エレバン国立大学でも教えることに! 

今日、国会議事堂周辺にかなりの数の人たちが集まって、安保法案反対のデモを行いました。人々が国会周辺を埋め尽くす写真を見ましたが、本当にすごいですね。これでも政府は法案を通してしまうのでしょうか…

さて、9月1日から長男アレンが幼稚園に通うので、新しく靴とスリッパを買いました。いろいろ準備は大変だし、やっぱり少し心配ですが、早く慣れて楽しく過ごしてほしいと思います。

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幼稚園入園のお祝いに新しく買った靴とスリッパ。

私も、9月1日から大学の授業が始まります。ずっと教鞭を取っている言語大学に加えて、エレバン国立大学でも正式に教えることになりました。実は、もともと昨年にも話はあったんですが、時間の都合が合わずお断りしたのです。掛け持ちだと時間的にきつい曜日もあるのですが、新たに日本語を教える機会が増えて嬉しいですね。いろんな学生との出会いも楽しみですし、頑張りたいと思います。

あと、今週木曜に、いつもお世話になっている片岡さんが香川大学の学生や友人たちを連れてアルメニアを訪問されます。1週間の滞在中、ここの日本語教育機関で文化交流を行う予定です。

片岡さんのアルメニア訪問は、実に1年8か月ぶり。私は昨年夏と今年春にお会いしているので、あまり久しぶりな感じはありませんが、やっぱり大切な友人が来てくれるのは嬉しいですね。一緒に日本とアルメニアの交流を盛り上げていきたいと思っています。

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国立大学では一度授業をしたことがあります。私は新入生の授業がメインですが、2年生の彼らにも週1回教える予定です。

長男が幼稚園に入園! 

今週に入ってから毎日のように雨が降って、夜は少し寒いぐらいです。先週まですごく暑かったので過ごしやすいです。来週から大学が始まると、毎日いやでも外出するので、このまま涼しくなってくれると助かりますね。

さて、9月1日から新学期が始まります。ずっと教鞭を取っている言語大学では1つクラスが増えますし、時間の都合が合えば国立大学でも教えることになるかもしれません。夏休み中に家庭教師も増えたので、けっこう忙しくなりそうです。どうせ言語大学の給料は全く増えずに月50ドルのままでしょうから、頑張って働かないと…

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音大生の西下さんたちとレストラン櫻田で再会しました。中央の女の子は国立大学の学生で、一度だけ私が教えたことがあり、「9月から教えてくれないの?」と言われました。時間に余裕があれば是非やりたいと思っています。

実は、長男も9月から新生活が始まる予定です。というのも、タイトルにあるように、幼稚園に入園することになったのです。まだ2歳になってないのに幼稚園…ちょっと早過ぎへんか?幼稚園はアレンの歳を間違えてるんちゃうか?とイマイチ信じられない気持ちがあったのですが、今週正式に入園手続きを済ませたので本当のようです。

まあ、妻は先週から日本語通訳の仕事で毎日出勤しているし、私も大学の授業で朝から出掛けます。幼稚園に通わせれば、義母と義祖母もアレンの世話から少し解放されて楽になるでしょうから、いろいろと助かることは確かです。

とはいえ、普通は3歳から通うので、自分より大きな子供たちに囲まれてアレンは大丈夫でしょうか…ハーフで顔つきも違うし、まだちゃんと話せないし(しかも日本語が混ざってる)、「魔の2歳」と呼ばれる難しい時期になるし…と、私も妻も不安の方が大きいです。私はアルメニアの幼稚園のことは良く分かりませんからね。

しかし、子供って親が思っている以上に順応性があります。また、近所の子供たちはアレンをいつも可愛がってくれるので、慣れてしまえば一人で遊ぶよりいろんな子供と過ごす方が楽しいでしょう。協調性や自立性なども身について精神的に成長するのではないでしょうか。

どうしても馴染まなければ、もともと通わせるには少し早い訳ですから、別に辞めさせても問題ありません。とにかく、アレンにとって大きな生活の変化が始まりますが、無事に楽しく過ごしてほしいと思います。

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ピアノを弾くアレン。ただ手を叩きつけているだけですが楽しそう。幼稚園で一緒に遊ぶ友達ができたらいいんですけどね。

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看護師だった義母の聴診器で妻を診察するアレン。そういえば、歯が生えたお祝いの職業占いで、アレンは聴診器を選びました。(こちら)

東京音大生によるピアノ演奏 

ここ最近は夕方以降に風が吹くし、昨晩は久々に本格的な雨が降って、けっこう涼しかったです。40℃を超える暑い日が続きましたけど、夏も終わりに近づいているのかもしれませんね。

昨日は、田口日本大使が在留邦人とその家族を公邸に招待して下さり、みんなで夕食を頂きました。途中から天気が崩れましたが、美味しい料理とお酒に舌鼓を打ちながら、会話にも花が咲いて楽しい時間を過ごすことができました。数少ない在留邦人にとって、貴重な交流の機会になったと思います。田口大使ご夫妻と大使館職員の方々に感謝です!

さて、一昨日は、ここに旅行に来ている東京音大の西下航平さんと食事しました。私のブログを見てくれていたそうで、「アルメニアで是非お会いしたい」という連絡をもらって、妻子と私の家庭教師の学生を連れて会ってきました。同じくアルメニアに旅行に来ているロシアに留学中の女子大生も参加してくれました。

事前に、西下さんから「ピアノがある場所だといいのですが…」という希望を聞いていたので、ピアノが置いてあるアルメニア料理のレストランを予約しました。味にも定評のあるレストランで、二人とも「すごく美味しい!」と喜んでくれました。

食事が落ち着いてから、西下さんにピアノを弾いてもらいました。最初に演奏してくれたのは、アラム・ハチャトゥリャンのピアノソナタ。彼は大学院で作曲を勉強していて、今の研究テーマがアルメニアのクラッシック音楽なのだそうです。とても素晴らしい演奏でした。他に日本の童謡なども演奏してくれて、私の学生も大喜びでした。

また、音楽のプレゼントだけでなく、「ここの日本語・日本文化教育に少しでも役に立てば…」と、本や折り紙なども頂きました。はるばる遠い日本から素敵なプレゼントをたくさん持って来てくれて有難い限りです。西下さん、どうもありがとうございました!お会いできて良かったです。

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お二人がアルメニアの料理とお酒を気に入ってくれて良かったです。

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ピアノを演奏する西下さん。素晴らしい演奏に、レストランの従業員も拍手していました。即興でアレンジして演奏できたりとさすがです。

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私の学生もコミタスを演奏してくれました。実は私、彼女がピアノを弾けるって全く知りませんでした。


本人は「お酒を飲んだ後だったので…」と言って、あまり納得する演奏じゃなかったようですが、とても素晴らしかったです。

聖母マリアの被昇天の日 

東京五輪は、国立競技場の建設見直しに続き、エンブレムのパクリ疑惑で揉めていますね。母国・日本の威信がかかった大イベントですけど、あまりにアホな問題が次々と起こるので呆れています。

ここ最近は本当に暑くて、義祖母が体調を崩してしまいました。お年寄りには相当こたえると思います。今日、家庭教師の帰りにバスの窓から、道に人だかりができているのが見えました。必死で扇子をあおいでいる人がいたので、恐らく誰かが暑さで倒れて人が集まっていたのでしょう。

アルメニアに対して寒いイメージを持つ人が多いと思いますが(確かに冬はとても寒い…)、当ブログで何度も書いているように、夏は40℃を超える暑さになります。乾燥しているので日本より過ごしやすいですが、この時期に来られる方は熱中症にお気をつけ下さい。

さて、先週の日曜は、「聖母マリアの被昇天の日」というキリスト教の祝日でした。聖母マリアが人生を終えて昇天したことを祝う日で、アルメニアではブドウなどの夏の果物も祝福するそうです。この日、教会では特別なミサが行われます。

私たち家族も、夕方に近所の教会へ礼拝に行ってきました。ミサの時ではなかったので人が少なく、静かにお祈りできました。お祈りする際にはロウソクを買って火を灯すのが慣わし。息子はいつも自分で火を付けようとするのですが、毎回うまくできずにロウソクを折ってしまいます。今回も初めに1本折ってしまいました…

しかし、2本目は少し妻の助けを借りながら、何とか火を灯して立てることに成功。厳かな雰囲気なので、小さな声で「アレン、すごい、すごい!」と褒めると、とても嬉しそうにしていました。いろいろできることが増えるので、見ていてこちらも嬉しくなります。

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妻のおじさんの車で教会に行きました。おじさんがいない間、運転席で面白そうにハンドルを握るアレン。とにかく車が大好き。

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奥の一本が、アレンが初めて自分で立てたロウソク。中央の曲がりくねったのが、アレンが折ったもの。これからも家族の健康と幸せが守られますように!

息子とエレバン動物園へ 

今日は終戦記念日。前にも書きましたが、悲惨な戦争から70年もの間、日本は国民が誰一人として戦地で殺し殺されることのない平和を築いてきました。今後もずっとその素晴らしい平和を維持してほしいと思います。

さて、一昨日、家族でエレバン動物園に行ってきました。昼間は暑いので、夕方7時ごろに行ったのですが、平日にも関わらず人が結構いました。今の時期は夏休みを取っている人も多いし、平日だと入場料が週末より安いんですよね。しかも、私たちが行った木曜日はさらに割引が…なぜなんだろう?

それはともかく、このアルメニア唯一の動物園に、私は9年前に来たことがあります。二度目のアルメニア旅行中に、当時日本語を勉強していた学生たちと一緒に訪問したのです。その中には今の妻もいましたが、まさか彼女と後に結婚することになるとは想像もしませんでしたね。人生って本当に不思議。

当時の動物園の印象はというと…かなりボロかった!まあ、エレバンの街自体に全く華やかさがない時代だったんですけど、日本に比べて動物の種類や数も少ないし、何だか寂れた感じでした。とはいえ、ライオンやトラなど定番の動物は一応いて、爬虫類ばかりを置いている施設もあって、意外に楽しめました。

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9年前に爬虫類館でニシキヘビを持って学生たちと一緒に取った写真。こういうのが平気な女の子ばかりでした。ちなみに右端が妻です。

そんな思い出のある動物園に9年ぶりに行ってみると、改修がされていて大分きれいになっていました。実は、妻も私と一緒に行って以来だったらしく、当時と違う様子に少し驚いていましたね。残念ながら、動物の種類や数などは大して変わっていませんでしたが…

それでも、息子のアレンは大喜び!孔雀や山羊とかでも十分珍しいのか興奮していました。もちろんカバや熊などの大型動物にも興味津々の様子でしたが、一番はしゃいでいたのは爬虫類館にいる魚を見た時。本当に魚が大好きのようです。しかし、可哀想なことに、内陸国のアルメニアには水族館がない…

一通り見たら、9時を過ぎてすっかり暗くなってしまいました。疲れましたが、息子が楽しい時間を過ごせたみたいで良かったです。あいにく象やトラが姿を見せてくれなかったので、今度またアレンを連れて行ってあげたいと思います。

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「しゃかな!(魚のこと)」と言って興奮していました。エレバンに小さくてもいいから水族館があれば、きっと喜ぶでしょうね。