新しい家族とアレンのピアノレッスン 

8月も末に入り、もうすぐ子供たちの夏休みが終わりますが、暑い日が続いています。天気予報によると、9月中旬頃までは残暑が続くそうです。

核拡散防止条約の再検討会議で、最終文書案の採択がロシアの反対によって実現しなかったことについて、岸田首相は「誠に遺憾だ」と批判しましたが、そういう日本は核禁条約会議に米国やロシアなどの核保有国と同じく不参加でしたよね。世界唯一の戦争被爆国なのに…「核なき世界を目指す」といくら理想を叫んでも、これでは説得力がありません。

私は海外に住んでいるので、上記のような日本のニュースはネットで見ることがほとんどです。基本的にマスコミの言うことは鵜呑みにしないので、あくまで一つの情報として見ているだけですが、くだらないニュースが多くて心底呆れます。特にくだらないと思うのは、芸能人や著名人のSNS投稿を大げさに取り上げて、さも極論だったり正論だったりと話題にすること。

こういうニュースは、人々から自分で考える力を奪って幼稚化させるだけです。もちろん受け取る側の問題でもあって、たとえ影響力のある人の発言でも、いちいちそれに怒ったり感心したりと真に受けるのは時間とエネルギーの無駄。それよりは、重要な時事テーマについて、自分でいろんな角度から調べるとか、友人や家族と話し合うなどした方がよほど有意義です。

さて、記事タイトルにあるように、わが家に新しい家族が増えました。といっても、子供ではなく、子猫をペットとして飼い始めたのです。まだ生まれて2か月ほどで、妻の友人がアニマルシェルターから引き取ったのを貰い受けました。グレーの可愛らしい猫です。

以前に犬と猫を飼っていましたが、猫はある日、外に散歩に出たまま行方知れずになり、犬も4年前に老衰で亡くなりました。その後は、子供たちがまだ幼いこともあって、新たにペットを飼うのは躊躇していました(カニは飼ってるけど)。しかし、大の猫好きの妻がそのグレーの子猫の写真を見て一目惚れし、また子供たちも欲しがったので飼うことにしたのです。

アクティブな子猫ですが、表情や仕草がとても可愛らしい!暮らしの中に愛おしい存在が増えると、心が豊かになった気がするし、アレンとレオも一緒に楽しそうに遊んでいます。猫の名前は二転三転した結果、リオ(Lio)に落ち着きました。アレンが何気なく言った名前で、みんなが気に入ったからそれで決まり。調べてみると、レオやレオンと同じくライオンが語源の名前らしく、メッシのファーストネームのリオネルもそうですね。ということで、新しい家族のリオをよろしく!

さらに、昨日レオが外で小さなカマキリを見つけて、それも捕まえて飼っています。カマキリが大好きなアレンとレオは、アルメニアにはあまりいないから、日本で一生懸命にカマキリを捕まえようと探していました。日本では見つけられなかったのに、まさかアルメニアでゲットするとは!念願が叶ってアレンもレオも嬉しそうです。ただ肉食の虫で飼うのは難しいから、そのうち逃してあげると思います。

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新しい家族のリオ(Lio)です。よろしく!

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アレンもレオも可愛がっています

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リオを抱くレオ。どちらもライオンが語源の名前です。

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妻に撫でられていたら、そのまま寝てしまったリオ。可愛いなー

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捕まえたカマキリ。コカマキリという小さな種類です。

あと、アレンがピアノを習い始めました。YouTubeにあるチュートリアル動画を見ながら、好きなアニメの曲をピアノで弾いたり、それを自分なりにアレンジしたりと楽器にけっこう関心はありました。ただ、他人に指導や強制されるのが大嫌いな性格なので(私にそっくり!)、習わせたりするのを見合わせていました。私も楽譜は全く読めないけど、ギターやピアノが弾けるし、音楽はとにかく楽しめればいいのです。

しかし、妻と同じダンス教室に通う人が、子供が楽しみながらピアノを学ぶことをモットーにしたピアノの先生なので、そこにアレンを連れて行ってみました。先生はとても気さくでよい人だし、曲のイメージを絵に描いたりしながら楽しく学ぶスタイルで、アレンは気に入ったようです。音楽教育を一切受けていないにも関わらず、けっこう上手にピアノを弾くアレンを見て、先生も驚いていました。なので、とりあえず通わせることにしました。

何でもアレンの真似をしたがるレオも、そのうち習いたがるかもしれません。ピアノでもギターでも何でもいいので、二人とも何か楽器ができるようになれば、将来は親子三人で一緒に演奏できます。とにかく私は音楽が大好きなので、もしそんなことが実現したらめちゃくちゃ幸せ!もちろん強制はしませんけど、飽きやすいアレンがなるべく長く続けてくれたらと思います。

話は変わって、妻が新しい料理にいろいろ挑戦しています。先日は、ブータンの国民食エマダツィを作りました。唐辛子を野菜として食べるブータン料理は「世界一辛い」と言われていて、妻が作ったのもめっちゃ辛かった…でも、かなりハマる味で美味しい!作り方はすごく簡単なので、レパートリーに追加されました。昨日はピザ作りに挑戦して、マルガリータを作ってくれました。生地は改善の余地があったけど、初挑戦にしては上出来!とても美味しかったです。これからも妻の料理が楽しみです。

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ピアノを習い始めたアレン。初日はレオも少し参加しました。

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習ったばかりの曲を目を閉じて弾くアレン。すぐ上手に弾いていました。このまま楽しく続けてほしいと思います。

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最近、妻が作ったエマダツィというブータン料理。唐辛子の辛さが半端ないけど美味しかったー!

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妻がピザ作りにも初挑戦!これも美味しかったー!

ロリ地方に家族で一泊旅行 

暑い日が続いています。天気予報によると、この週末から気温が上がって、来週は猛暑になりそうです。夏の避暑地として人気のあるセヴァン湖で、昨日アルメニア首相杯水泳トーナメントが開催されました。外国人を含む男女133人が参加したそうです。セヴァン湖の水はとても冷たいから、そこで長距離を泳ぐってすごい!

死者16人、負傷者60人以上を出す惨事となったスルマル市場の爆発事故ですが、最後の一人の行方不明者は見つからず、捜索活動は打ち切られました。花火倉庫に引火した詳しい原因はまだ分かっていません。同市場の所有権を巡る争いに端を発したものではないか…という噂もあります。いずれにしても、多くの命が犠牲になった悲劇です。

日本に入国する際には、出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要ですが、9月7日からワクチンを3回接種している場合は、それが免除されるらしいです。こんな水際対策を今もやっている国なんて世界にほとんどないので、やっと免除になるのか…という感じです。というか、ワクチンには感染も重症化も防ぐ効果はないので、3回接種の条件さえ不要だと思いますけどね。

円安が続いていますが、ユーロの下落の方が激しく、ついにドルを下回ってしまいました。英米に追随して厳しいロシア制裁を行った結果、エネルギー危機に陥って、ドイツなどの経済へのダメージはかなり深刻。電気やガスの料金は高騰し、市民生活を圧迫しています。ウクライナ問題が長期化すればするほど、ロシアよりも欧州の方が甚大な影響を被ることになるでしょう…なのに、交渉による解決を阻害して、事態を泥沼化させている勢力がいるようです。それは恐らく戦争の当事国のウクライナやロシアではないと思います。

さて、日曜と月曜は家族でアルメニア北部のロリ地方に行ってきました。タシールという町を訪問して、2年前の戦争で亡くなった妻の友人のお墓参りと遺族に面会することが主な目的でした。その友人は、地元で極真空手を教えていたセヴァックという男性で、日本帰国中に極真館の盧山総裁とお会いした際に、遺族へのお土産を預かりました。それを早く手渡したいと思い、今回訪問することにしたのです。彼が戦死した際に書いたブログ記事があるので、どうぞご覧ください(こちら)

ティグランの運転でタシールの町に向かう途中、聖ニコライ教会に立ち寄りました。1840年に建てられたロシア教会で、以前から行ってみたいと思っていました。小さな村にひっそりと建つ教会は、約30年前のスピタク地震で半壊した後は再建されずに放置されたまま…ほぼ廃墟と化して、内部には入れません。逆にその寂れた感じがいい味を出していますが、ちょっと勿体ない気もしましたね。

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聖ニコライ教会。廃墟と化していますが、入り口の外にはロウソクを灯して祈る場所があります。

それから、セヴァックさんの家族が住むタシールの街に向かいました。奥さんは花屋を営んでいて、ちょうどお店で忙しそうに働いていました。私たちを見ると、嬉しそうにハグしてきました。盧山総裁がアルメニアを訪問して以来だから、4年ぶりの再会です。あの時は、まさかご主人が戦争で亡くなるなんて誰も想像だにしませんでした。そして、大切なご主人を失った悲しみはどれほどのものか想像もできません…笑顔で迎えてくれましたが、どこか表情には影があるように感じました。

奥さんの仕事がひと段落してから、一緒にセヴァックさんのお墓参りに行きました。彼の故郷である隣村の山に車で向かうと、立派なお墓がありました。祖国のために戦死した英雄であり、多くの人たちに慕われた素晴らしい人だったことが分かります。お墓を前にした妻は、悲しみを堪えきれず涙を流し始めました。そんな妻の姿と彼のお墓を見た時、私も悲しい気持ちになりました。

奥さんは、魂が抜けたような暗い表情を浮かべていました。これまで何度も涙が枯れるほど泣いてきたに違いありません。残酷な現実を受け入れようと葛藤してきたに違いありません。子供たちのために前を向こうと努力してきたに違いありません。しかし、ご主人が亡くなってまだ2年弱しか経っていないのですから、その喪失感や悲しみは癒えていないでしょう。同じような心の傷を負った遺族が数多くいると思うと、戦争の悲惨さを改めて痛感しました。

お墓参りの後は、セヴァックさんの実家を訪れ、彼の記念館を見学しました。元々は寝室だったそうですが、今は彼の思い出の品々が展示されています。セヴァックという一人の人間が生きていた証を見ていると、胸が締め付けられて涙が込み上げてきました。空手を愛した立派な指導者、そして家族を愛した素晴らしい夫であり、父親だった彼の命を戦争は理不尽に奪っていきました。その犠牲を無駄にしないように、そして同じ悲劇を繰り返さないために、二度と戦争が起こらない平和な社会になってほしいと祈りました。

それから、町の郊外にある廃材を利用して建てられたユニークなホテルの庭で食事しました。セヴァックさんの三人の子供たちも参加しましたが、みんな明るく元気そうで安心しました。もちろん大好きな父親のことを思い出して悲しくなる時はあるでしょうけど、彼らの無垢な笑顔に心が癒される気がしました。

セヴァックさんの友人で歌手のハイクという男性も参加して、その素晴らしい歌声を披露してくれました。私がギターを弾いて、アルメニアの有名な歌をたくさん歌ってくれました。アレンとレオも、セヴァックさんの子供たちと一緒に遊んでいたし、とても楽しいひと時になりました。お墓や記念館で暗く悲しい顔をしていた奥さんも、冗談を言ったり、一緒に歌ったりと楽しそうにしていました。その笑顔を見て、妻も嬉しそうでした。きっと天国でセヴァックさんも喜んでくれていたはずです。

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セヴァックさんのお墓訪問。立派なお墓でしたが、やはり生きていてほしかった…彼の冥福を祈りました。

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セヴァックさんの記念館を訪問。思い出の品々を見て悲しみが込み上げました。彼の遺志を継いで、多くの弟子たちが空手を続けています。

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広々とした草原にある廃材を利用して建てられたユニークなホテル。いい雰囲気でしたが、家族で泊まるには不便だったので今回は宿泊せず。

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ホテル周辺には、シュールなオブジェが置いてあります

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人懐っこい犬もいて、子供たちが喜んでいました

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みんなで食楽しい時間を過ごしました。セヴァックさんの奥さんも終始笑顔。女手一つで子供3人を育てる大変な生活の中、いい気晴らしになったかもしれません。

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子供たちもずっと仲良く遊んでいました

翌日は、私の20年来の友人に会いにハグパット村に向かいました。アショットというその友人は、当ブログにもよく登場しています。彼はティグランの長男のゴッドファーザーでもあり、昨年秋の洗礼式には、私たち家族も参加しました。そして、2年前の戦争直後に鮄川さんと彼の家を訪問した時には、とても意味深く、心が揺さぶられるような話をしてくれました。それについては、過去の記事をご覧ください(こちら)

今回は彼も奥さんも仕事で忙しかったので、険しい山の斜面にある眺めが良いことで有名なレストランで食事しました。お互いに約1年ぶりの再会を喜び合いました。出会ってから20年以上経っても、変わらず続く友情で結ばれていることを幸せに思います。レストランの料理の味はまあまあでしたが、景色は最高でした。今度はビールやお酒を飲んで過ごしたいと思います。

昼食後は、彼の家でコーヒーをご馳走になって、世界遺産にも登録されているハグパット修道院を見学しました。これまで何度訪れたか分からないほどですが、やはり荘厳で美しい修道院です。観光シーズンということもあり、アルメニア人や外国人の観光客がけっこういました。アルメニアはコロナ関連の規制がすべて廃止されているので、ロシアや欧米からのツアー客は戻ってきています。日本人のツアー客が戻るのはいつになるのでしょうか…

ハグパット村を後にして向かったのは、妻の養蜂家の友人が経営するゲストハウス。眺めのいい山の中にあり、ベッドの下にミツバチの巣箱が置かれていて、ミツバチの羽音やその振動を感じながら寝ることができるというユニークな宿です。私たち家族は何度か泊まったことがあり、その時のことは過去の記事に書いているので、どうぞご覧ください(こちら)

行ってみると、なんと家族で宿泊できるという大きめの小屋を2軒建てているところでした。内部にはトイレやシャワーを設置して、さらにベランダも付けるらしく、そこからは素晴らしい眺めを楽しめるでしょう。完成したら是非とも泊まりたいと思います。そこで採れた美味しい蜂蜜をご馳走になって、注文していた蜂蜜も受け取ってエレバンに帰りました。

ちょっとハードな旅行で、エレバンに着いた時はドッと疲れが出ました…戦争の悲惨さと遺族の悲しみに触れて胸が痛みましたが、平和の大切さも改めて思い知ることができました。そして、心温まる再会と交流があって、有意義な二日間となりました。本当に行ってよかったです。

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20年来の友人と奥さんと再会。眺めのいいレストランでランチしました。

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味もサービスもまあまあだったけど、素晴らしい景色を楽しめます

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ハグパット修道院を見学。世界遺産にも登録されている立派な中世の教会です。

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教会の壁の一部は、端から端まで落ちずに歩いたら願いが叶うと言われています。レオは体が小さいから、端まで歩き切れました。

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ロウソクを灯してお祈り。家族の健康と幸せ、そして平和を心から強く祈りました。

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ゲストハウスを運営する養蜂家を訪問しました

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家族で宿泊できる大きな小屋を建設中でした

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小屋からの絶景。ベランダから素晴らしい景観を楽しめそう。

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美味しい蜂蜜とコーヒーをご馳走になりました。ゲストハウスの拡張工事、頑張ってほしいです。

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彼の娘さんと一緒に記念撮影。美人の奥さんに似て可愛い!

仲良し兄弟のアレンとレオ 

日本でも報道されていたエレバンのスルマル市場の大爆発事故。花火倉庫に引火して爆発したことで起こった大惨事です。現在のところ、死者16名、負傷者60人以上と報告されていますが、まだ行方不明者がいるとのこと。爆発の詳しい原因はいまだ不明で、調査が進められています。アルメニア政府は、昨日・一昨日を被災者のための追悼の日としました。この悲惨な事故の犠牲者の冥福を祈りたいと思います。

上記の爆発事故が起こった時期に、地下鉄や政府建物や民間施設への虚偽の爆弾予告がありましたが、その犯人が捕まったそうです。容疑者はギュムリに住む60代の男性で、酔っ払って爆弾予告の電話をかけたとのこと。これが本当だったら、なんとも迷惑な話。市場の爆発事故は、同地の所有権を巡る争いによるものではないかといった噂もあるから、何か関連があるかも…と一瞬思ってしまいました。

安倍元首相の殺害事件をきっかけに、政治家と旧統一教会との癒着が明るみに出て問題になっていますね。「旧統一教会とは知らなかった」と無理のある弁明をする人も多いけど、あれだけ自民党と関わりがあった組織なんだから、知らぬ存ぜぬでは済まないでしょう。そして、知らないはずがないのはマスコミも同じ。政治と癒着している宗教団体はいろいろあるわけで、タブーじゃなくなった旧統一教会については、正義面して批判報道一色…相変わらずの節操のなさに呆れます。

今日から少し和らぎましたが、アルメニアは40℃近い猛暑日が続いていました。日本も暑いみたいで、そんな中でも多くの人がいまだにマスクをしているんでしょうね…日本滞在中、それが全く理解できない異様な光景でした。あれだけマスクしまくって、8割以上の人がワクチンの追加接種をしても、感染が拡大する時はするんだから意味ありません。ルールには、それ相応の目的や意味がないといけないのに、ただ惰性で守ることだけが目的になっています。というか、熱中症のリスクを高めるので危険なだけ。

アルメニアはノーマスク社会で快適です。さすがに2か月も日本にいると、戻って最初の数日は、「あ、マスクを家に忘れた!」とか「あれ、店員がマスクしてないな?」と逆に違和感を感じましたけどね。少なくとも、子供たちがマスクせずに過ごせるのは素晴らしい!アルメニアの学校は6月から8月まで夏休みなので、今月いっぱいもお休み。日本を2か月も旅行できたし、アレンとレオにとって今年は最高の夏休みになったでしょう。

そのアレンとレオは、2か月ずっと一緒に旅行して絆が強くなかったのか、アルメニアに戻ってからはケンカ一つせず、毎日仲良く遊んでいます。私も男兄弟で育ちましたが、小さい頃は弟とケンカが絶えなかった覚えがあるので、アレンとレオの朝から晩まで仲睦まじくしている姿には驚きます。そして同時に、「いい兄弟だなあ」と感動します。

ところで、今日と明日は妻がいません。考古学者の友人がセバン湖周辺で発掘作業をしていて、よかったら発掘現場を見学しないかと誘ってくれたので、泊まりがけで出かけているのです。私と義母で息子たちの面倒を見ていますが、ずっと兄弟で仲良く遊んでくれるから、あまり手が掛かりません。というか、本人たちは逆に放って置いてほしいみたいです。まだまだ幼いと思っても、ちゃんと成長しているのですね。親としては嬉しく思います。

そういえば、先々週はレオと自分のために自転車を買いました。アレンのお古の自転車はブレーキが利きにくくなっていたので、レオには新しい自転車を買ってあげる約束をしていました。そして、息子たちと一緒に走れるようにと自分にも自転車を購入したのです。交差点で飛び出したりしないよう、安全のために並走した方がいいですからね。

また、妻が自転車に乗る練習ができることもあって購入しました。実は、妻は自転車に乗れません…アルメニアはあまり自転車に乗る習慣がないから、妻のように自転車に乗れない人はけっこういます。何度か練習して、少しずつ乗れるようになってきました。リリット、頑張れー!

あと、先日は久しぶりに納豆を作ったので、家族で手巻き寿司を食べました。妻も納豆が大好物で、美味しそうに発酵した納豆を見て喜んでいました。タレを作って食べると美味しい!日本でもたくさん食べたけど、やっぱりアルメニアでも食べ続けたい!息子たちは、納豆よりツナマヨの方がお気に入りで、それをネタに寿司をパクパク食べていました。そして、食べた後はすぐまた仲良く遊んでいました。本当にいい兄弟です。いつまでも仲良くいてほしいと思います。

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新しい自転車に乗るレオ。妻も自転車に乗る練習をしています。乾燥しているから、夕方以降は涼しいです。

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久しぶりに納豆を作りました。無事に成功!

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納豆もできたので、家族で手巻き寿司を食べました。美味しかったー!

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一日中ずっと仲良く遊んでいます。二人を見ていると、兄弟っていいなあと思います。

ダグラスさん・聖美さん、ありがとう! 

今日は終戦記念日。第二次世界大戦が終わってから77年目。今も世界では戦争や紛争が起こっています。アルメニアも、たった2年前に悲惨な戦争を経験しました。当ブログで何度も書いているように、短絡的な善悪の構図で捉えるのではなく、なぜそれが起こったかを冷静に考えないと、戦争を止めることはできないと思います。

昨日、エレバンにあるスルマル市場で大規模な爆発事故がありました。爆発の瞬間を捉えた映像を見ましたが、言葉を失うほどの凄まじさ…市場内の花火倉庫が爆発したことによる惨事で、引火した原因などはまだ分かっていません。今も救出作業が続けられていますが、現在のところ6人が死亡し、16人が行方不明、60人以上が負傷したとのこと。被災者の中には、幼い子供や妊婦も含まれているそうです。一人でも多くの命が助かってほしいと願います。


日本でも、凄まじい爆発の瞬間の映像と共に報道されていました。邦人の被害はなかったようです。

上記の事故とは無関係ですが、アルメニアの非常事態省庁によると、昨日エレバン市内の地下鉄やショッピングモール、軍事施設や動物園等に対する爆破予告があったらしく、市民が一時避難させられたそうです。結局それらの爆破予告は虚偽と判明し、地下鉄なども運行を再開しました。昨日はやたらと物々しいニュースが多かったです。

カラバフの境界線で衝突があり、アゼルバイジャンとの緊張が高まっていましたが、その後は比較的落ち着いているようです。アゼルバイジャンの公式発表によると、飛び地ナヒチェバンと本土を結ぶ回廊をイラン経由で建設するそうです。アルメニア本土を通る道が作られるのでは…と懸念されていましたが、当面そのような事態は起こらないでしょう。トルコとアルメニアは、国交正常化に向けた交渉を継続しているし、この地域の政情は大きく変わろうとしています。

さて、アルメニアを訪れていたダグラス・聖美さん夫婦は、先週金曜にポーランドに戻りました。早朝の飛行機だったので、深夜に空港に見送りに行きました。二人を迎えに行った時も同じ時間帯だったから、それがデジャブのように蘇って、あっという間の滞在だったなあと感じました。去る側の二人は、もっとそう感じたに違いありません。

ギュムリ旅行の翌日は、友人のルザンさんの誕生日で、お祝いの夕食に招待してもらいました。ルザンさんは、翌朝の飛行機で日本に行くにも関わらず、豪華な食事で私たちを迎えてくれました。ダグラス・聖美さん夫婦も、別のパーティーを終えてから、少し遅れて参加。他のエレバン在住の日本人も来て、みんなで賑やかにルザンさんの誕生日をお祝いしました。

ここでも、聖美さんから貰ったカラオケマイクが大活躍。YouTubeで好きな曲を探して、歌って盛り上がりました。日本だったら、近所から「うるさい!」と苦情が来そうですけど、アルメニアはそこは寛容です。誕生日のお祝いですからね。ルザンさんも「最高の誕生日になった!」と喜んでいたし、無事にフライトに間に合って、日本に到着しました。ご招待ありがとうございました!

そういえば、アルメニアは少々騒いでも平気というので思い出しましたが、ダグラス・聖美さん夫婦がアルメニアに住んでいる時に面白い出来事がありました。お正月に二人のお宅で新年会を開いて、みんなで餅つきをやっていると、下の部屋の人が「一体、何の騒ぎだ?!」と文句を言いに来ましたが、「これは餅つきという日本の新年行事。さあ、一緒にどうぞ!」と誘うと、そのまま餅をついて、ワインを飲んで楽しそうに帰って行きました。アルメニアらしい愉快な思い出です(過去の記事)

10年前にダグラス・聖美さん夫婦が住んでいた頃は、こんな楽しい思い出がたくさんあって、太陽のようにキラキラと輝く時間として心に残っています。それもこれも明るく大らかな二人の人柄のお陰。二人に出会えて、今も続く友情で結ばれて本当に幸せです。息子たちも、最高のゴッドペアレンツに恵まれて幸せ者だと思います。

短い間でしたが、またアルメニアで会えて嬉しかったです。私も妻も、そして子供たちも楽しい時間を過ごすことができました。来年はポーランドに遊びに行きたいと思います。来てくれてありがとうございました!また会いましょう!

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ルザンさんの誕生日パーティー!日本に行く前日にも関わらず、夕食会を開いてくれてありがとうございました!

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ダグラスさんが、ずっとアレンとレオと遊んでくれました。相変わらずハードな遊び方…

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遊び疲れて、寝転んで休憩するアレンとレオ

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盛り上がって盆踊りを一緒に踊りました

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もちろんカラオケも!歌って盛り上がりました!

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聖美さんと一緒だと、とにかく楽しく盛り上がります!

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私も歌いまくりました!楽しいー!

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アレンとレオも歌いました。森山直太朗の「うんこ」を…ちなみにけっこう名曲です。

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ケーキのロウソクを吹き消すルザンさん。おめでとうございます!みんなでお祝いできて良かったです。

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ダグラス・聖美さん夫婦と楽しい夏のひと時を過ごせました。来てくれてありがとう!

ダグラス・聖美さん夫婦がアルメニアに! 

日本も猛暑日が続いているようですが、アルメニアも暑いです。先週末から少し和らいだとはいえ、毎日30℃を超えるので、日中に出かけるとぐったりしますね…ただ乾燥しているから、日が沈むと涼しくなって過ごしやすいです。この時期、夜のエレバン中心部は夕涼みのために多くの人が散歩しています。

そういえば、私のアルメニア暮らしが14年目に入っていました。当ブログも14年目に突入!よく続いているなあ。ちょうど14年目に入った7月は日本にいたから、節目だったことに気づきませんでした。日本でもアルメニアでも、「そんなに長く住んでるの?!」と驚かれますが、私にするとあっという間でした。いろいろあったけど、幸せに暮らせてきたと思います。

そして、これからもずっとアルメニアに住むつもりです。久しぶりに帰国して、日本の美しさや便利さ、食の素晴らしさなどには改めて感動しましたが、やっぱり住みたいとは思えません。サービスを享受する側にいると、あんな快適な国はないけど、サービスを提供する側になったらかなり大変そう…自分にも他人にも甘く、人の繋がりでゆるく社会が回っているアルメニアの方が私は性に合っています。

さて、記事タイトルにあるように、私の大切な友人で、息子たちのゴッドペアレンツであるダグラス・聖美さん夫婦が先週土曜からアルメニアに滞在中です。元々は4月に来る予定だったけど、向こうの都合が悪くなって、8月に延期になりました。コロナ禍で渡航できない時期もあったけど、二人はアルメニアを離れてからも毎年のように訪問してくれています。アレンの洗礼式のためには香港から、レオの洗礼式のためにはクロアチアからわざわざ来てくれましたからね。

二人は昨年からポーランドに住んでいて、アルメニアにも直行便があるから、今までで一番渡航しやすいです。私たちも、今年の日本帰国時にポーランド航空を利用し、帰りはワルシャワでストップオーバーして二人に会いました。ただ、アルメニアの離発着が早朝4時ぐらいと不便な時間…

眠い中、二人を空港に迎えに行きましたが、荷物が出てくるのに1時間もかかって、ホテルに向かう頃には夜が明け始めていました。私たちが先月アルメニアに戻った時も、同じように荷物が出てくるのに1時間以上もかかったから、これってトラブルとかではなく、いつものことなんでしょうか…お互い疲れたけど、ホテルに着いてから、ちゃんとコニャックで乾杯しました。これは、お酒が大好きな聖美さんのための恒例行事となっています。

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ホテルに着く頃には空が明るくなっていました。後光が差した共和国広場が美しい!

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お互い眠かったけど、いつものように再会を祝ってコニャックで乾杯!

そして、その到着日の午後から、BBQパーティーを開くためにアシュタラックというエレバンの郊外に出かけました。というのも、前日が聖美さんの誕生日だったから、みんなでお祝いしよう!となったのです。私たち家族はもちろんのこと、聖美さんの友人や知人がたくさん集まりました。BBQ会場は川沿いの自然が美しい所で、プールもあるから、アレンとレオと一緒に泳ぎました。

ティグランたちが焼いてくれたBBQも美味しかったです。隣の会場のアルメニア人グループも誕生日のお祝いをしていたらしく、気さくに私たちを誘ってくれて、一緒にお酒を飲んで躍りまくりました。しかし、飲まされたのが度数の高い自家製ウォッカだったし、かなり盛り上がりすぎたせいで、聖美さんが途中でダウン…到着したばかりで疲れもあったでしょう。みんなが心配して介抱してくれました。最後は大変だったけど、楽しく誕生日をお祝いできました。

翌日は、二人を我が家に呼んで夕食会を開きました。ルザンさんやエレバン在住の日本人家族も集まり、遅くまで一緒に楽しい時間を過ごしました。もちろんカラオケもしました。聖美さんがプレゼントしてくれたカラオケマイクは YouTubeなどで使える便利物で、好きな曲をたくさん歌えるから最高!さらに、アルメニアダンスも踊って盛り上がりました。何歳になっても、こういうノリで人生を楽しんでいる聖美さんが大好きです。

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聖美さんの誕生日を祝ってBBQパーティー!アレンとレオも手伝いました。

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大きなプールがあったので、子供たちと泳ぎました

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川沿いにあったので、ダグラスさんと子供たちは水遊び

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妻も一緒に水に入りました。冷たくて気持ちよかったみたいです。

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BBQもできたので、みんなで聖美さんの誕生日を祝って乾杯!おめでとう!

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隣の会場のアルメニア人たちと飲んで踊って大騒ぎ!この後、聖美さんは潰れてしまいました…

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ホテルに戻ると、聖美さんは元気になってこの笑顔!ちょっと大変だったけど、楽しんでくれてよかったです。

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我が家でも二人のためにパーティーを開きました。飲んで盛り上がりました!

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聖美さんもカラオケで歌って楽しそう!

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アルメニアダンスも踊って楽しそう!

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誕生日ケーキが登場!おめでとう!アルメニアでお祝いできてよかった!

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ダグラス・聖美さん夫婦から息子たちへのプレゼント!昆虫好きの二人のために、クモとサソリの標本まで!ありがとうございます!

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男の子が5人集まって遊んでいました

そして、一昨日と昨日は、二人と泊まりがけでギュムリに行ってきました。行く途中でタリンという街にある大聖堂を見学しました。7世紀に基礎が建てられたという歴史ある教会で、ドームや内部は崩れ落ちていて遺跡と化しています。しかし、とても規模が大きく立派で、かなり見応えがありました。フラッと立ち寄った場所なのに、アルメニアは奥が深い!

ギュムリに着いて向かったのは、4月に鮄川さんと泊まったホテル。旧市街にある一軒家で、アンティークな内装がとても素敵なホテルです。中庭もあって、鮄川さんとBBQを食べて盛り上がりました。ダグラスさんも聖美さんも気に入ってくれました。一軒家を借り切るから、気兼ねなくのんびり過ごせるのもいいですね。

一緒に昼食を食べてから、ギュムリ旧市街を散策しました。エレバンより涼しく過ごしやすいです。その代わり、冬はめちゃくちゃ寒いですけどね。それでも一度住んでみたいと思うほど、私も妻もギュムリの街が大好きです。エレバンよりのどかな雰囲気だし、歩いているだけで文化を感じます。来るたびに気持ちが落ち着きます。

広場に行くと、子供用の電動車などが置いてあって、お金を払うと子供たちを乗せることができます。毎回アレンとレオを遊ばせていますが、今回はなんと二人ともミニセグウェイに挑戦!キックスクーター型と違って、立ってバランスを取らないといけないから難しそう…私は最初からすぐ乗れたけど、息子たちは苦戦していました。でも、アレンは次第に問題なく走れるようになったし、レオもたまに転びながらも上手に乗っていました。二人ともかなり気に入ったため、エレバンで買ってあげることになりました。

夜は、川沿いにある有名な魚料理のレストランに行きました。ここは4月に鮄川さんと来ていて、とても美味しいと評判です。その日も、たくさんの客で賑わっていました。なんとダグラスさんと聖美さんも、アルメニアに住んでいた10年前に来たことがあるそうです。二人とも美味しかったことは覚えていて、また来れたことを喜んでくれました。鱒のイクラやスープ、チョウザメのBBQはどれも美味しくてお腹いっぱい。ホテルに戻ってから、さらにワインを飲んで楽しい時間を過ごしました。ちなみに、夕方に雨が降って気温が下がったギュムリは、涼しいというより肌寒かったです。

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ギュムリに行く途中にタリン大聖堂を見学しました

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崩れて遺跡になっていますが、当時は立派で荘厳な教会だったことが分かります

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ホテルはアンティークな雰囲気で、今回も居心地がよかったです

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昔の趣が色濃く残るギュムリの街はやっぱり美しい!

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前回は髪を切ってもらった80年以上続く老舗の床屋で、今回は髭を剃ってもらいました。相変わらず仕事は丁寧!

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広場にある「7つの傷の教会」を見学。ちょうどミサが行われていました。

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広場でセグウェイに乗るアレンとレオ。初挑戦なのに、すぐに乗れるようになっていました。すごい!

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いつも立ち寄るカフェで一休み。いろんな種類のハーブティーが楽しめます。

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有名な魚料理のレストランで夕食。評判どおり美味しい!

2日目は、お昼前にギュムリを出て、ハリチャ修道院を見学しました。断崖絶壁に建つ7世紀の教会で、アルメニアの大音楽家コミタスが修道士として活躍していた場所。私と妻は何度か訪れていますが、ダグラスさんと聖美さんは初めて。周りの雄大な自然と立派な教会建物に感動していました。アレンとレオは、相変わらず昆虫探しに一生懸命でしたが…

ハリチャ修道院を出てから向かったのはマラリクという村。ここには、私と妻の結婚式の仲人(ゴッドファーザー)が住んでいて、昔はエレバンにいたから、ダグラスさんと聖美さんのこともよく知っています。今回は8年ぶりの再会で、お互いにすごく喜んでいました。たくさんのお酒と食事でもてなしてくれて、とても楽しい時間を過ごしました。絶品だったのは、家で飼っているアヒルのBBQ。昨年訪問した時に食べて、私がすごく気に入ったから、奥さんがまた作ってくれました。今回もめっちゃ美味しかった!

この嬉しい再会を祝って何度も乾杯しました。音楽をかけて踊りましたが、ゴッドファーザーのお孫さんたちがとても踊りが上手。特に10歳のマリウスという男の子は、ブレイクダンスまで披露してくれました。すごかった!自然豊かな庭のパーティーは素晴らしい思い出となりました。聖美さんたちも、ゴッドファーザーとその家族の優しさに胸を打たれて、「本当に会いに来てよかった!」と言っていました。私と妻も同じ気持ちで、また会いに来たいと思います。

エレバンに戻ってから、私と妻と聖美さんは、バレエを観るためオペラハウスに行きました。アラム・ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」が上演されるので、妻が予約してくれていたのです。ゴッドファーザーの家でけっこうお酒を飲んでしまった私と聖美さんは、途中で寝てしまわないか心配でしたが、すごく見応えがあったので、最後まで眠くなることなく鑑賞できました。見に行ってよかった!

ダグラスさんと聖美さんが来てからの毎日は盛り沢山で、とにかく楽しいです。飲み過ぎて失敗することもあったけど、今をとことん楽しもうという聖美さんの明るさ、アレンとレオを可愛がってくれるダグラスさんの優しさに触れて、心が温かくなる日々です。今年もアルメニアで会えてよかったです。あと2日間も一緒に素敵な思い出を作りましょう!

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コミタスも活躍したというハリチャ修道院を見学

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切り立った崖っぷちにあるので、周囲の自然が素晴らしい!

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結婚式が行われるらしく、きれいにデコレーションされていました

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私たちの結婚式のゴッドファーザーと家族に再会!私は約1年ぶり、ダグラス・聖美さん夫婦は8年ぶり!

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再会を祝って何度も乾杯しました!心温まる交流となりました。

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アルメニアらしく、みんなで楽しく踊りました

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ゴッドファーザーのお孫さんがブレイクダンスを披露!すごく上手でした。

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エレバンに戻ってからバレエを鑑賞。疲れていたけど、見応えがあって目が覚めました。