結婚9周年を家族でお祝い 

混迷している今回の米大統領選。トランプ陣営は、不正があったと激戦州の集計差し止めを請求したため、結果を巡って法廷闘争になる可能性が出てきました。メディアは、負けを認めたくないトランプ氏の抵抗だとか、往生際が悪いだとか相変わらず民主党寄りの報道ばかりが目立ちます。選挙前もバイデン氏の有利を伝えるものが多かったですが、実際はフロリダ州でもトランプ氏が勝つほどの大接戦になりました。

問題の郵便投票については、著名な知識人でさえ、「明らかに不正の温床になる」とずっと否定的でした。実際に、投票総数が有権者登録数を上回るという事態まで起きたそうです。なのに、メディアの多くは、証拠が示されていないとして、トランプ候補の会見を打ち切りました。現職の大統領の会見を打ち切るなんて妙な意図を感じます。ただ、元々アメリカの選挙システムは不正が起こりやすく、これは今に始まったことではありません。とにかく最終的にどちらが勝ったとしても、アメリカ国内はかなり混乱するでしょう…

昨日は、私と妻の結婚9周年でした。その日ぐらいは妻と二人きりでデート!と思いましたが、夕方にレゴ教室があったので、子供たちも一緒にお祝いのディナーをしました。場所は、レゴ教室の近くの中華レストラン。レオの4歳の誕生日もそこでお祝いしたんですが、キッズスペースがあって便利なんです。今回もアレンとレオが楽しそうにずっと遊んでいました。そこのホワイトボードに、レオがずっとアルメニア文字を書いていたのが可愛らしかったです。

食事も美味しかったし、家族みんなで乾杯しました。アレンとレオも、「おめでとう!」と言ってくれたのが嬉しかったですね。二人の子供を産み育ててくれて、いつも優しく支えてくれている妻に改めて感謝です。1か月以上も戦争が続き、暗く重い空気が国全体を覆う中、こうやって家族で記念日をお祝いできるのは本当に幸せなことだと思います。こんな時、家族がいると余計に心配にもなりますが、やはり一番大きな心の支えとなっています。一刻でも早く平穏な日々が戻ってほしいと思います。

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昨日のレゴ教室で、アレンはドリルを作りました。完成した作品が動いて嬉しそう!

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レオは自由に何か作っていました。

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レストランのキッズスペースで、アルメニア文字を書き続けるレオ。自然に覚えてしまったのがすごい!

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大変な状況の中、家族で結婚9周年をお祝いできて良かったです。リリット、これからもよろしく!そして、いつもありがとう!

その戦争の状況ですが、現在も前線では戦闘が続いています。重要な拠点となるシューシの街の数キロ圏内にアゼルバイジャン軍が迫っているため、破壊工作部隊が侵入を試み、カラバフ軍がそれを撃退するという攻防が続いているそうです。地理的に攻略が困難な場所なので、アゼルバイジャン軍にも相当の損失が出ているという情報もありますが、かなり緊迫した状況ではあります。しかし、トルコの支援を受けて、大量の近代兵器とシリア人傭兵を投入したアゼルバイジャンにすると、ここまで戦闘が長引くのは予想外だったでしょう。

また、ラチン回廊と呼ばれる、アルメニア南部とカラバフを繋ぐ幹線道路のある地域でも、同様の攻防が続いているようです。生命線とも言えるこの供給路を断たれると、カラバフ軍にとって死活問題となりますから、昨日は大規模な掃討作戦が遂行されました。大きな成果を挙げたと聞いていますが、いずれにしてもシューシやラチンという重要な場所で戦闘が続いており、戦局は山場を迎えているのかもしれません。

シューシやステパナケルトなどの市街地への激しい砲撃も続いています。昨日は、ステパナケルトで民間人3名が亡くなったとのことです。戦争勃発から現在までに53名の民間人が亡くなりました。一昨日は、アルメニア領内のゲハルクニク州の上空を4機の軍事ドローンが飛行し、全て防空システムによって撃墜されたそうです。アルメニア南部の村も砲撃を受けて、民間人に死傷者が出たという情報もあります。

そして一昨日、前線で負傷した兵士を搬送していた救急車が、アゼルバイジャン軍部隊の待ち伏せを受け、アルメニア人衛生兵1名が銃で撃たれて亡くなったとのことです。同衛生兵は、アゼルバイジャン軍部隊がアルメニア軍の制服を着ていたため、救急車を降りて近づいたところを銃撃されたと聞いています。救急車も銃撃を受けて峡谷に落ちましたが、幸い、運転手と搬送中だった兵士は命を取り留めたそうです。

民間人や衛生兵までが犠牲になり、本当に酷いことだと思います。しかし、これが戦争というものなのでしょう。戦時国際法などのルールがあっても、所詮は勝つか負けるかの綺麗事が一切通用しない世界…前回の記事に書きましたが、常に生と死が隣り合わせの戦場では、まともな思考や価値観、感性や人格など容易く崩壊してしまいます。悲しいかな、その醜い人間の本質というのは大して進歩しないのかもしれません。

この戦争でも、すでに多くの犠牲と悲劇が生まれていますが、そこから人間は、そして世界は何か学ぶことができるのか甚だ疑問です。どういう形で終結しても、憎悪の連鎖は断ち切れず、また同じことが繰り返される危険が続く可能性は否定できません。ただ、私含め多くの人が、戦争がいかに残酷なものか痛感したのは確かです。

だからこそ、当ブログで戦争に関する記事を書き続けています。やはり住んでいるアルメニア側の見解や情報に偏ってしまいますが、当然アゼルバイジャンでも悲惨な出来事はたくさん起こっているはずです。私が何より伝えたいのは、戦争ほど悲惨で、平和ほど尊いものはないということ。私の現地からの発信を通して、それを少しでも多くの人に考えてもらえたら幸いです。


アルメニア系の米国ロックバンド「System Of A Down」が、アルメニアとカラバフのために15年ぶりの新曲を発表しました。PVには、戦時下にあるカラバフの実際の映像が使われています。


もう一つの新曲。これらの曲の売り上げは全てアルメニアの人道支援のために寄付されるそうです。大好きなバンドで、エレバンで行われた虐殺百周年の無料コンサートも見に行きました。

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