のど自慢にアルメニア・リトル・シンガーズが出演!
明日3月8日は女性の日で祝日。そのため、今日も休日となって4連休です。まあ、私は家庭教師の授業をやっていますけどね…全く休みがないのはキツいですが、これも生活のため、そして日本語を一生懸命に学ぼうとする学生のためです。
さて、今週は言語大学で、あまりに学生の態度がひどくて心底呆れました。いつも携帯をいじってばかりいる女子学生を注意して、「外でやってくれ」と言うと、逆ギレして、反抗的な態度で怒鳴ってきました。それには、私も他の学生たちも驚いて一瞬声も出ませんでした…
実は、その二日前にも、同じクラスの一部の学生たちが騒がしいわ、携帯をいじりまくるわ、まるで幼稚園みたいな状態だったので、厳しく叱りつけたばかり。なのに、全く反省の色もなく携帯をいじって、さらには教師に刃向かってくる始末。正直、言語大学で教えることに虚しさを感じましたね。もちろん、真面目でいい学生たちもいるにはいるのですが…
暗い話はこれぐらいにして、とても面白い出来事もありました。ここには、アルメニア・リトル・シンガーズという少年少女合唱団があります。国際的に高く評価されている由緒ある合唱団で、4年前に日本でコンサートツアーも行いました。私もここの日本文化イベントで何度か聞いたことがありますが、本当に素晴らしいです。
その合唱団を指揮する有名な音楽家から急に電話があり、「近々合唱団の6名を率いて日本に行く。日本の歌も歌うんだが、その発音をチェックしてくれないか」と頼まれました。家庭教師の学生の一人から、私のことを聞いたそうです。先週木曜にアルメニアを発ったので、今まさに日本で歌っていると思います。
月曜の夕方に時間を作り、合唱団が所属する音楽学校に行って発音のチェックをしましたが…あまりに美しい歌声に聞きほれてしまって、何度か自分の仕事を忘れてしまいました。まさに天使の歌声!それを間近で聞けるなんて超ラッキーでしたね。
指揮者の方も、エネルギッシュで気さくな方でした。お礼にと合唱団のCDを頂きましたが、心洗われるような歌を生で聞けてこちらが感謝したいぐらい。今回の訪日では、コンサートだけでなく、なんと日テレ系列の番組「のど自慢ザ・ワールド」にも出演するそうです。アルメニアの天使の歌声を聞ける貴重なチャンスですので、是非ともご覧になって下さい。
のど自慢ザ・ワールド 2016
3月9日(水) 19:56~
番組HPはこちら
合唱団の指揮者と子供たち。日本でその美しい歌声を多くの人たちに届けてほしいと思います。
4年前の日本のコンサートの映像。この中から選りすぐりのメンバーが日本を訪問しています。
- [2016/03/07 17:27]
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ひかりセンターの雛祭りイベント
朝晩はまだ少し肌寒いですが、昼間はかなり暖かく、着る物が難しい時期です。それでも、次第に春になっているのを感じるので、澄んだ青空を見ると嬉しくなりますね。
さて、昨晩はひかり日本文化センターで雛祭りのイベントがあったので、家族と出席してきました。センターの玄関には、紙で作られた雛人形が飾られ、浴衣を着たアルメニア人の女の子たちが出迎えてくれました。イベントには、日本大使館の方々も来られていました。
その日の目玉は、アルメニア人の子供たちによる「不思議の国のアリス」の劇。なんと衣装も自分たちで作り、劇も全て日本語で演じてくれました。特に主役の女の子の日本語能力や演技は素晴らしかったです。いろはセンターで日本語を学んでいる子で、その優秀さを私もよく知っていますが、改めて彼女の凄さに感動しました。
イベントには妻と息子も出席しました。息子アレンは劇の意味が分かっているのかどうか知りませんが、ずっと大人しくしてくれましたね。最後に集合写真を撮っている時に、アレンが「おしっこしたい!」とアルメニア語で言い出したので、みんなで大爆笑しました。本当に子供って面白いですね。
劇の最後のシーン。中央が主役のアリス。とても上手でした!他の子供たちも頑張ってくれました。
劇が終わった後に、チェシャ猫を演じた子供と写真を撮りました。アレンも一端のポーズを取るようになりました。
浴衣を着てもてなしてくれた女の子と記念撮影。実は、私が家庭教師で日本語を教えている子です。
ひかりセンターの子供たちが紙で作った雛人形。とても良くできていて感心しました。
- [2016/03/04 15:25]
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いろはセンターで水引ワークショップ
3月になりましたね。季節の変わり目のせいか時々雨が降ったりしますけど、日増しに気温は上がっています。今年は雪もよく降って冬らしい冬でしたが、一気に春めいてきました。
さて、数日前から織物修復の専門家と金沢大学の先生・学生の方々がアルメニアに来られています。織物修復の専門家のお二人は、妻が初めて本格的な通訳として仕事させて頂いた方々で、息子が生まれた翌日にお祝いに駆けつけて下さいました。それから2年が経ち、大きくなったアレンの姿に目を細めていらっしゃいました。
今回の訪問目的は、アルメニア正教の総本山エチミアジン大聖堂での織物修復ワークショップでしたが、私も教鞭を取っているいろはセンターで水引作りのワークショップを開いて下さいました。美しい水引が全て紙で作られていることに、学生たちは驚いていました。私たち日本人は祝儀袋などで普通に目にするものですが、改めてよく見てみると、その繊細さに感心してしまいます。
横山先生が、御祖母様から受け継いだという水引の技術を一生懸命に教えて下さいました。事前に猛特訓を受けたという金沢大学の方々も、アシスタントとして親身に学生たちを指導して下さいました。簡単そうに見えるんですけど、これがけっこう難しいんですよね。なので、途中から苦労する学生たちも多かったです。
でも、みんな頑張って作品を作り上げて、とても嬉しそうでした。また、アルメニアでも自然に使えるようにと、今回はネックレスなどのアクセサリーする工夫もされていました。本当に素晴らしい日本文化セミナーでしたね。日本の方々も、学生たちと観光に出かけたり、一緒に食事をして踊ったりと楽しい時間を過ごされました。
短い時間でしたが、両国民にとって貴重な草の根交流の機会になったと思います。遠い日本から来て下さった方々に感謝です。どうもありがとうございました!また是非ともアルメニアにいらっしゃって下さい!
横山先生が親身に教えて下さり、学生たちも興味津々でした。
みんな初めてで難しいので、手取り足取り指導して下さいました。
金沢大学の方々も、親身になって手伝って下さいました。
見本として持って来て下さった横山先生の水引作品。ご自身の結婚式の際に使われた品だそうです。その美しさに、学生からため息がもれていました。
いろはセンターに多大な支援をして下さっている石井先生に、学生たちがこれまでの主な活動を紹介しました。
石井先生は、アレンに絵本の読み聞かせをして下さいました。アレンも大人しく聞き入っていましたね。
素晴らしい交流の一時となりました。皆さん、本当にありがとうございました!
夕食会には、いつも家族で参加させて頂きました。最近サングラスを気に入ってかけているアレン。一端の大人みたいな姿でパンにかぶりついていました。
レストランでは、演奏に合わせてみんなで踊りました。日本人の集団が踊る姿に、地元の人たちも大盛り上がりでした。日本から来られた方々にとっても、楽しい滞在になったと思います。
- [2016/03/01 15:29]
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