やっと暖かくなってきました 

週後半から暖かくなるという天気予報が出されていたのですが、その予報通り、昼間は0℃を下回らなくなりました。このまま気温が上がって、長く寒かった冬が終わってほしいと思います。

今日の午後、また現地テレビの取材がありました。テーマも同じく、外国人とアルメニア人のカップル。今年に入ってから、これで5回目でしょうか…私も妻も乗り気じゃなかったのですが、記者が私の学生の知り合いだったので断れませんでした。しかし、アルメニアの視聴者は、「またこの二人かあ?」と呆れたりしないんでしょうか…

ところで、昨日からプレミアムフライデーなるものが日本で始まったそうですね。月末の金曜に早期退社を促して、個人消費を喚起するのが主な目的だそうですが、どうも余暇に対する考え方が根本から間違っているような気がします。仕事以外の自由な時間にまで、いちいち経済的意義を求めたら本当のゆとりとは言えません。

どう考えても日本人は働き過ぎなんですから、経済的意義などとは関係なしに、もっと休みを取って、のんびり余暇を楽しむべきでしょう…今回の取り組みは働き方の改革も目的らしいので、決して悪いことではありませんが、月末の金曜だけでなく、普段から定時で退社したり、長期休暇を取ったりしやすい環境を整えるべきだと思います。

そういう意味で、アルメニアでの生活はのんびりしているので気に入っています。家計は楽ではありませんが、人間の自然なリズムやペースで暮らしているからか、家族との時間を大切にできています。家族のために頑張って働いていても、一緒に過ごす時間を犠牲にしたら本末転倒ですからね…

前回の記事にも書いたように、子供の成長はあっという間で意外に覚えていないものなので、そのかけがえのない瞬間をなるべく傍で見守りたいと思います。

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一緒にピアノを弾くアレンとレオの兄弟。適当に鍵盤を叩いているだけですけどね。

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アレンが読んでいる絵本に興味津々のレオ。邪魔されてアレンは怒っていましたが、そんな二人の姿も可愛らしい!


興奮しながらピアノを弾く次男レオ。長男アレンも、同じぐらい小さい頃にピアノを弾いていたのを思い出しました。

お座りできるようになってきたレオ 

晴れていますが、昼間でもマイナス10℃近くになる寒い日が続いています。去年のブログ記事を読むと、同じ頃にはけっこう暖かくなっていたようです。今年の冬は本当に寒くて長い…そのせいで長男アレンが鼻風邪を引いていましたが、大分よくなったので、今日から幼稚園通いを再開しました。可愛いけど、家にずっといられるとマジ疲れる…

さて、次男レオは病気一つせず元気にしています。夜泣きも全然しないし、目を覚ましても静かにいてくれるので楽です。「いつまで寝てるんや?」と思って様子を見に行くと、すでに起きていて、一人でジーッと窓や天井の方を見ているなんてことがよくあります。こちらに気付いてニコッと微笑む姿が、もうメッチャ可愛い!親バカですみません…

そのレオですが、お座りができるようになってきました。以前は「ウーン!ウーン!」と顔を真っ赤にしながら頑張っても起き上がれなかったのに、最近お座りの姿勢まで持っていけるようになりました。ただ全く安定していないので、支えてあげないとコロンと転がってしまいますけどね。それでも、すごい成長ぶり!

不思議なもので、同じテレビを見ている姿でも、お座りしていると何だか意味が分かっているかのように映ります。さらに不思議なのは、長男の成長の過程をずっと見てきたにも関わらず、いつ頃に何ができるようになったかあまり覚えていないこと…あれだけ一喜一憂して写真やビデオを撮りまくっていたのに、今はまた次男の成長を新鮮な感動と驚きを持って見守っています。

人間は忘れる生き物ってよく言いますが、本当にそうですね。悲しいことや辛いことは、恐らく自己防衛本能で忘れるようにできているんでしょうけど、子供の成長の過程をあまり覚えていないのは、もしかすると子孫繁栄の本能なのかもしれません。だって、またその感動を味わうには、次々と子供を作るしかありませんからね。

まあ、子供の成長を一つ一つちゃんと覚えている人もいるでしょうから、これは私の勝手な考えです。しかし、たとえ覚えていたとしても、子育てには苦労と共に大きな幸せがありますから、自然にまた欲しくなるんでしょうね。さすがに今は二人の子育てで大変なので(特に妻は…)、当分子供は要りませんが、いずれまた欲しくなってくるかもしれません。

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寝ている姿勢から、自分で起き上がれるようになってきました。

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水に慣れてきたのか、お風呂の時も最近は泣かないようになってきました。

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そして、お兄ちゃんのすることにいつも興味津々。いろいろ大変ですけど、子供が二人いる生活は楽しいものです。

寒くて痛くて長い冬… 

先週後半から気温が上がり始めたので、「やっと冬も終わろうとしているのか?!」と思いきや、週明けから雪が降って、また寒くなってしまいました。今日はきれいに晴れていますが、やっぱり寒い…今年の冬は中々終わりが見えてきません。

さて、2月13日はトルゥンデスという祭の日だったのですが、アルメニアではこの祭の後から暖かくなると言われているのに、逆に真冬に戻ったかのようです。テアルンタラチとも呼ばれるこの祭は、キリスト教以前の火を崇める信仰の名残。火の周りを輪になって踊ったり、火の上を飛んで厄災を払うのです。特に新婚夫婦は、幸せな結婚生活のために、必ずその儀式を行います。もちろん私たちも5年前にしました。その時の様子は、過去の記事をどうぞご覧ください。(こちら)

その翌日はバレンタインデーでした。菓子メーカーの策略か、日本では女性が好きな男性にチョコを渡す日になっていますが、アルメニア含め世界的には愛する人や大切な人に何か贈り物をする日。私も、妻に花とチョコレートをプレゼントしました。とても喜んでくれて良かったです。いつも本当にありがとう!

義母への感謝の気持ちも込めて、できれば家族で食事に行きたかったんですが、自宅でワインで乾杯してお祝いしました。というのも、数日前に手をケガしてしまって、まだ痛くて腫れています。道は雪や氷で滑りやすいし、手が痛くて子供を抱けないので、大事を取って外出しませんでした。

少しずつケガは良くなっていますが、やはりこの寒さのせいか、時間が掛かりそうです。本当に今年の冬は長く感じます。それでも、「愛の日」を家族と過ごすことができて、心は温かくなりました。

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バレンタインデーにプレゼントした花を飾って、妻と息子たちの写真を撮りました。

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先日レオに新しいおもちゃを買ってあげました。叩いたり触ったりすると音や光が出る乳幼児用のおもちゃで、レオは楽しそうに遊んでいます。

聖サルキスの日のイベントに参加 

三日ほど前から暖かくなってきました。夜は零下になりますが、日中は大して寒くならないので、積もった雪が解け始めています。長く寒かった冬が、やっと終わろうとしているようです。早く春が来てほしいと思います。

日米首脳会談が行われましたが、終始友好的なムードで進んだことに、日本の政府関係者らはホッと胸を撫で下ろしていることでしょう。経済や防衛の分野について、ずっとトランプ大統領から激しく非難されていたせいか、今回の会談の成功を手放しで評価するマスコミの報道が目立ちます。

しかし、そんな報道を見ていると、まるで上司に褒められて小躍りしながら喜んでいる部下みたいで、何だかおめでた過ぎるというか卑屈というか…だって、誰よりも喜んでいるのは米政府でしょう。国内の約50兆円規模の市場と70万人の雇用創出に対する支援を、あっさり日本から取り付けたんですからね。これまでの日本叩きは、大きな貢物を引き出すための罠だったんじゃないかと思ってしまいます。もし本当にそうだったのなら、日本はまんまと嵌められてしまったのかも…

さて、昨日は聖サルキスの日でした。サルキスはキリスト教の聖人で、イースターの約2ヶ月前の土曜日が、彼を称える日となっています。別名「愛の日」とか「恋人の日」と呼ばれています。この日については過去の記事に詳しく説明しているので、そちらをどうぞご覧ください。(こちら)

その聖サルキスの日にちなんだイベントが、一昨日エレバン民俗博物館で行われました。いわゆるアルメニアの「愛の日」なので、国際カップルとして私たち夫婦も参加してほしいと招待を受け、次男レオも連れて行ってきました。大学の授業があったため、途中からの参加になってしまいましたが、皆さん温かく迎えてくれました。

私たちの馴れ初めや夫婦生活についての様々な質問に答えましたが、皆さん興味深そうに聞いていました。レオのこともすごく可愛がってくれて、楽しい時間を過ごすことができました。美しい絨毯や工芸品が展示された博物館も見応えがあったので、アルメニアに来られた際には是非とも足をお運びください。

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エレバン民俗博物館で行われたイベントでは歌や踊りなどが披露され、参加者に塩のクッキーが配られました。

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イベントの帰り、幼稚園へ長男アレンを迎えに行きました。子供二人に囲まれて幸せそうな妻。子育ては大変だけど、やっぱり我が子は可愛いなあ。

節分と餅つきイベント 

気持ちのいい晴天が続いています。でも、日中でも0℃を下回る空気は冷たくて、なかなか暖かくなりません。今年の冬は本当に寒いなあ…

先週アルメニア・リトルシンガーズの歌の収録は無事に終わりましたが、帰国された日本の方々は現在CDの完成に向けて大忙しで、弊社JASCも、引き続きお手伝いさせて頂いています。少しでも良い作品になるよう頑張りたいと思います。たくさんの人たちの思いが込められたCDは、3月22日にビクターエンタテインメントから発売予定!今からすごく楽しみです。

今週から大学の授業も始まり、ほぼ普段通りの日常に戻りましたが、リトルシンガーズと仕事をした時間を思い出して、まだ余韻に浸ってしまうことがあります。大変でしたが、本当に素晴らしい仕事に関われたことを幸せに思います。その後、合唱団の子供たちから続々とFBの友達申請があり、日本の方々もその積極性に驚かれていました。彼女たちにとっても忘れられない体験になったのでしょうね。

さて、先週は節分だったので、土曜日に家で豆まきをして、恵方巻も食べました。まだ小さい次男レオは全く訳が分からない顔で眺めていましたが、長男アレンは嬉しそうに豆をまいて、自分も鬼の面を被っておどけていました。私に言われるままに、北北西の方角を向いて巻きずしを頬張る姿が可愛らしかったです。

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言われるままに北北西の方角を向いて、私が作った太巻きにかぶりつくアレン。

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まだ食べられないけど、とりあえず食べる真似をするレオ。来年は食べられるかな。

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鬼になった私に豆をぶつけるアレン。 来年はレオと参加できるかな。

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鬼になったアレンに豆をぶつける妻。とにかく今年も福は内!

あと、日曜はいろはセンターで餅つきイベントが行われたので、妻と長男と一緒に参加してきました。餅つきするにはちょっと遅すぎますが、センターの南江副会長が1か月ほど帰国していたので、この時期となりました。それでも、たくさんの学生たちが参加してくれました。

友人の片岡さんが約4年前に持って来て下さった臼と杵で、みんな順番でペッタンペッタンと餅をつきました。もちろんアレンも頑張ってつきました。考えてみると、アレンは生まれてから毎年ずっと餅つきに参加しています。生まれて3か月の赤ちゃんだった時も、妻や友人に抱かれた状態で餅をつきましたからね。半分アルメニア人なのに、普通の日本人よりも日本文化に触れているかも…

ついた餅は、お汁粉にしたり、きな粉をかけたりして美味しくいただきました。その後は、学生たちに二人羽織や福笑い、書初めなどに挑戦してもらいました。1か月遅れの日本のお正月体験でしたが、みんな楽しく盛り上がりました。節分も過ぎてしまいましたが、次はいろはセンターで節分イベントを行う予定です。

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まずは見本として、ルザン会長と南江副会長が餅をつきました。

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アレンも妻に手伝ってもらいながら、今年も餅をつきました。

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ついた餅を丸めていきます。ルザンさんは、もうプロかってぐらい上手!

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お汁粉もきな粉餅も、学生たちはみんな気に入ったようです。たしかに美味しかった!

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子供の学生が二人羽織に挑戦!やっぱり、これが一番盛り上がったように思います。

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福笑いにも挑戦!みんな真剣に頑張っていました。懐かしい遊びですね。

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もう2月ですが、最後は書き初めに挑戦!みんな、けっこう上手に書いていました。