今だから心に響くメッセージ
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五日連続の更新です。今日も新型コロナウイルス関連のニュースがいろいろとあります。まず、検査を受けて自主隔離していたパシニャン首相夫妻は陰性だったそうです。感染している可能性はほぼゼロでしたけど良かったです。
ここからは悪いニュースで、感染者がまた増えて合計23人になりました。うち一人は隔離されていた小学生で、接触した可能性のある学校の生徒や教師らが新たに隔離されたそうです。その子もクラスターが起こったエチミアジンの出身で、このニュースに同市の人々が混乱していると聞いています。
そのエチミアジンでは、大規模な消毒作業が行われています。エレバン市内のショッピングモールは、感染拡大を防ぐため1週間閉鎖することにしたそうです。アルメニア外務省は、国民に不要不急の海外渡航を控えるよう呼びかけ、欧州の多くの国々からの帰国者に対して14日間の自主隔離を要請する方針を取っています。
気持ちが暗くなるニュースばかり続く今、妻がネットである素敵な言葉を見つけました。ローマ教皇が、移動や外出が制限されて不便な生活を強いられているイタリア国民に送ったメッセージだそうです。シンプルだけど、今まさに心に響くメッセージ。私がアルメニア語を意訳したものですが、以下に載せておきます。
今日眠りにつく前に、また自由に外出できる日を思い浮かべなさい
再び抱き合える瞬間、家族と買い物に出かける週末を思い浮かべなさい
カフェでコーヒーを飲み、人々が触れ合う、そんな生活が戻る日を思い浮かべなさい
今の現実が過去になっていく中で、普段の生活がどんなに素晴らしい贈り物なのか気づくでしょう
当たり前に見えた全てのものが愛おしく思えて感謝するでしょう
また共に笑顔で会いましょう!みなに力と勇気を!
新型コロナウイルスの感染拡大で、五輪延期や景気悪化などが危惧されていますが、私たちが失いつつある最も大切なものとは、何気ない普通の生活ではないでしょうか。子供たちが学校に通い、集まりやレジャーを楽しみ、行きたい場所に行って、会いたい人に会う…それら全ては、たった2ヶ月ほど前まで特別なことではありませんでした。
今は、目に見えないウイルスへの恐怖から、そんな日常を送れない人たちが数多くいます。ここアルメニアもそうならないとは言えません。すでに生活に様々な影響が出ていて、社会に不安が広がりつつあります。誰もが感染のリスクに怯えず暮らせるようになるには時間が掛かるでしょう。
しかし、いつか必ず収束します。また普通の生活が戻ってきます。その時には、何気ない日常、見慣れた風景、人との触れ合いに大きな幸せを感じられるのではないでしょうか…今回ご紹介したメッセージは、改めて大切なことに気づかせてくれたように思います。
次第に不安が広がっていますが、私たち家族は元気にしています。みなさんも体には気をつけてください!
- [2020/03/15 21:59]
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