アルメニア文字芸術が無形文化遺産に登録! 

昨日フィリピンのミンダナオ島で、また大きな地震が発生しました。私たち家族が滞在していたダバオもかなり揺れたそうで、友人たちは、「これまでで一番の揺れだったかも…」と言っていました。幸い友人や知人には被害はありませんでしたが、建物倒壊や死傷者が出たと報じられています。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

さて、土曜の夜は働いている現地のIT企業のクリスマスパーティーが行われたので、妻と参加してきました。エレバンで最も大きな複合施設のホールを貸し切って開催されたパーティーはすごかった!去年もけっこう派手でしたが、今年はそれを大きく上回る規模と内容で、もう3年以上働いている会社なのに、その成長ぶりに改めて驚かされました。

ユーロビジョンに出場した有名なアルメニア人歌手も登場して、会場は大盛り上がりでした。雰囲気も良かったし、食事もお酒も美味しかったし、妻と楽しい時間を過ごせました。子供を寝かさないといけないので、残念ながら私たちは早めに帰りましたが、パーティーは深夜遅くまで続いたようです。きっとかなり盛り上がったでしょうね。

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大きくてド派手なパーティー会場。自分が働いている会社ですが、その規模に圧倒されました。

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3年前のユーロビジョンに出場した歌手イヴェッタ・ムクチャンが登場。他に出演したバンドや歌手もよかったです。

フィリピンから戻ってきて数日たちましたが、まだ私も妻も疲れが残っています。それでも楽しかったという印象の方が圧倒的に強く、妻は写真を見ては、「まるで天国のようだった…」と旅の思い出に浸っていますね。本当に素晴らしい家族旅行でした。

今回こそは旅の後半についてまとめようと思いましたが、また別のテーマについて書きたいと思います。というのも、記事タイトルにあるように、アルメニア文字芸術がユネスコの無形文化遺産になったのです!先週コロンビアの首都ボゴタ(私が昔住んでいた街!)で開かれたユネスコの委員会において、全会一致で決定されたそうです。

アルメニア文字は、5世紀初めに聖人メスロプ・マシュトツによって創られたとても歴史ある文字。聖書などの古い写本では、動物や植物、また想像上の生き物などを模った装飾文字を見ることができます。また、刺繍などでも、同じように美しい文字芸術が縫われたりします。

その歴史と芸術性や表現性が高く評価されて、ユネスコの無形文化遺産の代表リストに登録されました。ちなみに、アルメニアの伝統的なパンのラヴァシュも無形文化遺産に登録されています。調べてみると、他に伝統楽器のドゥドゥクやコチャリという民族舞踊、十字架石ハチュカルなども登録されているんですね。

とにかく、新たにアルメニアの文化が貴重な人類の遺産として認められたことを嬉しく思います。その美しい文字芸術は、エレバンの古文書博物館マテナダラン内に展示されている写本で見ることができるので、アルメニアに来られた際には是非足をお運びください!

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友人のダグラス・聖美さん夫妻に贈った刺繍。二人の名前がアルメニア文字で縫われています。この文字芸術が無形文化遺産に登録されました。

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エレバン中心部にあるマテナダラン古文書博物館。世界的にも貴重な写本が数多く保管されています。銅像の人物は、アルメニア文字を創ったメスロプ・マシュトツ

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