アルメニアのIT教育機関 TUMOセンター 

暑い日が続いています。予報通り、日中は40℃近い暑さ…夏のアルメニアの太陽光は強くて、日向の体感温度は軽く40℃を超えていると思います。ただ乾燥しているから、日陰や屋内はけっこう涼しいですけどね。

昨日発生した京都アニメーションの火災は、34人もの死者を出す平成以降で最悪の放火事件となったようです。本当にひどい…亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

さて、週末から日本のお客様のアテンドでまた数日忙しくなりそうです。沖縄の方なので、この暑さも大丈夫かもしれませんが、熱中症には気をつけないと。今回は地方にあるIT教育機関を訪問する予定です。アルメニアの地方は開発から取り残されたままですが、そんな環境にいる子供たちに知識や技術を与えようという素晴らしい活動を見学できるので、私も楽しみにしています。

もちろんエレバンにあるTUMOセンターも訪問します。ここは必ずお客様をお連れする定番の場所で、見学された方は誰もが衝撃を受けるすごいIT教育センターです。なのに、ブログであまり詳しく書いたことがなかったようなので、今回ご紹介したいと思います。

TUMOは、レバノン出身のアルメニア系アメリカ人であるシモニャン夫妻が、私財を投じて2011年にエレバンに設立したセンター。12~18歳の児童なら誰でも無料でIT教育を受けられるという世界でも類を見ない画期的な教育機関です。

基本的なIT知識を身につけた後は、プログラミングやアニメーション、音楽制作やロボティクスなど専門分野を学びます。独自の教育ソフトを使用し、子供たちは自分のレベルや興味などに応じて楽しく学ぶことができます。多くの著名人や要人も訪問して、「こんな最先端の教育システムが無料だなんて信じられない!」と一様に驚くようです。

実際に世界的に高く評価され、2016年には、「世界で最も革新的な教育機関トップ10」の一つにも選ばれました。現在アルメニア国内にはディリジャンとステパナケルト(ナゴルノ・カラバフ共和国の首都)にも分校があり、今後パリやモスクワ、ベイルートなどにも同様のセンターが設立される予定です。

ITはアルメニアにとって国の基幹産業となりつつあります。そのために優秀な人材育成は最重要課題ですが、TUMOのような教育機関があることは大きな強みです。その立派な機関をアルメニア人の夫婦が創設したのは、富や名声のためではなく、母国の未来のため、その未来を担う子供たちのため。来週訪問する地方にあるセンターも、別のアルメニア人の富豪が同じような目的で設立した教育機関だそうです。

彼らが作ったセンターやシステムはもちろん素晴らしいですが、何より偉大なのは、その忘己利他の精神と行動。それこそがいつまでも後世に受け継がれ、国や人類にとって最も大切な遺産になるのではないかと思います。

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とても整った環境で様々なIT教育を無料で受けられるTUMOセンター

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独自のプログラムを通して楽しく学ぶことができます。


TUMOの紹介ビデオ(英語)。創立者のシモニャン夫妻も登場しています。

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