パシニャン首相誕生から1年 

晴れたり曇ったりの天気ですが、日中の気温は20℃を超えて少し暑いです。来週後半から30℃近くになるという予報も出ていて、すっかり初夏の陽気です。

昨日5月9日は、対独戦勝記念日で祝日でした。といっても、私はいろはセンターで授業していましたが…第二次世界大戦中、アルメニアはソ連軍としてドイツと戦いました。またこの日は、ナゴルノ=カラバフ戦争でアルメニア軍がシューシという町を掌握して大きな戦果を挙げた記念日でもあり、パシニャン首相がナゴルノ=カラバフ共和国の首都ステパナケルトの式典に参加し、戦没者慰霊碑に献花しました。

そのパシニャン首相ですが、首相に就任してちょうど1年が経ちました。昨年の5月8日、国会で行われた投票で革命の指導者パシニャン氏が首相に選ばれた瞬間、国中が歓喜の渦に包まれました。私は家族と共和国広場の近くにいたので、その時の興奮はいまも覚えています。市民の歓声と車のクラクションが鳴り響いて本当にすごかった…あれからもう1年なんですね。(その時のブログ記事

一昨日、就任1周年を記念してパシニャン首相が記者会見を開き、この1年間の成果や今後の方針に関する発表、そして質疑応答が行われました。多くの記者から発せられた60以上の質問に受け答えしたこともあって、なんと会見は5時間半にも及んだそうです。

パシニャン首相は会見で、政府として最も注力してきたのは腐敗との闘いだと述べました。その成果として、税収が約25%も伸びたこと、仕事やビジネスチャンスが増え、母国に帰還する市民が急増していることなどを挙げました。以前はより良い生活を求めて国を出ていく市民の方が多かったのですが、帰還する市民の数がそれを大きく上回っているため、不動産価格が上がっているそうです。

あと、パシニャン首相は、「任期中にもし自分の家族の誰かが億万長者にでもなったら、私は翌日に刑務所に入ることになるだろう」と述べました。革命前は、とにかく支配層による独占や権力濫用、金とコネによる腐敗がひどくて、アルメニア社会の様々な問題の元凶になっていました。トップに立つ人が清廉であろうとすることは大事です。その信条をこれからも強く持ち続けてほしいですね。

とはいえ革命から1年が経ち、パシニャン首相をはじめ現政権に対して厳しい意見もよく聞かれるようになりました。それ自体は健全なことで、明らかにおかしいと思うことは批判すべきだし、異議があれば表明すべきです。ただ、たった1年ほどで国が大きく変わるなんて無理な話で、時には痛みを伴う改革も必要になります。政府には、有権者の声に真摯に向き合いながら、より良い未来づくりをを目指して地道に頑張ってほしいと思います。

そういえば先日は、私がゴッドファーザーを務めて式を挙げた二人を囲んで食事会を開きました。GWに結婚休暇や有給を足して3週間の長い休みを取ってアルメニアに来たので、かなりのんびりできたみたいです。最後にみんなで楽しいひと時を過ごし、今朝の飛行機で二人は日本に帰りました。いつまでも仲のいいカップルでいてほしいと思います。雅樹君、マリアム、また会いましょう!

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エレバン中心部のレストランに集まって、改めて二人を祝福しました。改めて末長くお幸せに!

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仲良く一緒にジュースを飲むアレンとレオ。よくケンカもするけど、やっぱり兄弟は可愛い!

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