エレバンに新しい公園が誕生!
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日中の気温は25℃以上あって、けっこう暑いです。日曜は母の日でしたね。アルメニアでは4月7日が「母性と美しさの日」という、いわゆる母の日になっているので、特にお祝いはしませんが、私は日本にいる母にメッセージを送りました。
ところで、一つお知らせがあります。今月12日から発売されているタバブックスの「仕事文脈vol.14」という雑誌に、私の書いた記事が掲載されています。IT立国を目指すアルメニアの生活などについて書かせて頂きました。小さな記事ですが、もし機会があればご覧になってみてください。
タバブックス『仕事文脈vol.14』特集「IT、AI、IoT、えっ?」
さて、日曜は息子たちに夏用の服や靴を買うために、家族でエレバン中心部に出かけました。そして買い物の後、共和国広場近くに新しくできた公園に行ってみました。先週金曜日にオープンしたばかりで、開園式にはパシニャン首相やエレバン市長も参加しました。ニュースなどでも大きく取り上げられたからか、その日も多くの市民が訪れていました。
この公園は、エレバン建都2800周年を記念して、ヴァルダニャン慈善基金の全出資によって作られました。建設費用は530万ドル(およそ6億円)、さらに同基金は99年間の公園の維持費用も全て負担するそうです。なんと太っ腹!すごいですね。
開園式には、同基金を運営するヴァルダニャン兄弟も出席しました。これまでも多くの慈善活動を行ってきた二人は、アルメニアを代表する大企業グランドホールディングの社長。1ヶ月ほど前のブログ記事で紹介した、チョコレート会社のグランドキャンディも経営しています。彼らの父親で創業者の故フラント・ヴァルダニャン氏も篤志家として知られています。(過去のブログ記事はこちら)
私は昨年と今年、幕張メッセで開かれたFOODEXという食料品展示会で、そのグランドキャンディのお手伝いをしました。昨年の展示会では、社長の一人のカレン・ヴァルダニャン氏とお会いしたことがあります。少しお話ししましたが、スマートで穏やかな人物という印象を受けました。
そのヴァルダニャン兄弟の寄贈で作られた新しい公園は、アルメニア絨毯をモチーフにしており、敷地内の石畳が美しい絨毯の模様になっています。上空からは公園が大きな絨毯に見えるそうです。そして、公園の最大の目玉は趣向を凝らした噴水。夜にはライトアップされるそうです。
特に人気なのは、弧を描いて吹き出す噴水のトンネル。たくさんの人が、その水のトンネルを楽しそうにくぐり抜けていました。噴水は定期的に出たり止まったりするので、くぐり抜けている途中に急に水が止まって濡れちゃうこともあります。もう暖かいから、子供たちがびしょ濡れになって盛り上がっていました。私たち家族もくぐり抜けてみましたが、幸い水は止まりませんでした。
もう一つ人気なのは、地面にあるたくさんの放水口から水がリズミカルに飛び出す噴水。これも出たり止まったりするから、子供たちがスリルを楽しみながら走り回っていました。アレンとレオも、止まっている時に放水口に近づいて、水が飛び出すと走って逃げるという遊びを何度もやっていました。靴やズボンが水浸しになりましたが、その日買ったばかりの新しい靴に履き替えさせました。
公園内には可愛らしい銅像もあって、家族連れで散策するにはとてもいい場所です。ただ、植えられている木がまだ大きくないため、涼める日陰がないのはちょっと残念…実はこの公園の建設計画に対しては、「エレバンの緑がまた少なくなってしまう!」と反対する声もあったし、完成した今も賛否両論です。確かに以前より緑が少なく感じるので、将来は緑豊かな公園になってほしいと思います。
とにかく、エレバンに新しい名所ができました。アレンとレオもかなり楽しめたようです。これからどんどん暑くなっていくので、水遊びさせるために子供たちとまた訪れたいと思います。
公園の石畳はアルメニア絨毯の模様になっています。
公園の目玉はいろいろな美しい噴水。もっと緑が増えたら涼を取るには最高ですね。夏は市民の憩いの場となりそうです。
子供をモチーフにした可愛いらしい銅像も置かれています。これも楽しめます。
最も人気の噴水のトンネル。オープンしたばかりなので、この日もたくさんの人がくぐり抜けていました。
地面の放水口から水が踊るように飛び出す噴水。これも子供たちに大人気で、アレンとレオもお気に入り。
さすがに遊び疲れたのか、その日の夜は二人ともぐっすり寝ていました。
新しくできた公園の噴水で遊ぶアレンとレオの映像。兄弟で仲良く盛り上がっています。
- [2019/05/14 15:26]
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