片岡さん、来てくれて本当にありがとう! 

今日は天皇誕生日ですね。例年であれば、アルメニアを含め世界各国の日本大使館がその時期にレセプションパーティーを開くのですが、今年はもちろんコロナで中止になりました。代わりに、大使館からお祝いのメッセージが届けられました。

天気予報どおり、先週末から寒くなって、土曜は雪も降りました。そんな中でも、エレバン中心部ではパシニャン首相の辞任を求めるデモが行われたようです。戦争後からずっと同様のデモが行われていますが、あまり多くの市民の賛同は得られていないみたいです。

先週の金曜2月19日は、アルメニアの偉大な作家ホヴァネス・トゥマニャンの誕生日で、「本を贈る日」となっています。アレンとレオは学校や幼稚園で本のプレゼント交換をしたそうで、私も息子たちに絵本をプレゼントしました。そういえば、両親の話によると、私は小さい頃に活字が大好きで、ひたすら本を読んでいたそうです。確かに、他の子供たちとほとんど遊ばず、本屋に行っては何時間も立ち読みしていた記憶があります。

ところで、10日前に日本の東北地方で地震がありましたが、同日にアルメニアでもマグニチュード5弱の地震があったことをお伝えしていませんでした。震源地はエレバンから約10キロ南で、エレバン市内もかなり揺れたそうです。「そうです」と書いたのは、私と片岡さんはちょうど車で移動中だったため、全く揺れを感じなかったからです。幸い、地震による大きな被害はありませんでした。

その片岡さんですが、昨日のお昼に帰国の途につきました。そして、無事に日本に到着したと今日メールがありました。ここで出発前に受けたPCR検査の結果は陰性で、さらに日本到着時のPCR検査の結果も陰性でしたが、帰国後2週間は自主隔離しなければいけないため、その間は自身の会社のオフィスで寝泊りするとのこと。日本に帰ってからが何かと面倒ですね…それでも来てくれたことに改めて感謝です。

お陰さまで、1年ぶりの再会は素晴らしい思い出になりました。一緒に食事したり、旅行したり、いろんな人に会ったり、楽器を演奏したりと、楽しい日々はあっという間に過ぎていきました。先週、日本にいる愛犬が病気で急死するという悲しい出来事がありましたが、片岡さんは私たちの前では決して涙を見せず、「戦争で家族を亡くしたアルメニアの人たちに比べれば大したことない」と笑顔で明るく振る舞っていました。それでも一人の時は、家族同然だった愛犬のことを思い出して悲しみに暮れていたそうです…

片岡さんは、ここで友人や知人と再会した時にいつも、「去年のカラバフ戦争の時に、大切な人が突然いなくなってしまうかもしれないと思ったから、会える時に会いに行こうと決めた」と言っていました。アルメニア本土に戦火が及ぶ可能性は低かったですが、志願兵として戦地に向かった知人がいましたからね。人の繋がりを大切にする片岡さんらしい言葉だと思います。そして、実際にアルメニアに来てくれた優しさと行動力には胸を打たれます。

最終日の夕食会で私も、「”生きる”というのは、ただ死なないことではない。本当に”生きる”というのは、一度きりの人生を楽しむこと。だから、会いたい人に会って、やりたいことをやって悔いのないように生きるべきだ」と言いました。そうやって自分は生きてきましたが、コロナと戦争を経験し、片岡さんと久しぶりに会って、やはりそれが大切なんだと改めて思いました。

私も片岡さんも、別にコロナの問題を軽んじている訳ではありません。ただ、今の世界の状況は、あまりにもバランスを失い過ぎていると感じるのです。少し違う視点からネットなどで調べれば、様々な専門家の意見や科学的データがあるにも関わらず、大手メディアが流す情報ばかりに振り回され、恐怖と不自由さが蔓延する社会に疑問を持っているのです。その中で、多くの人が大切なものを見失ってはいないでしょうか…

一時は世界トップレベルで感染が深刻だったアルメニアですが、今は感染者が急増することもなく、状況はかなり落ち着いています。もちろんコロナが完全に消えた訳ではないし、重症患者や死者は出ていますが、それはどんな病気でも同じこと。コロナと戦争という試練を経験しながらも、社会がほぼノーマルに動いているアルメニアで過ごした時間は、片岡さんにとって有意義なものとなったはずです。私も、改めて大切なものとは何かを考えさせられました。

とにかく、いろいろ面倒な状況の中、アルメニアまで会いに来てくれて、片岡さんには心から感謝しています。一緒に楽しい時間を過ごして、今回もいい思い出がたくさんできました。かけがえのない素晴らしい友人に恵まれたことを幸せに思います。片岡さん、本当にありがとうございました!またなるべく早いうちに会いましょう!いつでも待っています!

ちなみに、来月も大切な友人が来ることになりました。2年半ぶりの待ちに待った再会。訪問の知らせを聞いて、妻も子供たちも楽しみにしています。昨年はコロナ禍で人の行き来がほとんどありませんでしたが、今年は早々に嬉しい再会が続き、きっと素晴らしい1年になるという希望は叶えられそうです。そうなるように、日々を幸せに笑って過ごしていきたいと思います。

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片岡さんがお気に入りのジャズクラブ。この日は、ビートルズをジャズ風にアレンジしたライブで、とても聞き応えがありました。

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ジャズクラブには私の元学生も一緒に行って、楽しい時間を過ごしました。

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片岡さんがいつも絵を買う青空市場のお店の人たちと。コニャックを御馳走してくれました。

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我が家で何度か食事しました。お土産にもらった富士山グラスで乾杯!

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私たちからも、妻が翻訳した「ノルウェイの森」や財布などをプレゼントしました。

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アレンにベースを教えてくれる片岡さん。この後、私と片岡さんは一緒に演奏しました。

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片岡さんに抱っこされてキスをするレオ。アレンもレオも片岡さんに懐いていました。

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こうやって4人で手を繋いで歩くこともありました。

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友人のルザンさん宅で食事会。みんなと夜遅くまで楽しい時間を過ごしました。

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最後の夜まで片岡さんと一緒に楽しく過ごしました。私の隣の男性は、志願兵として戦っていました。無事に再会できたことを喜び合いました。

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妻と空港まで見送りました。片岡さん、来てくれて本当にありがとうございました!また来てください。いつでも待っています!

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