、強い風が吹いていました。でも、風の音しか聞こえない中で、その不思議な光景を見ていると、古代へのロマンを一層強く感じます。妻は、自然に心が落ち着くのか、お気に入りの場所のようです。古代人が一体何のために作ったのか、まだ謎に包まれた場所ですが、気が遠くなるほど古いものであることは確か。やっぱりアルメニアの歴史はすごい!

その後は宿泊先のホテルに向かいました。イェへギスという小さな村にあるホテルで、すぐ目の前に険しい岩山がそそりたっていて、写真を見た妻が前から泊まってみたいと言っていた所。ホテルに近づくにつれて、周りの自然が圧倒されるほど険しくなっていきます。私もその地域に行くのは初めてで、車からその光景に見惚れていました。アルメニアって知れば知るほど奥が深い!

到着したホテルは、まさに写真どおりのすごい立地でした。目の前に立つ岩山は少し夕日に染まっていて、とても美しかったです。それを眺めながらビールを飲んだり、ギターを弾いたりして贅沢な時間を過ごしました。犬や猫が飼われていて、子供たちも楽しそうに過ごしていました。ホテルの夕食も、そして地元のワインもとても美味しかったです。

その日もたくさん観光して、移動距離も長かったし、やはり子供連れだと疲れましたが、天気にも恵まれて、感動に満ちた充実の1日となりました。旅行最終日のことについては、また次回の記事でご紹介したいと思います。

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世界最古の天文台と言われるカラフンジュ。荒野に石が並んでいます。

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明らかに人工的に並べられた石。古代へのロマンが掻き立てられる光景です。

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一部の石には穴が穿かれていて、ここから天体観測したと言われています。

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2日目のホテルの前には巨大な岩山がそそり立ち、圧倒的な景色が迫ってきます。夕日に染まって美しい!

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アレンとレオが、その絶景の前でボール遊び。自然豊かな場所で落ち着きます。

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そして、その絶景をバックにビール!今日も楽しかった!お疲れさま!

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