ホヴァナ修道院とサフモサ修道院を訪問 

天気のいい日が続いています。もう半袖で十分なほど暖かい、というか暑いぐらい。なので、けっこう伸びていた髪を切りました。サッパリして気持ちいです。昨日は久しぶりに展望台に行って、美しいアララト山の景色を眺めました。

前回の記事でお伝えしたように、アルメニアは今週からバスや地下鉄の運行が再開し、ほとんどの経済活動が再び動き出しました。私も昨日バスに乗ってみたら、ルールに従って乗降口に消毒液が置いてあるし、乗客もみんなマスクと手袋をしていました。エレバン中心部では警察が厳しく取り締まっているというニュースを見ましたが、一人でもマスクを着用していないのが分かると乗客全員が降されていましたね。

まあ、規制が緩和されてすぐの今は市民も緊張感を持っているため、けっこうルールが守られるでしょうけど、アルメニアのことだから徐々に緩くなっていく気がします。この初夏の陽気もあって、人々もどんどん開放的になっていくでしょうしね。

というか、すでに緩くなってしまっているのか、ここ最近は毎日200〜300人とすごい勢いで新型コロナの感染者が増えています。これまでの感染者数は5271人、死者は67人となっています。ついに5千人超え!保健省が予想した通り、このペースだと来月上旬には1万人に達しそうです。

この現状に対して政府は、「ウイルスは存在しないとか世界的な陰謀だというデマが広がったり、市民の警戒心が薄れたりしていて危険だ!」と怒っていますが、私にすると、実質的に集団免疫の方針に転向したように思います。いくらルールを設けても、人の社会生活や移動が戻っていくと感染リスクが拡大するのは不可避ですからね。

しかし、今はそれしか有効な手立てがないのも確か。ロックダウンは医療崩壊を防ぐ上で一時的に有効ですが、さすがに何ヶ月も続けるのは無理なので、ある程度の犠牲やリスクを覚悟しながら、徐々に自然免疫を獲得していくしかありません。もちろん年齢や健康状態に関係なく致死率がかなり高い病気だと話は別ですが、新型コロナはそうではないので、とりあえずアルメニアの現状を私は受け入れています。

と書くと、楽観的すぎるとか冷徹だと批判されそうですけど、私だって罹患したくはないし、他人に感染したくもないし、そして二児の父親なので不安な気持ちがない訳ではありません。ただ、ワクチンが実用化されるまでの時間やロックダウンによる影響、この病気の危険性など様々なことを考えると、ある程度のリスクは割り切り、一定のルールの中で通常の生活を送るしかないかなとも思うのです。

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久しぶりに展望台からエレバントとアララト山を見渡しました。青空に映えるアララト山の雄姿に見とれてしまいました。

さて、この初夏の陽気に誘われて、私も家族と日曜に少し遠出してきました。妻が、子供たちを自然がきれいな場所に連れて行ってあげたいということで、日帰りでホヴァナ修道院とサフモサ修道院を訪問しました

二つともエレバンから車で30分ほどの場所にあり、私の元学生のティグランに運転をお願いしました。彼と会うのも3ヶ月ぶりぐらいでしたね。日本語ガイドをしている彼は、新型コロナの影響で仕事がなくなってしまい大変なようですが、とりあえず元気そうで安心しました。

その二つの修道院には、私と妻は行ったことがあって、当ブログでもご紹介したことがあります。どちらも切り立った断崖絶壁の傍に建つ12〜13世紀の古い修道院で、教会のレリーフや雰囲気も素晴らしいんですが、そのロケーションは一見の価値ありです。(過去の記事はこちらこちら

「まだ人出も少ないだろうし、家族で静かにのんびりできるかな」と思って行ってみると、日曜日ということもあって、多くのアルメニア人の訪問客が来ていました。まるでウイルスの問題なんてないかのような賑わい。まあ、天気がいい日に家に閉じこもっているのも体に悪いですからね。自然が美しく、空気のきれいな場所で気分転換するのも大事です

特に、サフモサ修道院の周辺は広々とした草原になっていて、そこでは同じような家族連れが楽しく過ごしていました。私たちも座って休んだり、アレンとサッカーしたり、雄大な景色を眺めたりと充実した時間を過ごすことができました。もちろん、どちらの教会でもロウソクを灯して、今の状況が少しでも早く収束するよう祈りました。

久しぶりの遠出だったので、やっぱり疲れましたけど、妻も子供たちも楽しく過ごしてリラックスできたようです。私もいい息抜きになりました。これからさらに明るく暑くなっていきますから、時々こうやって自然豊かな場所に出かけたいなあと思います。

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最初に訪れたホヴァナ修道院。状況が早く改善するように、そして何より健康を祈りました。

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ホヴァナ修道院すぐ裏の切り立った断崖絶壁。雄大な景観が広がっています。

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次に訪れたサフモサ修道院の敷地でのんびり。子供たちはおにぎりを食べました。

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その草原でアレンとサッカーをしました。しかし、けっこう人出があって驚きました。

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草原には花が咲いて、牛が放牧されていました。空気も澄んでいて気持ちいいー

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サフモサ修道院の裏も断崖絶壁。深い渓谷の向こうにアララト山が見えています。

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