長男アレンと日本の人形展を見学 

昨日はどんよりとした曇り空でしたが、今日は午後からまた青空が広がりました。お蔭さまで、私も子供たちも元気になりました。私は大したことなかったんですが、ずっと吐いたり下痢をしていた息子たちは可哀そうでした。

昨日は「スパイダーマン」の原作者スタン・リー氏の訃報がありました。アメリカのコミックは大して好きじゃありませんが、スパイダーマンだけは例外的にお気に入りで、サム・ライミ監督(彼のゾンビ映画も最高!)の3作品はどれも数回見ています。子供時代にスパイダーマンの日本版テレビドラマを見ていた影響ですかね。ご冥福をお祈りします。

さて、体調も良くなったし、先週末は天気も良かったので、トゥマニャン博物館で行われていた日本の人形の展覧会を長男アレンと見に行ってきました。これは国際交流基金による巡回展示で、アルメニアでは9月20日から11月11日まで、つまり私たちが行った日曜まで開かれていました。興味があったのに中々行く機会がなく、何とか最終日に見学することができました。

実はアレンは二回目の訪問でした。というのも、現地IT企業の一泊二日の社員旅行で私が留守している間に、妻と次男と一緒に行ったそうです。なので、私一人で行っても良かったんですが、先週は息子たちが病気でほとんど外出しなかったし、久々にアレンと二人で出かけたいなと思って誘ってみたら、「はい、行くー!」と嬉しそうに答えてくれました。

いつもすぐに「疲れた~歩きたくない~」と駄々をこねるアレンが珍しく、「今日は歩きたい!」と言うので、カスカード展望台からエレバン中心部まで歩いて降りることにしました。といっても、途中はエスカレーターを使いましたが、ずっと楽しそうにしていました。 景色も良かったし、あれだけ長い階段やエスカレーターを降りるのは初めてだったから新鮮だったんでしょうね。エスカレーターの横には変な現代アートも置いてあるから、アレンが面白がっていました。

その後、お目当ての日本の人形展を見学しました。規模は小さかったですが、アルメン・サルグシャン現大統領が所有する兎の日本人形など様々な美しい人形が展示されていて、けっこう見応えがありました。小さい子供連れじゃなければ、もっとじっくり鑑賞したかったです。

まだアレンが元気そうだったので、博物館を出た後も、買い物しながら散歩して、新しくできた公園で遊びました。結局2時間ほど歩きっぱなしだったのに、アレンは一度も、「疲れた~」とか「抱っこして~」と言ったりしませんでした。それどころか、「たくさん歩いたから疲れたやろ?」と聞いても、「歩きたかったから大丈夫!」という返事。ママを恋しがる様子もなかったし、知らぬ間にちゃんと成長しているんだなあ…と感慨深かったです。これから段々と寒くなるので、真冬になるまでに息子とまた一緒に出掛けたいと思います。

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初めてカスカード展望台を降りるアレンを撮ろうとしましたが、眩しくてちゃんとカメラの方を見れませんでした…

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細部までこだわって作り込まれた日本人形は見応えがありました。ちなみにアレンは絵本で読んだ金太郎の人形がお気に入りでした。

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現大統領が運営するサルグシャン財団が所有する兎の日本人形も展示されていました。

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人形展の後は一緒に散歩して公園で遊びました。ママっこだけど、たまにパパと二人で出かけるのも楽しかったみたいです。

父子仲良く体調を崩しました… 

スッキリしない天気が続いていましたが、昨日からやっと雲が晴れて、青空が広がりました。でも、朝晩は10℃を下回る寒さです。秋も終わりを迎えようとしているかもしれません。

そんな天候のせいもあってか、体調を崩す人が多いです。我が家も今週は大変でした。火曜の夜中に長男アレンが急に吐き気を催して、それからは嘔吐が続いて何も食べられない状態。こんなひどい嘔吐はアレンにとって初めてだったかも…ウィルス性胃腸炎にかかったらしく、最近かなり子供の間で流行しているとのこと。子供は大人と違って、自分に何が起きているかよく分からず、何度も吐いては辛くて泣いている姿が不憫でした。

しかし、木曜にはかなり元気になり、妻とホッとしたのも束の間、その日の夜中に今度は次男のレオが急に嘔吐し始めました。アレンと全く同じ症状なので、伝染ってしまったようです。小さいレオはさらに自分に何が起こっているのかさっぱり分からず、嘔吐するたびに泣きじゃくって可哀そうでした…息子たちが続けて病気になってしまい、私や妻、義母も大変でした。義母は何回もシーツや服を洗濯していました。

そして、子供のことを心配していた私も伝染されてしまったようで、昨日からどうも胃腸の調子が悪い…吐いたりはしていませんが、昨日はずっとムカムカして、お腹を下していました。脂っぽい料理には食欲が出ないので、お粥やうどんを作って食べています。病気は嫌だけど、こうやって日本食を食べれるのはホッとできて嬉しいですね。

お腹に優しいものを食べたお陰か、私もレオも今日にはけっこう良くなりました。とはいえ、まだ万全ではないので無理しないように気を付けないと。しかし、小さな子供がいると、家族内で次々と病気になるから大変ですね。今回はすぐに自分にも伝染ったため、子供たちの苦しみを少し実感できました。皆さんも時節柄、体にはお気を付けください。

そういえば、ジャーナリストの安田純平さん解放で、また日本では”自己責任論”が巻き起こりましたね。「国に迷惑かけやがって!」とか「自業自得なんだから助ける必要ない!」とか「血税が身代金に使われて腹が立つ!」とか、格好の標的を見つけたかのように激しい非難の嵐。まあ、この展開は解放のニュースを知った瞬間に予想できました。それぐらい日本で決まって起こる憎悪の爆発と連鎖…いつ見ても少し怖くなります。

たとえば、もしアルメニアで同様の出来事が起こっても、こんな攻撃的な空気が蔓延したりはしないと思います。武装集団に捕らえられた経緯は別にして、アルメニア市民が過酷な拘束生活から生きて帰ってきたことに、ほとんどの国民はまず安堵して喜ぶでしょうし、一番辛い思いをしてきた本人や家族に対して、悪意に満ちた言葉をぶつけたりなんてしないでしょう。危険に晒されていた同国人の命が助かったんですから、それが人として当然の心ある反応じゃないでしょうか…

逆にここぞとばかりに怒りや憎悪が噴出する日本の方が異常に思えます。鬼の首を取ったかのように自分が信じる”正論”を振りかざしながら、公開処刑のごとく吊るし上げにして溜飲を下げているようにしか見えません。自己責任云々よりも、こんな日本社会の状況をもっと問題視した方がいい気がします

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久々にジグゾーパズルを作りました。子供たちが大好きな宇宙の絵なので、体調が良くなってきたアレンも少し手伝いました。こんなことも父子で一緒にできるようになったんだなあ…

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昨晩は二人とも吐いたりせず、朝までスヤスヤ寝てくれました。とにかく健康でいてくれることが何よりですね。

結婚7周年に夫婦二人きりでディナー 

日本は今週は暖かいみたいですね。アルメニアはどんどん寒くなってきています。昨日はしとしと雨が降っていたし、今日はどんより曇っていて寒いです。

先週末はパートタイムで働いている現地のIT企業の社員旅行があって、エレバンから車で北に2時間半ほどの山中にあるイェノカヴァンという場所に行ってきました。アルメニアで一番長いジップラインや乗馬などが楽しめるというのが売りみたいですが、あいにく天気が悪く寒かったので、私はしませんでした。でも、他の社員たちと夜遅くまで飲んだり話したり、私がギターを弾いてみんなで歌ったりと楽しい時間を過ごすことができました。

泊りがけだったので、子供たちと会うのを楽しみに帰宅したら、アレンとレオが泣きながら妻の携帯を取り合っていて、「ただいまー!」と声をかけても、二人とも私のことなどそっちのけ…ゲームしたり動画が見れるスマホやタブレットは、子供たちにとって一番のおもちゃになっていて、すでにレオも上手にスクロールやタップをして遊びます。まあ、兄弟ケンカが落ち着いたらやっと嬉しそうに、「パパー!パパー!」と言ってくれましたけどね。

さて、昨日は私と妻の7回目の結婚記念日でした。なので、妻に花束をプレゼントして、夜は二人きりで食事に出かけてお祝いしました。昨年の結婚記念日は子供たちも一緒に外食したんですが、落ち着いて食べることができず、ロマンチックな雰囲気なんて全然なし…なので、今年は子供たちを義母に預けて、二人だけで食事することにしたのです。

子供が生まれてからは二人きりで食事する機会なんてほとんどないので、いつ以来か分からないぐらい、本当に久々に妻と落ち着いて食事できました。短い時間でしたが、妻も子供たちから解放されて、パパとママではなく、お互いに夫婦として楽しい時間を過ごせました。

手前味噌というか、お惚気になってしまい恐縮ですが、7年経った今も、本当に素晴らしい女性と結婚したなあと思います。その気持ちは普段も何気なく言ったりしていますが、昨日はちゃんと妻と向き合って伝えることができました。記念日ではなくとも、時々は夫婦二人だけの時間を持つことって大切だと思いましたね。

でも、帰宅して息子たちが嬉しそうに駆け寄ってくる姿を見ると、可愛い子供がいてくれることってかけがえのない幸せだなと感じます。その子供たちも妻がお腹を痛めて生んでくれたし、その後は母として子育てに奮闘してくれています。そして、今も山あり谷ありの人生を送る私をそばで優しく支えてくれています。本当にありがたいと思いますし、昨日はその感謝の気持ちもちゃんと伝えることができて、素敵な結婚記念日になりました。リリット、いつもありがとう!これからもよろしく!

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1か月ほど前に火鍋パーティーをした中華レストランで結婚記念日をお祝いしました。火鍋は美味しかったけど、他のメニューはまあまあでした。でも、久しぶりに夫婦水入らずで食事できて良かったです。

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あっという間に結婚7年目。苦労もありますが、子宝に恵まれ、素敵な伴侶と共に幸せに歩んできました。これからも、そしていつまでも仲のいい夫婦でいたいと思います。

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仲良く並んで寝る息子たち。妻との愛の結晶だから、もちろん可愛くて大切だけど、時には子供抜きで夫婦二人だけの時間を過ごすのも必要ですね。

議会総選挙の12月9日実施が決定! 

朝晩は寒いですが、昼間は日が差しているとけっこう暖かいです。あいにく今日は曇り空で肌寒いですけどね。もう11月に入り、冬はすぐそこまで来ていますから、これから段々と寒くなっていくでしょう…

先日はハロウィンでした。日本では羽目を外し過ぎる若者たちのことがいつも話題になりますね…アルメニアでも若者たちが仮装パーティーを開いたりしますが、それほど大規模に祝ったりはしません。私にすると別にどっちでもいいお祭りなんですが、長男アレンが、「かぼちゃランタンを作って!」とせがむので、人生で初めて作ってみました。作るのはけっこう面白かったし、ランタンができると子供たちは喜んでいたので、来年もやってもいいかなあと思いました。

さて、昨日は新しく首相を選ぶ2回目の議会内投票が行われました。今回も候補者はニコル・パシニャン氏一人のみ。朝から質疑応答が行われましたが、この投票はあくまで形式的なもの。ブログに何度か書いたように、これは12月に総選挙を早期実施するためのプロセスなんです。憲法では、首相が辞任してから1週間後の議会内投票で新しく首相が決まらず、そのまた1週間後の投票でも決まらなかった場合、議会は解散となって選挙を実施すると規定されています。

共和党などの旧勢力が議会規則の変更を行って、選挙の早期実施を阻止しようとしたため、パシニャン首相は自ら辞任して議会を解散させるという切り札を使うことにしたのです。国民の圧倒的な支持を受けてパシニャン内閣が誕生したにも関わらず、議会はまだ共和党が過半数を占めるというねじれ現象が続いており、これを解消しないことには国家運営を効率よく行えません。というか、そもそも国民から全く支持されていない勢力が立法府を牛耳っている状態は民主国家とは言えませんから、選挙の早期実施はアルメニアの革命にとっては必要不可欠です。

気になる昨日の投票の結果ですが、誰もパシニャン候補に対して賛成・反対の票を入れなかったため、新しく首相は決まりませんでした。よって、議会は解散となり、12月9日に総選挙が実施されることになりました!同日中に大統領がこの選挙実施を承認する署名もしたので、アルメニアの将来を占う重要な選挙の早期実施が正式に決定しました。

今の流れだと、パシニャン首相が率いる政党が圧勝するでしょう。エレバンの市議会選や地方自治体選挙でも勝利し、改めて国民からの支持の高さを証明しました。まあ、とにかく旧勢力が嫌われまくっているというのも大きな要因ですけどね。にも関わらず、革命前までは共和党がいつも選挙で当たり前のように勝っていた事実からも、この国の選挙システムがどれだけ腐敗していたか分かります。

なので、結果よりもまず、有権者の意思が反映される公正な選挙が行われることが大事です。公正な選挙を通して、多くの国民が支持する政党や議員が選ばれるのであれば、どのような結果が出ても問題ありません。それが民主主義というものだし、アルメニアで民主主義がきちんと機能することこそが革命の最大の目的なわけです。

そういう意味でも、アルメニアにとって本当に歴史的な選挙になるでしょう。私は投票権はありませんが、今から期待と不安が入り混じった気持ちでワクワクしています。しかし、まさかこの1年の間にアルメニアで、市民の力によって前政権が倒され、民主的な選挙によって新政権が選ばれるなんて変革が起こるとは予想だにしませんでした。世界各地で大きな変化が起こっていますが、アルメニアの革命もその一つと言えるでしょう。とにかく、12月の総選挙が無事に行われることを祈ります。

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ひょうたん型のかぼちゃしか売ってなかったので、上下を切り分けて作ってみました。上の部分が帽子みたいになっていいですね。

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「すごく怖い顔にして!」というアレンの要望に応えて作ったかぼちゃランタン。なんかヴェノムみたいになりました。

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「パパ、作ってー」とお願いしたアレンよりも、次男のレオの方がランタンを気に入ったようです。お蔭さまでレオの風邪も大分よくなりました。