春の日本旅行記 4
昨晩は少し雨が降りましたが、基本的に毎日天気が良く、昼間は暖かくて気持ちがいいです。しかし、朝晩はまだちょっと肌寒いですね。
1週間前のことなんですが、大学ので学生たちに浴衣を着せてみました。その日の午後に高等教育機関のPRエキスポがあって、そこで学生の一人に着せるために浴衣を持参していたのです。せっかくなので、授業で学生たちに着てもらいました。みんな、すごく喜んでたくさん写真を撮っていました。ちなみに、エキスポはいい加減な内容で、参加する意味はほとんどありませんでした…
嬉しいそうにポーズをとる学生たち。欠席していた学生もいるので、また機会を作りたいと思います。
さて、今回はまた日本旅行を振り返ってみたいと思います。素敵なご家族と過ごした奈良を出て、次に向かったのは京都。奈良と同じく日本観光では絶対はずせない古都。初めて日本を訪れた義母をここに連れて来ないわけにはいきません。見所はたくさんありますが、初日は宇治に立ち寄って観光しました。
実は、アルメニアでたまたま妻が平等院の写真を見て、「ここに行ってみたい!」と言ったのがきっかけでした。京都に1年住んだことのある私も、宇治は小学校の修学旅行以来…お陰で、ほとんど初めてのような気持ちで観光できました。
極楽浄土を表現したと言われる平等院鳳凰堂は、やはり美しかったです。その調和の取れた美しさに、妻も義母も見とれていました。併設された博物館に、当時の内装が再現されていましたが、すごい煌びやかさでした。当時の人々にすれば、まさに極楽浄土のような世界だったのでしょう。
その後、世界遺産に登録されている宇治上神社に行きました。本殿は、現存している神社建築としては最古のものだそうです。小さな神社でしたが、森の中にひっそりと建ち、人も少なかったので、静かに観光することができました。妻はその雰囲気をすごく気に入っていました。
宇治観光を終えて京都市に向かう途中、アルメニア友の会の濱田会長にお会いして、学生招聘プログラムについて意見交換しました。人的交流活動の一環として、一昨年二人の学習者を日本に呼んだのですが、今年も適した人がいたら招聘する予定なのです。アルメニア人学生の「日本に行きたい!」という夢を叶えてあげられたらいいですね。一昨年の招聘については、過去の記事をどうぞご覧下さい。(こちら)
枝垂桜もきれいだった平等院鳳凰堂。
紫式部像と宇治橋。
宇治上神社と枝垂桜。世界遺産ですが、静かで落ち着く所でした。
アルメニア友の会の濱田会長と一緒に。本当にいつもお世話になっています。だれか日本に招聘できたら嬉しいです。
その日、京都では友人宅に宿泊しました。バックパッカーだった彼とは3年前にエレバンで出会い、日本文化イベントに参加したり、家のリフォームを手伝ったりしてくれました。共に楽しい時間を過ごして、アルメニアが大好きな国の一つになったようです。(こちら) 今は平屋の一軒家を借りているということで、そこの地図と住所を頼りに向かったのですが…なんと迷ってしまいました。普通に歩いたら駅から10分ちょっとなのに、結局1時間以上かかりました。
かなり疲れましたが、ずっと地元の方が親身になって探してくれて、本当に助かりました。今回はこういう日本人の親切に何度も触れる機会があり、心が温かくなりました。やっと辿り着いた家に友人はいませんでした。まあ、「仕事から帰るのいつも遅いので、勝手に入っていて下さい」と言われていたので問題ありません。
で、彼が帰宅したのは深夜1時…しかも夕食も食べていないとのこと。毎日こんな感じみたいです。私も1年満たないサラリーマン時代は同じでしたけど、なんで日本人はこんなに忙しいんだろ?だって異常でしょ、これ?しかし、友人には夢があって、今の仕事はその実現のために必要なステップだから頑張っているようです。そんなことも含め、彼とはいろいろ語り合えて良かったです。
きつい職場みたいですが、友人は夢に向かって頑張っていました。体には気をつけてね。今回はどうもありがとう!応援してます!
翌日は京都市内の観光でしたが、朝からずっと雨…とはいえ、友人宅にずっと居るわけにはいかないので出発しました。それに、その日の観光は聖美さんも同行する予定でしたからね。昼間は空いているということで、京都まで会いに来てくれたんです。まず一緒にお昼を食べてから、石庭で有名な竜安寺へ。ここは妻のお気に入りの場所。今回も、「心が落ち着く…」と言いながら、ずっと石庭を眺めていました。
次の金閣寺には、雨も降っているし、アレンも寝ているしということで、タクシーで移動することになりました。が、ここでアルメニア人には理解不能の出来事が発生!なんと運転手が、「4人乗りなので、2台に分かれてください」と言うのです。「ちょうど大人4人なのに、なぜ2台?」と思ったら、たとえ1歳半の子供でも一人として数えるとのこと。これには妻も義母も呆れ返っていました。アルメニアだと絶対にあり得ません。
運転手にすると、もし人数オーバーで事故でも起こしたら保険がおりないため、どうしても全員を乗せられないようですが、たった4,5分の距離ですし、母親に抱かれた小さな子供も数えられるなんて、ちょっと厳しすぎないかと思いました。まあ、逆にアルメニアのタクシー運転手は、シートベルトをしなかったり、子供がいても喫煙したりと、いい加減すぎますけどね。
それはともかく、金閣寺は雨の中でもすごい人でした。特に中国人観光客が多かったですね。4年前に妻と二人で来た時は、落ち着いて写真撮影できましたが、今回は我先に場所やタイミングを確保しないと無理…ここ数年で、日本はかなり観光地になったようです。観光資源に恵まれていますし、周辺国の経済発展を考えると当然のことですね。騒がしい中での観光だったにも関わらず、義母は金閣寺をかなり気に入ったようです。
あいにく、その日だけはずっと雨に降られてしまいましたが、義母が喜んでくれて良かったです。一通り観光を終えて、聖美さんとは神戸に行く途中でお別れしました。わざわざ日本まで会いに来てくれて本当に感謝です。一緒に過ごせて、こちらも楽しかったです。ありがとうございました!また会いましょう!
聖美さんが寿司屋でランチをご馳走してくれました。やっぱり日本は食事が美味しい!唐揚げ定食もあって、海産物アレルギーの義母も大丈夫でした。アレンは茶碗蒸しが大のお気に入り。
妻お気に入りの竜安寺石庭。ここも枝垂桜がきれいでした。
着物姿の女性と日本庭園。絵になりますね。
日本屈指の観光地・金閣寺。何度見てもきれいだと思います。
聖美さんと一緒に。人が多くて、こうやって写真を撮るのも一苦労…聖美さん、雨の中どうもありがとうございました!
- [2015/04/29 15:03]
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とんかつ&カツ丼パーティー!
先週ネパールで大地震が発生し、数千人もの人が亡くなりました。今も被災者の数は増え続けています。ネパールは、16年前に世界を放浪していた時に3週間ほど滞在して、湖のほとりでのんびりしたり、トレッキングしたりしました。荘厳で美しいヒマラヤの大自然、そして穏やかで優しい人々…とてもいい印象が残っています。一日も早く事態が収束し、一人でも多くの命が救出されることを祈ります。
トレッキング中に立ち寄った山奥の村。美しい大自然は、時に甚大な被害をもたらす脅威になるのですね…
先週の虐殺記念日には、朝日新聞の記者の方が来られて、妻が日本語通訳を務めたとブログに書きましたが、ネットに記事が掲載されていました。その記者の方は、アルメニアのチェス教育の取材にも来られたことがあり、いつも私が連絡係、妻が通訳を務めています。息子のことも可愛がってくれて、一緒に仕事をしていて楽しい方です。
「集団虐殺」100年、犠牲者追悼 アルメニアで式典
さて、昨日はフランス人の友人とレストラン櫻田で夕食を食べました。彼女は4年前にアルメニアに住んでいて、その時に少し私が日本語を教えたのです。アルメニアをすごく気に入って、仕事を終えてフランスに戻った後も、アルメニアに遊びに来てくれます。今回は彼女にアレンを初めて紹介することができました。「すごく可愛い!」と言ってくれて、素敵なプレゼントも頂きました。「またアルメニアに住みたい」と言っているので、近いうちにまた会えるかもしれません。
アレンのために素敵な帽子と服を持って来てくれました。
私たちの大切な友人の一人です。また会えて良かった!本当にありがとう!
また先週の土曜日は、我が家で夕食会を開き、総勢13人のお客さんが来られました。この夕食会のメインは、とんかつとカツ丼!日本から出張で来られている方が料理上手で、みんなに振る舞って下さったのです。できたとんかつとカツ丼は、めちゃくちゃ美味しかったです。
その方は、「作っていると自然にお腹が一杯になるし、みんなが美味しいと喜んでくれるのが何より嬉しい」と言って、ほんとんどずっとキッチンで料理をして下さいました。私も料理は嫌いではありませんが、本当に好きな人ってすごいですね。中村さん、どうもありがとうございました!
パンをすり下ろしてパン粉を作ります。
参加された大使館職員の方々も準備のお手伝い。お一人が持参して下さった手料理もすごく美味しかったです。
特製のたれで作ったカツ丼。美味しかったあ!
参加者もみんな、「美味しい!」と大満足でした。
久々の夕食会。かなりの人数が集まりましたが、美味しい料理に舌鼓を打って、会話にも花が咲いて、楽しい時間を過ごすことができました。
中村さん、お疲れ様です。美味しい料理ありがとうございました!
- [2015/04/27 23:16]
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アルメニア人虐殺百周年
昨日4月24日はアルメニア人虐殺百周年でした。虐殺記念碑では、プーチンやオランドなどの政府要人、また各国大使が参加して慰霊式典が開催され、その様子はずっとテレビ中継されていました。まさに空も泣いているかのように、午後から雨が降り始めました。
その虐殺記念日に合わせて、今日は日本大使館主催のピアノコンサートが行われました。日本からピアニストの七條恵子さんが来られて、アルメニア人作曲家のコミタスの曲を演奏されました。聞き応えのある素晴らしいコンサートでした。コミタスについては、以前ブログでも紹介したことがあるので、どうぞご覧下さい。(こちら)
コンサートが行われたコミタス博物館。後で見学しましたが、コミタスに関する貴重な展示品があり、見応えがありました。
素晴らしい演奏をありがとうございました!
今年は混雑を予想して、私は前日23日に記念碑に行って献花しました。すでに花がけっこう置かれていましたが、それほど人は多くなく、全然並んだり待ったりせずに済みました。アルメニア人は、特別な気持ちで百周年という大きな節目を迎えていることでしょう。私も、「悲惨な歴史を決して風化させてはいけない」というアルメニア人の思いを今まで以上に強く感じました。
しかし、実は今朝も記念碑に行ってきました。というのも、朝日新聞の記者の方が取材に来られていて、妻が日本語通訳を務めていたのですが、私もその方に同行することになったのです。せっかくなので息子も連れて行き、献花してきました。記念日の翌日にも関わらず、すごい人でしたが、天気が良かったのでアララト山がきれいに見えました。日本のメディアがアルメニア人虐殺について詳しく取り上げることはほとんどありませんから、早く記事を見てみたいと思います。
アレンも花を持って参列。
そして、記念碑で犠牲者のために献花しました。
歴史を巡ってトルコとずっと対立していますが、多くの命が失われたのは事実。二度と同じ悲劇が繰り返されないことを祈ります。
欧米では大きく報道されたようで、虐殺認識に消極的だったドイツも、「ジェノサイド(集団虐殺)」と強く非難する声明を大統領が発表し、当時オスマン帝国の同盟国だったドイツにも責任があると認めました。ローマ法王が虐殺と非難した時も、トルコは激しく反発しましたが、今回もいろいろと波紋を呼びそうです。
アルメニア人虐殺「ドイツにも責任」 独大統領、歴史の罪に言及
また、23日に記念碑を訪問した後に立ち寄ったレストラン櫻田で、日本人のバックパッカーと会いました。そして、彼が共和国広場で開かれるシステム・オブ・ア・ダウンのコンサートに行ってみようかなと言うので、私も櫻田さんも一緒に行ってみることにしました。「どうせ入場規制されていて入れへんやろなあ」と思っていたら…意外にすんなり入れちゃいました!まあ、やっぱり人は多かったですけどね。
けっこう雨が降っていましたが、アルメニア系の大物バンドが初めて行うコンサートですから、観客たちはかなり興奮気味。今か今かと待っていると、予定より30分遅れの8時半にコンサートが開始!いやあ、良かったです!やっぱり生で聞くと迫力が違いますね!雨の中、アルメニア人たちと共に盛り上がりました。初めは行くつもりなかったけど、行ってみて大正解でした。
さすが百周年ということで、アルメニア国内だけでなく、世界中のアルメニア系移民が一致団結して、様々なイベントが行われたようです。アルメニア人にとって大切な歴史的瞬間に立ち会えて良かったと思います。
好きなバンドの演奏を生で聞けて最高!バンドのメンバーらも、母国でコンサートを行って感無量という様子でした。
長いですがコンサートの動画です。10分頃からコンサートが始まります。自分もこの場にいたんだなあ。
- [2015/04/25 23:19]
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春の日本旅行記 3
最近は晴れたり曇ったり変わりやすい天気です。4月24日はアルメニア人虐殺記念日。しかも、今年は百周年という大きな節目の年。世界中からアルメニア系移民、国際機関や各国の要人が訪れます。私は毎年24日に虐殺記念碑に行って献花していますが、今年は日をずらそうかと思っています。すごく混雑するでしょうからね…
百周年ということで、今年は明日23日も休みとなっています。そして、夜はエレバンの共和国広場で、世界的に有名なバンドが無料コンサートを行う予定です。そのバンドとは、System Of A Down!ご存知ですか?グラミー賞を受賞したこともあるアメリカのロックバンドで、メンバー全員がアルメニア系なんです。
アルメニア人が誇る大物バンドが虐殺記念日前日に開く無料コンサートですから、かなり盛り上がるのは確実。私もけっこう好きなので行ってみたいんですが、半端なく混雑するでしょうから、やはりこれも遠慮しようかと思っています。人が多い場所は苦手なので…
彼らを一躍有名にした曲「Chop Suey!」。コンサート、盛り上がるだろうなあ…
虐殺百周年のシンボルとなっているワスレナグサ。このステッカーが車や店などに貼られているのをよく見かけます。
虐殺記念日の様子は、また後日ブログでご紹介するとして、今日も日本旅行の思い出を振り返りましょう。片岡さんと楽しく過ごした香川から高速バスで大阪に行き、道頓堀を散策しました。ここも外国人が多かったですね。昼食を食べたお店も、客のほとんどが外国人観光客でした。普通の定食屋だったのに…その後、私たちは奈良県に向かいました。その奈良で過ごした3日間は、旅のハイライトの一つになりました。
道頓堀の有名な水掛不動さん。苔がびっしりの姿に妻も驚いていました。
有名なグリコの看板の前で、妻もアレンも同じポーズ。
というのも、泊まらせて頂いたお宅のご家族が本当に温かくて親切で、素晴らしい滞在となったのです。そのご家族とは元々面識はありませんでしたが、ホームステイ先が中々見つからず困っている時に、フィリピンに住む友人がFB上で呼びかけてくれたところ、「ぜひ我が家へどうぞ!」と手を挙げて下さいました。ちなみに、そのフィリピンの友人は、ミンダナオ島にあるハウス オブ ジョイという孤児院で働いています。
泊まらせて頂くだけでも有難いのに、ご主人は1日有給を取って観光に連れて行ってくれたり、奥さんもお子さんと一緒に観光に同行してくれたり、とても親切にして下さいました。また、小学4年生と5年生になったばかりの娘さん二人が、めちゃくちゃ可愛くて良い子!ずっとアレンを可愛がってくれるし、いつも私たちのことも気遣ってくれるし、「どう育てたら、こんな良い子になるの?」と、妻も感心していました。
奈良に着いた翌日は、ご主人が故郷の橿原市に連れて行って下さいました。まずは、桜並木のある川原に行ったのですが、前日の雨で大分散っていました。が、それで逆に素晴らしい景色を見ることができました。散った桜の花びらが一面に降り積もり、美しいピンク色のカーペットになっていたのです。義母は「まるで天国みたい…」、妻も「満開の桜よりもきれい」と感動していました。
その後、橿原神宮に行きました。広い敷地に大きな鳥居や参道、拝殿があり、さすが毎年皇族が参拝されるだけあって、とても立派な神社でした。敷地の池に鴨がたくさんいて、アレンが大喜びしていました。しかし、この日は寒の戻りで冬みたいに寒かったです。夜は、義母が奥さんに教えながらトルマを作りました。味の方は…「美味しい!」と気に入ってくれました。
美しい桜のカーペット。私もこんな景色は初めてだったかも…時折ひらひらと桜が舞い落ちるのも風流でした。
寒かったですが、ずっと見ていたいほどきれいな景色でした。
橿原神宮の池の桜もきれいでしたが、アレンはそれより鴨に夢中。
ブドウの葉の塩漬けを持ってきたので、一緒にトルマを作りました。
その翌日は、奥さんと娘さん二人も同行して奈良市に行きました。そこでお昼を食べたんですが、アレンのゴッドマザーである聖美さんも参加!私たちの旅行に合わせて、香港から帰国して下さったんです。考えてみれば、この1年間で三回目の再会。すごい縁ですよね。とにかくまた会えて嬉しかったです。聖美さんも、大きくなったアレンを見て喜んでいました。聖美さんの奈良のご友人も参加されて、一緒に楽しく食事しました。
それから、みんなで興福寺や春日大社、東大寺を観光しました。最初の興福寺で、甘茶を配ったり、仏像に甘茶を掛けたりしているので、「何やろ?」と思ったら、ちょうど4月8日は釈迦の誕生日だったんです!潅仏会と呼ばれるこの祭では、花で飾った御堂に甘茶を満たし、中央に置いた仏像に甘茶を掛けるという行事が行われます。
その後、たくさん鹿を見ながら春日大社と東大寺を参拝しました。初めて鹿を間近で見たアレンは、寄って行ったり触ろうとしていましたね。東大寺でも潅仏会が行われていて、大仏の周りに花が飾られてきれいでした。妻も義母も大仏に手を合わせ、「ここは何だか心が落ち着く」と言っていました。
朝はどんよりした曇り空でしたが、午後からは次第に空が明るくなり、東大寺を参拝した夕方頃には晴れ間が広がりました。日本滞在中ずっと天候不順でしたが、幸い観光する際に雨に降られることはほとんどなかったです。
聖美さんお勧めの中華料理屋で食事。美味しかった!
潅仏会という釈迦の誕生日には、甘茶を仏像に掛けてお祝いします。
間近で見る鹿にアレンも大興奮!奈良の鹿は完全に人慣れしています。
興福寺・五重塔の前で記念撮影。しかし、鹿が目立ちすぎ…
春日大社の拝殿にいた猫と一緒に。娘さんたちは学校の後だったから制服姿です。
柱の一つに大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴が開けられていて、通り抜けると無病息災のご利益があると言われています。アレンはすんなりと通り抜けました。
大仏殿の前で記念撮影。この日も寒かったですが、とても楽しい一日になりました。
最後の夜は、ご主人が餃子を作ってくれました。すごく美味しくて、たくさん食べてしまいました。海産物アレルギーの義母も、美味しそうに食べていました。実際あとで、「日本で何が美味しかった?」と聞くと、「餃子!」と答えるほど。ご家族の温かいもてなしに心から感謝です。
出発の朝は、ご主人も奥さんも仕事だったので、娘さん二人が見送ってくれました。本当にいい子たちだったので、別れがけっこう辛かった…大きくなったら、是非アルメニアに遊びに来てほしいと思います。何より、私たちを快く受け入れて下さったご主人と奥さんの優しさに感動しました。今回の素敵なご縁が、ずっと続く繋がりになってほしいと思います。本当にありがとうございました!
餃子、美味しかった!今回は大変お世話になりました!お陰で素敵な思い出ができました!また会いましょう!
「アルメニアはどこかな?」 本当に可愛い娘さんたちでした。いつかアルメニアに遊びに来てね!
- [2015/04/22 23:22]
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春の日本旅行記 2
今日は、いろは日本文化センターの花見に参加してきました。結局、食事をした場所には花は全くなかったですが、天気も良かったし、みんなで楽しく過ごしました。
途中、以前ブログでも紹介したサルダラパットの記念碑に寄りました。(過去のブログ記事はこちら)
みんなで食べたり飲んだり歌ったり、楽しい一時を過ごしました。
さて、今回も日本の旅行について書きたいと思います。風邪も治ったので、まず片岡さんを訪ねて四国に行きました。到着してすぐ香川大学を訪問しました。片岡さんは、今年秋に香川大学とアルメニアの学生との文化交流イベントを計画していて、参加する予定の学生たちが打ち合わせをしていたのです。
学生たちからは、アルメニアの治安などについて質問を受けました。イスラム国の影響で、地理的に近いアルメニアも危険ではないかと不安があるようです。それは全く関係なく、日本と同じぐらい治安がいいと答えておきました。
その後は、片岡さんの会社のフォトスタジオで鍋パーティー!お寿司もあって、どれもとても美味しかったです。ただ、数日ぶりにお酒を飲んだ私は(風邪を引いている時は控えていたので)、眠気に勝てず途中から眠ってしまいました…それでも、いろいろな人と過ごせて楽しかったです。
香川大学構内の桜も満開できれいでした。
この日は雨で寒かったので、鍋は体が温まって美味しかったです。
翌日は、いつもお忙しい片岡さんが奇跡的に完全に休みだったので、車で観光に連れて行ってくれました。まず向かったのは、桜の並木道のある小さな神社。とても絵になる場所でした。そして次は金比羅宮。小さな子供を連れてあの階段を登るのは大変なので、「まあ途中までなら…」と思って行ったのですが、結局785段を登りきって本宮を参拝しました。
境内の桜が満開で、その美しさに見とれていたら、あまり疲れを感じませんでした。「これぞ日本の春!という景色に、妻も義母も本当に感動していました。片岡さんと一緒だったから、余計に楽しかったですね。本宮からの景色も素晴らしかったです。
観光地じゃないので、他に人がおらず、家族だけで静かに花見ができました。
やっぱり本場・讃岐うどんは美味い!アレンも美味しそうに食べていました。
腹ごしらえも終えて、金比羅宮を目指します。でも、アレンはこんな感じ…
境内の桜が満開で、思わず見とれてしまう場所がいくつもありました。
片岡さんと香川大学の学生と一緒に。「笑顔で幸せ!」
息子はママ以外に抱かれるのを嫌がる時期なので、妻はほとんどずっとアレンを抱いたまま上まで登りました。まさに母は強し!
その後、前日のパーティーにお寿司を作って持ってきて下さった方が神主を務める神谷神社に行きました。小さいですが、国の重要文化財にも指定されている由緒ある神社だそうです。参拝して裏の山道を少し行くと、まるで天国のような場所を見つけました。とにかく写真をご覧ください!
また、夜は栗林公園に夜桜を見に行きました。ライトアップされた桜も、とてもきれいでした。盛りだくさんの観光で疲れましたが、とことん桜を満喫できました。予報は雨になっていたのに、全く降らず天気にも恵まれて最高の一日でした。
誰もいない開けた場所に覆いかぶさるように咲く満開の桜。美しい光景に思わず立ち尽くしてしまいました…
まるで秘密の花園みたいでした。ここは本当に良かったなあ。
アレンも桜を興味深そうに触っていました。
栗林公園の夜桜。昼間と違って妖艶な美しさ。この日はまさに桜祭でした。
その翌日は、片岡さんが午前中に仕事があったし、私たちも疲れていたので、のんびり午後から観光に出かけました。「一鶴」という美味しい骨付鳥のレストランで食事をして、瀬戸大橋が見渡せる浜辺に連れ行ってくれました。アレンが海に大興奮していましたね。
ちなみに、今回泊まらせて頂いたのは、片岡さんが4月から借りている古民家。日本庭園、襖や縁側があって、内部はまるで迷路のような作りの大きな家でした。なんだか座敷童子でもいそうな雰囲気で、妻も義母も面白がっていました。でも、台所やトイレは近代的にリフォームされていて、とても快適でしたね。
とにかく、素晴らしい滞在になり、義母も香川がすごく気に入ったようです。これも偏に片岡さんのお陰。今回も本当にお世話になりました!ありがとうございます!また秋にアルメニアで会いましょう!
一鶴の骨付鳥。美味しい!すごい人気店で、午後2時半頃でも人が一杯でした。
アレンは打ち寄せる波に大喜びでした。
泊まらせて頂いた古民家。家族に古い日本の家屋を味わってもらえました。
- [2015/04/20 04:40]
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