アゼルバイジャンとの軍事衝突が発生 

日中は35℃近くまで気温が上がって暑い!週末はさらに暑くなるみたいだし、仕事が少し落ち着いたので、私は家族と郊外の避暑地に出かけるつもりです。ちなみに、今週日曜は「ヴァルダヴァル」という水かけ祭の日ですが、今年はもちろん新型コロナの影響で大規模には行われません。この暑さの中でもし例年のように開催されたら、かなり盛り上がったでしょうね。

その新型コロナのアルメニアの状況ですが、現在までの感染者数は34,001人、死者は620人。その日の検査数にもよりますが、感染者の増加ペースは減ってきているように思います。陽性率は明らかに下がっており、保健省の発表でも、再生産数は1を下回っているそうです。

しかし、ここ最近は、新型コロナ以外のニュースで国内は騒然としていました。その一つは、第二の都市ギュムリを襲った大規模な雹害。激しく降り続いた雹によって、街中がまるで北極のような風景に一変しました。最初ネットで見た時は、合成写真を使ったフェイクニュースだと信じて疑わなかったほど…幸い死者は出なかったようですが、街や住民は大きな被害を受けたそうです。


当日のギュムリの様子を捉えた動画。真夏の7月にこんな災害が発生するとは驚きました…

そして、ここ数日ずっと問題になっているのは、アゼルバイジャンとの激しい武力衝突。先週の日曜、アルメニア北東部にあるタブシュ地方の国境地帯で、両国軍による攻撃の応酬が発生して双方に死傷者が出たのです。日本でも報道されたらしく、日本の両親から「大丈夫か?!」と心配するメールがありましたが、お陰さまで私と家族は平穏無事に暮らしています。

いつものことですが、問題の地域以外では特に影響は出ていません。武力衝突が発生した国境地帯も、一昨日から小康状態に戻っているとのこと。しかし、今も緊張状態が続いているため、アルメニア人兵士1人が銃撃によって負傷したというニュースを目にしました。

最も戦闘が激しかった3日間で、アルメニア側は4人の兵士が亡くなり、同地域の村々にも甚大な被害が出ました。アルメニア側の情報によると、報復攻撃を受けたアゼルバイジャン軍はもっと甚大なダメージが出たらしく、10人以上の兵士が命を落としたそうです。私も二児の父親なので、この戦争の悲劇には胸が痛みます

4年前にナゴルノ=カラバフの境界線で発生した武力衝突に比べると、規模や被害は小さいですが、今回もお互いに愛国心と相手国への憎悪が一気に高まりました。特にアゼルバイジャン側は、独裁体制であることに加え、最近は和平交渉からの撤退を示唆するなど強硬姿勢を強めているため、反アルメニア感情が激しく煽られています。国防省に至っては、「我々はアルメニアの原発をテロ攻撃できる」と脅迫する発言まで行いました。

こんな状況だと、ただでさえ解決の糸口の見えない両国の対立が悪化するのは避けられません。この不可逆的な憎悪の連鎖には、やるせない悲しみと怒りを感じます。新型コロナのような感染症はいずれ自然に収束しますが、この領土を巡る争いには全く終わりが見出せません。

恐らく、今後もずっと同様の武力衝突が発生しては尊い命が失われていくでしょう…そう考えると暗澹たる気持ちになります。その犠牲によって新たな憎悪や争いが生まれるのではなく、真の平和がいつか築かれてほしいと切に願います

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記事とは関係ありませんが、アレンが「寿司を食べたい!」と言うので家族で外食しました。上手に箸を使って美味しそうに食べていました。

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レオも頑張って箸で食べようとしていました。でも、やっぱりちょっと難しかったみたい…

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食後に、レストラン近くの公園で兄弟仲良く遊ぶアレンとレオ

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息子たちが大きくなるまでに、周辺国との和平が少しでも前進してほしいと思います。

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