アルメニアからメリークリスマス!
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ソレイマニ司令官殺害によって、アメリカとイランの対立が急激に悪化していますね。2020年の世界情勢は波乱の幕開けとなりました。両国の全面戦争も危惧されていますが、恐らくそうはならないと思います。もし戦争になれば、イラクのように泥沼化するのは避けられず、どちらもそれは望んでいないはずです。
とはいえ、イランがテロなどの間接的な手段で報復したり、核開発を一気に進めたりという可能性はあるので、いずれにしても中東情勢がさらに不安定になるのは必至。同時に、この地域における米国離れと中露の影響力拡大も加速するでしょう。イランはアルメニアの隣国ですから、今後の成り行きを注視したいと思います。
さて、一昨日トビリシから無事にエレバンに戻りました。同じようにトビリシで新年を過ごすアルメニア人が多いため、帰りはイミグレが混雑して長く足止めされるかも…と心配でしたが、意外にも空いていてスムーズに国境越えできました。とはいえ、やはり陸路で6時間の移動は疲れますね。帰宅してホッとした途端に、私も妻も一気に疲れが出ました。
今日1月6日はアルメニアのクリスマス。昨晩は、教会のミサに行ってロウソクの火をもらってきました。クリスマスイブに肉食はしないので、ドライフルーツのピラフと魚料理を食べ、赤ワインで乾杯しながら家族とクリスマスを祝いました。日本は今日から仕事始めだと思いますが、アルメニアはクリスマスの翌日、つまり明日までお休みです。
近所の教会では、多くの人がクリスマスイブのミサに参列していました。
アルメニアでは、イブの教会の火は「聖なる火」とされ、みんな家に持って帰って灯します。
クリスマスは家族で静かに祝うのが習わしなので、今年も家族だけで夕食。メリークリスマス!
それでは、楽しかったトビリシ旅行の後半を振り返りたいと思います。トビリシの最終日は、ロープウェイで古い要塞跡が残る高台に上って、美しい街並みを眺めました。ちなみに、ロープウェイ乗り場の行列のほとんどもアルメニア人でした。アルメニア国内のリゾート地が異常に高いから、隣国のジョージアで過ごそうと思うのは当然ですよね。
その夜は友人たちに久しぶりに会って食事しました。ジョージア人日本語教師の二人と、日本人・ジョージア人ご夫妻とご子息で、約2年半ぶりにみんなに会いました。食事も美味しかったし、会話にも花が咲いて楽しい時間を過ごすことができました。その後も、日本語教師の男性とは二人でバーで遅くまで飲んで語り合いました。こうやって気の合う友人がいるのだから、今後はもっと頻繁に来れたらと思いました。
トビリシ名物のロープウェイ。子供たちはとても喜んでいました。
高台からはトビリシの街を見渡せます。ここもアルメニア人だらけでした。
久しぶりに友人たちと再会して夕食会。楽しいひと時でした。
さらに久々の再会は、アルメニアに戻ってからも続きました。ジョージアとの国境近くにあるハグパット村に寄って、そこに住むアルメニア人の友人家族と5年ぶりに会ったのです。その村には世界遺産に登録されているハグパット修道院があり、彼らとは20年前の旅行時に出会いました。その出会いについては、過去の記事をどうぞご覧ください(該当記事)。
久しぶりに、そしておめでたいお正月に訪問した私たちを、友人と奥さんは満面の笑顔で迎えてくれました。次男のレオは初対面で、私たちに新しい家族が増えたことも心から祝福してくれました。アルメニアの片田舎に住む友人と、20年経った今も変わらず繋がっていることに胸が温かくなりました。
新年の健康と幸せを祈りながら、自家製の強いウォッカで乾杯して、お互いに5年ぶりの再会を喜び合いました。エレバンから離れているとはいえ、こうやっていつも優しく迎えてくれる大切な友人がいるから、ハグパット村にもなるべく頻繁に来れたらと思いました。
ハグパット村の友人家族と嬉しい再会。アルメニアで過ごす今年最初の日は素晴らしい1日となりました。
世界遺産のハグパット修道院も訪問。何度来ても見応えがあります。
修道院でロウソクを灯して、新年の健康と幸せを祈りました。
ハグパット村からエレバンへの道は雪が積もっていました。やはりアルメニアはジョージアより寒く感じます。
友人宅を後してエレバンの自宅に帰ると、義母が子供たちのためにプレゼントを用意してくれていました。「サンタがまたプレゼントをくれたー!」と大喜び。今年は二回もプレゼントをもらう機会があったから最高のお正月になったことでしょう。妻にとっても、初めてトビリシで過ごした年越しは新鮮で楽しかったようです。
私にとっては、友人たちとの再会を果たして素晴らしい旅行、そして幸せなお正月となりました。まだ年が明けたばかりですが、今年もいい出会いや縁に恵まれる素敵な一年になるような気がします。
人体の解剖図を作れるキットをもらったアレン。早速がんばって作っていました。
文字や数字を学べるマグネットボードをもらったレオ。アレンと同じく、自然に英語やロシア語の文字、ひらがなやカタカナを覚えてしまいました。
- [2020/01/06 16:32]
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