家族とスキー場で雪遊び!
例年なら寒さが最も厳しい時期なのに、先週からあまり寒くない天気が続き、日中は10℃弱、夜中でもマイナス2~3℃程度。この陽気で、アレンと作った庭の雪ダルマもほとんど解けてしまいました。
昨年の今頃は、漫画のロシア語翻訳と入力作業の案件が大詰めを迎えていて、アルメニア人たちと必死で頑張っていました。翻訳する漫画の難易度が高かった上に、入力する量も100冊と多く、納期に間に合うかどうか心配で胃が痛くなる日々でした。余裕がなくなってしまった原因には私の管理能力の甘さもあったんですが、アルメニア人たちの頑張りのお蔭で、何とか無事に期限内に終わらせることができました。
その後も修正やフォーマット変更等の作業を何度か行って、最近やっとネットで配信され始めました。あれから1年…みんなで頑張った大仕事が、やっと世に出ることになったわけです。大変だったという思い出ばかりですが、こうやって形になると嬉しいものですね。協力してくれた翻訳者や入力者たちに伝えると、とても喜んでいました。改めて感謝です!
その漫画のネット配信のリンクはこちら。LitRes社というロシア最大手の電子書籍プラットフォームだそうで、私とアルメニアチームが関わった漫画のロシア語版が掲載されています。
さて、一昨日は「軍隊の日」で休日だったので、家族でツァフカゾールというスキー場に行ってきました。先々週に片岡さんと一緒に行こうかと思っていたんですが、アレンが少し風邪気味だったので延期していたのです。今回も元学生のティグランに運転手をお願いしたら、快く引き受けてくれました。
最近の陽気で途中の道にはあまり雪が残っていませんでしたが、ツァフカゾールのスキー場には雪が十分あって、スキー客がけっこう来ていました。アレンもレオも、たくさんの雪を見て興奮していました。あまり寒くなかったので、リフトで上の方まで行ってみました。
上の方がもっと雪が多くて広々しているから、子供たちもたっぷり雪遊びできました。私も雪ダルマを作ってみました。ただ、スキーで滑り降りていく人たちを見ていると、自分も滑りたくて仕方ありませんでしたね。2年前に同じ場所でスキーをやったんですが、8~9年ぶりだったにも関わらず、問題なく滑れて楽しめました。そのアルメニアでの初スキーのことは過去の記事をご覧ください。(こちら)
まあ、今回は子供たちのために行ったので、スキーは別の機会にしたいと思います。それでも、タイヤチューブで急斜面を滑るアトラクションは、子供たちだけでなく、私と妻も楽しめました。というか、けっこうスリリングで怖かった…子供たちの喜ぶ顔を見れて、素敵な冬の思い出ができました。
タイヤチューブで滑るアトラクション。かなりスピードが出て怖かった…意外に子供たちは平気な様子で楽しんでいました。
ゲレンデに着くと、たくさんの雪に子供たちは大喜び。
リフトで上がって雪遊び。それほど寒くなくて良かったです。
楽しそうに雪と戯れるアレンとレオ。隣にあるのは私が作った雪ダルマ。
地元のレストランで食事しました。今回も運転してくれたティグランに感謝です。ありがとう!
私が食べたのはハーシュという牛足スープ。アルメニアの冬の伝統料理で、塩とニンニクをお好みで入れて味をつけ、乾燥させたラヴァシュ(アルメニアのパン)を入れて食べます。美味しいけど、かなり重い料理…
家族で雪遊びをした時の動画。タイヤチューブはかなりスピード出ます。そりゃ怖いわ…
- [2019/01/30 15:44]
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エレバンの科学館を家族で見学
ここ数日は暖かい天気が続き、日中の気温は10℃近くになる時もあるそうです。このまま冬が終わってくれたら嬉しいんですが、2月にまた寒さが厳しくなるという予報が出ています。
女子テニスの大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝し、世界ランキング1位に輝きましたね。昨年優勝した全米オープンではいろいろ物議を醸しましたが、今回の快挙で間違いなく世界トップレベルの実力があることを証明しました。本当に素晴らしい!
日本でも報道されていましたが、昨日は、フランスの大作曲家ミシェル・ルグラン氏の訃報がありました。享年86歳。「シェルブールの雨傘」や「華麗な賭け」など数多くの映画音楽を手掛け、アカデミー賞やグラミー賞の栄誉に輝いた仏音楽界の巨匠です。ジャズ・ピアニストとしても活躍し、マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーン、サラ・ヴォーンとも共演しました。
ルグラン氏の母親はアルメニア人。そのため、彼の死を悼むアルメニア人の投稿をフェイスブックなどで目にします。シャルル・アズナヴールに続き、偉大なアルメニア系フランス人の芸術家がまた一人この世を去りました。しかし、彼の素晴らしい音楽は永遠に残るでしょう。冥福をお祈りします。
さて、昨日は、「リトル・アインシュタイン」という科学館に家族で行ってきました。子供が楽しみながら科学を学べる小さな博物館で、日本にある科学館に比べたら相当ショボいと思いますが、最近アレンが科学の実験に興味を持っているので連れて行ってみたのです。
子供向けとはいえ、実際は少なくとも中学生以上じゃないと理解できない展示が多く、他に来ていたのは高校生のグループ。5歳のアレンには早過ぎでしたが、とりあえずそのグループに混じって、ガイドの説明を聞きながら見学しました。しかし、原理が理解できなくても、不思議な現象をいろいろ体験できるので、アレンは面白がっていました。ガイドや高校生たちもアレンとレオを可愛がってくれたし、連れて行って良かったです。
明日1月28日は「軍隊の日」で祝日なので、今週末は三連休。息子が二人ともお正月に体調を崩したりしたため、最近あまり家族で外出する機会がありませんでした。せっかくですから、この連休中にまたどこか出掛けたいと思います。
鏡を使って体が消えたように見える小部屋
音が振動で伝わるのを体感できる太鼓
手でこすると共振が起こって水しぶきが発生する中国の魚洗鍋。アレンも上手にやっていました。
ドライアイスを使ってドーナツ雲を発生させる道具。アレンはかなり面白がっていました。
ピタゴラスの定理を紹介するブロックで遊ぶアレンとレオ
静電気を発生させる金属球に触れて髪が逆立つ妻。アレンは怖がってすぐやめちゃいました。
科学館で買った実験道具。薬品の入った水を振ると、酸化還元反応によって黄色、赤、緑と変色します。
同じく科学館で買った蛇花火。着火すると、黒い燃えカスが蛇のようにニョロニョロと伸びてきます。「まだ出てくるの?!」ってぐらい伸びるので、かなり面白いです。
- [2019/01/27 10:00]
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片岡さんと餅つき大会に参加
天気はいいのですが、けっこう寒い日が続いています。夜にはマイナス10℃近い冷え込み…1月下旬から2月上旬に最も寒さが厳しくなるので、当分はこの真冬の気候が続くでしょう。
さて、一昨日の午後に片岡さんは帰国の途に着いて、メールで無事に到着したとの連絡がありました。今回はいつもより少し短い滞在でしたが、一緒に充実した時間を過ごすことができました。短いといっても10日間で、片岡さんがアルメニアを訪問し始めた頃に比べると長いです。当時の片岡さんは仕事が忙しくて、1年に1回程度しか来られなかったし、滞在日数もいつも4、5日だけでした。
ちなみに、私と妻の結婚式のために2日だけ滞在して帰って行ったこともあります。プロカメラマンの片岡さんは、私たちの結婚式や披露宴の写真を撮って、そのまま寝ずに翌日の早朝の便で帰国したんです。そんなことまでしてくれる親友がいるのは、何より素晴らしい財産ですね。
それほど忙しかった片岡さんが、今は年に数回アルメニアに来れるようになって、滞在期間も10日や2週間と昔より断然長くなりました。これも偏に、アルメニアへの変わらぬ愛情を持ち続けた結果だと思います。本当にすごい!
ところで日曜日は、片岡さんと毎年恒例のいろはセンターの餅つき大会に参加してきました。実は、その餅つきで使われている杵と臼は、片岡さんが約6年前に日本から持って来てくれたものなんです。当時、私が教鞭と取っていたエレバン国立言語大学で日本文化イベントを開いた時に餅つきを紹介してくれて、すごく盛り上がりました。
そのイベントでは、香川大学の学生たちと協力して、大学の中庭に桜の苗木を植樹してくれましたんですが、先週その桜の木がどうなっているか、片岡さんとちょっと覗いてきました。久しぶりに見た桜は無事に育っていて、2本とも私たちよりも大きくなっていました。春には花を咲かせるでしょうから、その時にまた見に来たいですね。
とにかく、上記のような経緯で片岡さんが持って来てくれた杵と臼が、今もアルメニアで日本文化紹介のために使われて活躍しているわけです。今年も日本語を学ぶ学生たちが楽しそうに餅をついていました。そして、そのつきたてのお餅で作ったお雑煮は絶品でした!きなこ餅も美味しかったです。私も片岡さんも餅をついたり、二人羽織に参加したりして楽しく過ごしました。
実は、私は3月上旬に仕事で日本に行く予定があるので、その時にまた片岡さんに会えると思います。だから、空港で見送った時も、「じゃあ、また近々会いましょう!」と笑顔でお別れしました。昨年は5回も会いましたが、今年も同じぐらいのペースで会えそうな気がします。片岡さん、今回も素敵な時間をありがとうございました!
片岡さんが、6年前に自分が持って来た杵と臼で餅つきをしました。
いろはセンターの学生たちも楽しそうに餅つきに参加していました。
つきたてのお餅をみんなで丸めて…
お雑煮が完成!すごく美味しかったです。ご馳走様でした!
お正月に関するゲームや二人羽織などのゲームで盛り上がりました。
我が家に片岡さんを呼んで食事会。ティグランと奥さんも参加して、楽しい一時を過ごしました。
片岡さんがアレンにカメラの使い方を教えてくれました。
今回も一緒に思い出深い時間を過ごせました。ありがとうございました!また3月に会いましょう!
- [2019/01/23 05:13]
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パシニャン首相再任と新紙幣の登場
一昨日は晴れ間が広がって、日中の気温は10℃ぐらいまで上がりました。その陽気で雪が解けてしまいそうだったので、家の庭に残っていた雪でアレンと一緒に雪ダルマを作りました。アレンも自分で小さな雪ダルマを作りました。しかし、昨日は寒さが戻って、少し雪が降りました。
また一昨日のお昼は、片岡さんが妻の誕生日のお祝いで食事をご馳走してくれました。そして夜は、年末年始に翻訳案件を手伝ってくれた学生たちと打ち上げパーティーを開き、片岡さんも参加して、とても楽しい時間を過ごしました。大変な仕事を頑張ってくれた学生たちには本当に感謝です。
私が作った雪ダルマと写真を撮るアレン。どちらも青い帽子を被って何だか似ているなあ~
アレンが自分で作った雪ダルマ。小さいけど上手にできています。
妻の誕生日祝いで、片岡さんがお寿司をご馳走してくれました。ありがとうございます!
翻訳を頑張ってくれた学生たちと打ち上げパーティー。遅くまで盛り上がりました。みんな本当にありがとう!
ところで、ここ最近はずっとバタバタしているため、アルメニアの重要なニュースをお伝えするのを忘れていました。といっても、予定通りの出来事でしたが、今週の月曜日、パシニャン氏が首相に再任命されました。
当ブログでも何度か書いたように、総選挙を早期実施するために、昨年10月にパシニャン氏は首相職を辞任し、その後は暫定首相という立場で政務を行っていました。そして12月の総選挙で圧勝し、再び首相に任命されたわけです。立法府でも行政府でもパシニャン氏率いる政党連合が実権を握ったので、今後の国の舵取りに注目が集まっています。
この話題について、日本では反ロシアとか親EUという視点で報道している記事をいまだに見かけます。あの革命は反ロシア的意味合いなどなかったのに、一体いつまでアホな偏向報道を続けるんでしょうか…これってアルメニアが遠く離れた小国だからという訳ではなく、基本的に日本のマスコミって独自に情報を分析せずに欧米寄りの報道をする傾向が強いからだと思います。報道番組がワイドショーみたくなっているのもそのせいでしょう。
あと最近、アルメニアで新紙幣が流通し始めました。タイミング的に、「革命で政権交代が起こったからか?!」と一瞬思いましたが、別にそうではなく、革命前から決まっていた変更だったようです。先日、銀行でお金を引き出した時に、その新紙幣をゲットしました。印刷されている人物の顔ぶれは全て変わりましたが、前と同じくほどんとが芸術家です。
千ドラムは詩人のセヴァック、5千ドラムは作家のウィリアム・サローヤン、1万ドラムは音楽家のコミタス、2万ドラムは画家のアイヴァゾフスキーです。私はまだ実際に見ていませんが、2千ドラム紙幣もあって、チェスの元世界チャンピオンのティグラン・ペトロシアンが印刷されているそうです。
紙質が丈夫になって、色使いがもっとカラフルになったような気がします。まだまだ旧紙幣の方が圧倒的に流通していますが、いずれは普通に2種類の紙幣を見かけるようになるでしょうね。
流通し始めた新しいドラム紙幣。現在1ドル=約484ドラムなので、千ドラムは220円ぐらい。日本円に比べて為替レートは安定しています。
- [2019/01/18 14:56]
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妻の30歳の誕生日パーティー
日曜の夜に降った雪がまだ積もっています。今週から寒くなるという予報が当たりました。でも、子供たちは大喜びです。歩きづらいけど、やっぱりきれいですね。
その日曜はアルメニアの旧正月、そして妻の誕生日でした。記念すべき30歳の誕生日!あ、ちゃんと妻からは、年齢を書いても問題ないと許可を貰っています。まあ、本人は30代になったことに実感というか特別な感情みたいなものはないようです。ここ数年はずっと子育てで忙しい日々を送っているから、そんなことを気にしている余裕なんてないのかもしれませんね。
どちらかというと、私や片岡さんの方が感慨深い思いに浸っていました。だって、私がここに住み始めた時、そして片岡さんが初めてアルメニアに来た時に、妻はまだ二十歳でしたからね。何だか不思議というか、すごいというか…でも、20代という時間を私と共に歩んでくれたことに改めて感謝です。
そんな妻の節目の誕生日だし、片岡さんもアルメニアにいるので、日曜は、友人や親戚を呼んで夕食会を開きました。私も頑張って、カレーや寿司やキムチなどを作りました。みんなで食べて飲んで、会話にも花が咲いて楽しい時間を過ごしました。子供たちも何だか嬉しそうでした。
みんなから素敵なプレゼントを頂きましたが、今回は私も奮発して、金のイヤリングとネックレスを贈りました。節目の歳ということもありますが、妻に日頃の感謝と愛を込めて、何か記念になるようなものをプレゼントしたかったのです。とても気に入ってくれたみたいで良かったです。
とにかく、大好きな片岡さんも参加してくれて、思い出深い誕生日となりました。皆さん、どうもありがとうございました!リリット、誕生日おめでとう!いつも本当にありがとう!
雪が積もって銀世界になりました。レオも大喜び!
誕生日パーティーのためにちらし寿司を作っていると、アレンが手伝ってくれました。
みんなで集まって、妻の誕生日をお祝いしました。
誕生日ケーキのロウソクを吹き消す妻を、「おめでとう!」とみんなで祝福しました。
私が贈ったイヤリングとネックレスをつけた妻。
片岡さんからは暖かいルームウェアのプレゼント。片岡さんとお揃いです。
お陰様で、みんなで楽しく誕生日をお祝いできました。おめでとう!これからもよろしくね。
- [2019/01/15 15:03]
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