ギリシャへも格安フライトが就航!
日中でも5℃と寒い日が続いていますが、アルメニアの真冬にしては大したことありません。そういえば、日本は爆弾低気圧の影響で昨日天気が大荒れだったようですね。そのせいで交通に影響が出たみたいで、実は友人の片岡さんにも被害が…
というのも、今日の成田発の飛行機に乗るため、昨日高松空港から出発予定だったんですが、悪天候のため欠航。仕方なく今朝の便で羽田入りし、成田空港に移動して何とか搭乗できたそうです。とりあえず無事に出発できてよかったです。今日の深夜に到着するので、もうすぐ再会できるのを楽しみにしています。
ところで、イランが報復としてイラク国内の米軍基地を爆撃して、大規模な軍事衝突が勃発するのでは?!と懸念されましたが、トランプ大統領は追加の経済制裁を発表しただけで、武力による反撃は否定しました。やはり泥沼化するだけの全面戦争はお互いに望んでいないようです。
まあ経済制裁を科したところで、イランが一層ロシアや中国との連携を強めるのを後押しするだけ。また、今回のアメリカの司令官殺害を受けて、イラク議会が米軍撤退決議を採択しました。拘束力がないにしても、国民の反イラン感情が根強いイラクでこのような決議が採択されたのは驚きです。結局アメリカが引き起こした今回の混乱も、中東における自国のプレゼンスをさらに低下させる結果になるのではないでしょうか…
あと、そのイランで昨日ウクライナ航空機が墜落して、176人の乗客乗員全員が死亡するという悲惨なニュースもありました。イランが報復攻撃を行なった日だったため、弾道ミサイルが当たって撃墜されたのか?なんて憶測も出ましたが、どうもエンジントラブルが原因だったようです。
さて、記事タイトルにあるように、アルメニアとギリシャ間も格安で飛べるようになります!今年から参入した欧州最大の格安航空会社ライアンエアーがアルメニア発の路線の拡大を決定し、5月からギリシャとも結ばれることになったのです。ライアンエアーの参入については過去の記事をご覧ください(該当記事)
発表によると、エレバンーテッサロニキ、そしてギュムリーアテネ間が週二回のフライトで結ばれるそうです…って、えっ?!エレバンからはアテネじゃなくてテッサロニキなの?? まあ世界遺産にも登録されている建築群と地中海料理で有名な観光都市だし、私はギリシャ自体行ったことがないので、もし機会があれば訪問してみたいですね。ちなみに片道料金は30ユーロから。やっぱり安い!
こうやってヨーロッパに行きやすくなるのは大変いいことなんですが、日本を含めアジア方面にも少しでも早く安く飛べるようになってほしいですね…と書いていたら、あるニュースを思い出しました。
なんと、今年6月からアエロフロートが関空ーモスクワ間の定期運行を開始するんです!週4便で就航するそうで、地元が関西の私にとって魅力的な帰国ルートが増えました。といっても、家族を連れてだと結局お金がかかるので当分利用するのは難しそう…
記事とは関係ありませんが、家でアレンが一人劇を披露してくれました。朝はかなり眠そうだけど、昨日からまた楽しく学校に通っています。
今年の干支のネズミの折り紙を作って飾っています。改めて今年もいい一年になりますように!
- [2020/01/09 16:06]
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アルメニアからメリークリスマス!
ソレイマニ司令官殺害によって、アメリカとイランの対立が急激に悪化していますね。2020年の世界情勢は波乱の幕開けとなりました。両国の全面戦争も危惧されていますが、恐らくそうはならないと思います。もし戦争になれば、イラクのように泥沼化するのは避けられず、どちらもそれは望んでいないはずです。
とはいえ、イランがテロなどの間接的な手段で報復したり、核開発を一気に進めたりという可能性はあるので、いずれにしても中東情勢がさらに不安定になるのは必至。同時に、この地域における米国離れと中露の影響力拡大も加速するでしょう。イランはアルメニアの隣国ですから、今後の成り行きを注視したいと思います。
さて、一昨日トビリシから無事にエレバンに戻りました。同じようにトビリシで新年を過ごすアルメニア人が多いため、帰りはイミグレが混雑して長く足止めされるかも…と心配でしたが、意外にも空いていてスムーズに国境越えできました。とはいえ、やはり陸路で6時間の移動は疲れますね。帰宅してホッとした途端に、私も妻も一気に疲れが出ました。
今日1月6日はアルメニアのクリスマス。昨晩は、教会のミサに行ってロウソクの火をもらってきました。クリスマスイブに肉食はしないので、ドライフルーツのピラフと魚料理を食べ、赤ワインで乾杯しながら家族とクリスマスを祝いました。日本は今日から仕事始めだと思いますが、アルメニアはクリスマスの翌日、つまり明日までお休みです。
近所の教会では、多くの人がクリスマスイブのミサに参列していました。
アルメニアでは、イブの教会の火は「聖なる火」とされ、みんな家に持って帰って灯します。
クリスマスは家族で静かに祝うのが習わしなので、今年も家族だけで夕食。メリークリスマス!
それでは、楽しかったトビリシ旅行の後半を振り返りたいと思います。トビリシの最終日は、ロープウェイで古い要塞跡が残る高台に上って、美しい街並みを眺めました。ちなみに、ロープウェイ乗り場の行列のほとんどもアルメニア人でした。アルメニア国内のリゾート地が異常に高いから、隣国のジョージアで過ごそうと思うのは当然ですよね。
その夜は友人たちに久しぶりに会って食事しました。ジョージア人日本語教師の二人と、日本人・ジョージア人ご夫妻とご子息で、約2年半ぶりにみんなに会いました。食事も美味しかったし、会話にも花が咲いて楽しい時間を過ごすことができました。その後も、日本語教師の男性とは二人でバーで遅くまで飲んで語り合いました。こうやって気の合う友人がいるのだから、今後はもっと頻繁に来れたらと思いました。
トビリシ名物のロープウェイ。子供たちはとても喜んでいました。
高台からはトビリシの街を見渡せます。ここもアルメニア人だらけでした。
久しぶりに友人たちと再会して夕食会。楽しいひと時でした。
さらに久々の再会は、アルメニアに戻ってからも続きました。ジョージアとの国境近くにあるハグパット村に寄って、そこに住むアルメニア人の友人家族と5年ぶりに会ったのです。その村には世界遺産に登録されているハグパット修道院があり、彼らとは20年前の旅行時に出会いました。その出会いについては、過去の記事をどうぞご覧ください(該当記事)。
久しぶりに、そしておめでたいお正月に訪問した私たちを、友人と奥さんは満面の笑顔で迎えてくれました。次男のレオは初対面で、私たちに新しい家族が増えたことも心から祝福してくれました。アルメニアの片田舎に住む友人と、20年経った今も変わらず繋がっていることに胸が温かくなりました。
新年の健康と幸せを祈りながら、自家製の強いウォッカで乾杯して、お互いに5年ぶりの再会を喜び合いました。エレバンから離れているとはいえ、こうやっていつも優しく迎えてくれる大切な友人がいるから、ハグパット村にもなるべく頻繁に来れたらと思いました。
ハグパット村の友人家族と嬉しい再会。アルメニアで過ごす今年最初の日は素晴らしい1日となりました。
世界遺産のハグパット修道院も訪問。何度来ても見応えがあります。
修道院でロウソクを灯して、新年の健康と幸せを祈りました。
ハグパット村からエレバンへの道は雪が積もっていました。やはりアルメニアはジョージアより寒く感じます。
友人宅を後してエレバンの自宅に帰ると、義母が子供たちのためにプレゼントを用意してくれていました。「サンタがまたプレゼントをくれたー!」と大喜び。今年は二回もプレゼントをもらう機会があったから最高のお正月になったことでしょう。妻にとっても、初めてトビリシで過ごした年越しは新鮮で楽しかったようです。
私にとっては、友人たちとの再会を果たして素晴らしい旅行、そして幸せなお正月となりました。まだ年が明けたばかりですが、今年もいい出会いや縁に恵まれる素敵な一年になるような気がします。
人体の解剖図を作れるキットをもらったアレン。早速がんばって作っていました。
文字や数字を学べるマグネットボードをもらったレオ。アレンと同じく、自然に英語やロシア語の文字、ひらがなやカタカナを覚えてしまいました。
- [2020/01/06 16:32]
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トビリシから謹賀新年!
新年あけましておめでとうございます!2020年最初のブログ更新です。
日本はゴーン被告の国外逃亡で大騒ぎのようですが、私は家族とジョージアの首都トビリシでのんびり過ごしています。年もここで越しました。大晦日の31日はジョージア料理を食べたり、旧市街を散策したりしました。夜はエレバンから持参したそばで、年越しそばを作って食べました。
そして、年が変わる少し前に外出して自由広場に向かうと、すでに一般の人たちがバンバン花火を上げていました。たまにすぐ頭上で炸裂するからビックリします。状況の分からない次男のレオは泣き始めてしまいましたが、確かにちょっとこれは怖いかも…
2020年になった瞬間は、さらに多くの花火が何発も打ち上げられてものすごい迫力でした。私は衝撃がビリビリ響くぐらいの花火が大好きなので、これはとても楽しかったです。アレンは耳を押さえて、レオは号泣していましたが…隣にいたジョージア人の男性が、「おめでとう!」と言ってシャンパンを分けてくれました。なんともおめでたい!
花火が落ち着いたところで、アパートに戻ると、出かける際に私がこっそり置いたプレゼントを子供たちが見つけて、「ここにもサンタが来たー!」と大喜び。実はエレバンでプレゼントを買って、バレないように持って来ていたんです。アルメニアでは年越しにプレゼントを渡すのが習慣になっているし、サンタに国境は関係ありませんからね。
アレンがいつまでサンタのことを信じるのか分かりませんが、今はこうやって驚かせて喜ばせてあげたいと思います。二人とも欲しかったおもちゃを貰って嬉しそうでした。親として年越しの最重要ミッションは無事に完了しました。
その後は、新年の健康と幸せを祈りつつ、妻とジョージアワインで乾杯しました。異国の地でささやかに家族だけのお祝いですが、アルメニアのお正月に疲れていたので、とても新鮮でステキな年越しでした。妻も、「これぐらいがちょうどいい」と嬉しそうでしたね。
エレバンからトビリシまでは6時間の移動。同じようにトビリシで新年を過ごすアルメニア人が多くてイミグレは混んでいました。疲れましたが、途中のセバン湖の景色はきれいでした。
トビリシ中心部もイルミネーションで華やかに飾られていました。
到着した日に夕食を食べたレストランではジョージア音楽の演奏がありました。アルメニア音楽と全く違って面白い!
ジョージア名物ヒンカリを上手に食べるアレン。やっぱり本場のは美味しい!
例年通りちゃんと年越しそばを作って食べました。和食が大好きな息子たちはすぐに平らげました。
新年を迎える瞬間、トビリシ中心部の自由広場では盛大に花火が打ち上げられました!あけましておめでとう!
サンタからのプレゼントに大喜びする息子たち。その笑顔を見て、私と妻も嬉しかったです。
元旦はのんびり旧市街を散策して、途中アルメニア教会に寄ってお祈りしました。アルメニア語が通じるのでホッとします。というか、この時期のトビリシはアルメニア人だらけで、道でもレストランでも至るところでアルメニア語が聞こえてきます。アルメニア国内のリゾート地が高額すぎて、私たちと同じようにここに来ているのでしょう。
そして昨日は、私の大切な友人家族と久しぶりに再会しました。私がアルメニアに関わることになった大きなきっかけは、20年前の彼らとの出会い。それについては過去の記事をどうぞご覧ください(該当記事)。
私と友人は同じ誕生日で、20年前に一緒にお祝いしました。当時は私は26歳、彼は46歳でしたが、私は今年46歳になります。あの時の友人と同じ年齢になるのかと思うと、時の早さに驚くと同時に感慨深いです。そして、この20年を振り返ると、彼との偶然の出会いがまさに自分の運命を変えたのだなと不思議な気持ちになります。人生というのは本当にからくりに満ちていて面白いですね…
友人家族は、まだ生まれて半年の頃のアレンには会ったことがあって、その大きくなった姿を見て驚いていました。次男のレオは初対面で、自分たちの孫のように可愛がってくれました。こうやって私がアルメニア人と結婚して家族を築いているのも、彼らと出会えたからこそ。その大切な友人たちに自分の家族を紹介できたのは幸せなことです。
彼らと久々の再会を心から喜び合い、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。そして、20年経ってもこの温かい繋がりが続いていることに胸が一杯になりました。ちなみに、ジョージアでは1月2日は「運命の日」と呼ばれ、新たな一年はその日に過ごしたようになると言われているそうです。ということは、まさにその日に素晴らしい再会を果たしたから、2020年も幸せな一年になるはず!
皆さんにとっても、今年が幸せに満ちた一年になりますように!今年もどうぞよろしくお願いします!
滞在したアパートはトビリシ旧市街にあるので、出てすぐの通りも昔の面影が色濃く残っています。
トビリシは温泉でも有名な街で、中心部には銭湯やサウナがあります。
アルメニア教会で新年のお祈り。何だか落ち着きます。ここだけでなく、この時期のトビリシはアルメニア人だらけ。
大切な友人家族と久しぶりの再会!お互い本当に嬉しかったです。
私の人生を大きく変えた友人と息子たち。年明け早々に心温まるステキな時間を過ごせました。
- [2020/01/03 17:51]
- グルジア |
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