いろはセンターの節分イベント
もうすぐ2月も終わりですね。日がどんどん長くなって、冬が終わりに近づいているのを感じます。
さて、先週の日曜、いろは日本文化センターで節分イベントが行われたので、巻き簾や寿司桶、鬼のお面などを持参して、家族と参加してきました。
まず、映像を見せながら節分の説明が行われ、学生たちも興味深そうに聞いていました。その後、学生たちは恵方巻に挑戦しました。今回は普通の太巻きではなく、飾り巻き!江戸前寿司の技術の一つである細工寿司で、カラフルで華やか。一見難しそうですが、けっこうみんな上手に巻いていました。
そして、西南西の方向を向いて、作った寿司をみんなでかぶりつきました。食べている間に話すと福が逃げると言われているので、シーンと無言でしたが、何だかちょっと怖かったです。まあ、これも面白い日本文化体験だったと思います。お寿司も美味しかったですね。
次に豆まき!今回も私が鬼役…先週からアルメニアに滞在している岩田君も鬼役をやってくれました。お面を被った私たちが現れると、一斉にみんなが「鬼はー外!」と言いながら、豆をぶつけ始めます。これがけっこうバチバチ当たって痛かった…途中、アレンと同じぐらいの友人の子供が本当に怖がって泣いちゃいました。
自宅、レストラン櫻田に続き、今年三度目の節分。全て私が鬼の役をしましたが、これだけ豆をぶつけられたら、さすがに厄も逃げていったのではないでしょうか。とにかく楽しいイベントでした。
友人の息子さんも来ていました。アレンと歳は2週間ほどしか違いません。可愛かった。鬼のお面で怖がらせてしまってごめんね!
- [2015/02/25 20:37]
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岩田君がアルメニアを再訪
ここ数日、少し風が冷たくて寒いです。まだ冬は終わっていないようですね…
さて、昨日から我が家に岩田君が泊まっています。昨年夏に、ヨーロッパ教育大学付属学校のサマースクールで教師を務めてくれた青年。彼については過去の記事をご覧ください。(こちら)
昨年ここにいる時からアルメニアをとても気に入って、「絶対また戻ってきます!」と言っていましたが、7ヶ月も経たずに昨日アルメニアに戻ってきました。今回はアルメニア語を勉強したり、日本語を教えたりしながら1年ぐらい滞在する予定だそうです。まだアパートが決まっていないので、とりあえず我が家に身を寄せています。
私の授業に参加してから、一緒にタクシーで我が家に向かったのですが、「やっぱりアルメニアいいですね!」と嬉しそうでした。本当にアルメニアが好きなんだなあ。これだけ気に入ってもらえると、こちらもお世話した甲斐があるというものです。
たまたま昨晩は、義母の友人家族に日本のカレーを食べてもらうために夕食会を開いたので、岩田君も参加しました。日本から来たばかりの人にカレーかあ…と思ったんですが、「美味しい!」と言って、おかわりして食べていました。招待したアルメニア人家族も、カレーを気に入ってくれたようです。
これから岩田君のアルメニア生活が本格的に始まります。今回の滞在も楽しいものになるよう、私もできる限りサポートをしていくつもりです。
昨年すごく可愛がってくれた岩田君を覚えているのか、アレンもすぐ懐いていました。
- [2015/02/22 15:51]
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日本とアルメニア、どちらがいい?
朝晩は冷えますが、それでもマイナス1,2℃ほどで、例年よりずっと暖かいです。このまま冬が終わってくれると有難い。というのも、光熱費を抑えられるのでマジで助かります。真冬の暖房費は日本より高くつきますからね…
さて、昨日大学の授業で、「行きます」「来ます」などの動詞を導入しました。その際に、私が過去に約90ヶ国を旅したと話したら、学生たちはみんな目を丸くして驚いていました。私はてっきり話したことがあると思っていたのですが、昨年秋から教え始めたクラスだったので、学生たちにとって初めて聞く話だったようです。
そりゃ、90なんて数字を聞いたら驚きますよね。いつもの如く、そこからは「どこが良かったか?」「どのぐらい時間とお金が掛かったか?」と次々に質問が上がります。そして誰かが、「それだけ世界中を旅して、なぜアルメニアに住むことにしたのか?」というお決まりの疑問を口にしました。
私はいつも、「自分の運命だったから」と答えます。だって、本当にそうなんです。これだけ旅すれば、居心地のいい国や面白い国は他にもたくさんあり、別にアルメニアがベストだったから住み着いた訳ではありません。いろんな偶然に導かれて、この国に辿り着いたんです。その経緯については、過去の記事をご覧ください。(こちら)
その後、「日本とアルメニア、どちらがいいか?」と学生に聞かれました。これもよくある質問で、「なんで豊かで発展した日本ではなく、アルメニアに住んでるのか?」と、私の選択が全く理解できないという感じで聞かれることも多々あります。まあ、どちらも長所・短所があるので、簡単にどっちがいいとは答えられません。
ただ、アルメニアの方がのんびりしているし、何より自分にとって大切だと思えるものがあるような気がするんです。その大切なものとは、強く温かい家族や人との繋がり。子供ができてからは、一層その大切さを実感しています。もちろん同時に、何でもあって便利な日本の素晴らしさも痛感しますが…
正直ここの暮らしは経済的に楽ではありません。子供がいる今は余計に大変です。でも、家族が寄り添って助け合うのが当たり前のアルメニアでは、日本よりもっと精神的に幸せに暮せている自分がいます(ただ能天気なだけかも…)。何度かブログで書いたように、ここの教育に対する不安は大きいですが、子供にはたくさんの愛情と触れ合いの中で育ってほしいという気持ちがあります。
本当に経済的に立ち行かなくなったら、家族のためにも、ここで生きていくかどうか検討せざるを得ないでしょうし、人生はいつ何が起きるか分かりません。しかし、今はアルメニアに根を張って暮らしていきたいと思っています。
1歳の誕生日にプレゼントしたレゴで上手に遊び始めたアレン。高いタワーを作ろうと頑張っています。
私のギターと義祖母の手拍子に合わせて踊るアレンの動画。大変なことも多いですが、こんな家族の笑顔が明るくしてくれます。
- [2015/02/18 20:37]
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櫻田でバレンタインデーのお祝い
イスラム国による邦人殺害事件の影響で、地理的に近いアルメニアも、「危ないのでは…」というイメージを持たれてしまっているようですが、ここは全く問題なく安全ですから、どうぞご安心ください。
さて、今週から大学の授業が始まりました。いつも休み明けの最初の週は、朝起きるのが辛い…私だけではなく、学生の方も眠そうですけどね。お互い眠気を吹き飛ばすために、なるべく冗談を言ったりして楽しく授業を盛り上げています。
一昨日の2月13日は、テアルンタラチまたはトゥルンデスという伝統行事が行われる日でした。その行事とは、厄払いのために火の上を飛ぶ!新婚夫婦は必ず行うので、私と妻も3年前にしました。その時の様子は、過去の記事をご覧ください(こちら)。これは春の訪れを祝う祭りでもあり、その後はどんどん暖かくなると言われています。まあ、暖冬の今年はすでに大して寒くないですが…
あと、昨日はバレンタインデーでしたね。女性が男性にチョコレートを渡すというのは日本ぐらいの特殊な習慣で、アルメニア含め世界的には、男女関係なく大切な人に何かプレゼントをするのが一般的。ということで、妻の提案で、息子をゲームセンターみたいな場所に連れて行ってあげましたが、3歳以上じゃないと遊べないものばかりで、あまり楽しめなかったようです…
ちなみに、息子は一昨日の晩に家で転んで眉のあたりを切るケガをしました。血がけっこう出て、「ヤバい!ち、血が!」と、妻は大慌て。幸い傷はそれほど深くなかったとはいえ、こりゃ大人でもかなり痛がるわ…と思うぐらい血が出て腫れていました。しかし、本人は5分もせずに泣き止んでケロッとしていました。我が子ながら偉い!
傷が痛々しいアレン。まだ遊べないですが、カーレースのゲーム機には興味津々。とりあえずハンドルを一生懸命動かしていました。
そして、妻へのプレゼントは外食への招待。場所はお馴染み、レストラン櫻田。普段からよく利用していますが、昨日はバレンタインデーの特別メニューがあったので、ゲームセンターの後に家族で行ってきました。
店に入ると、薄暗い照明の中、各テーブルにロウソクと花が置かれていて、カップル向けのムーディーな雰囲気になっていました。まあ、私たち夫婦は息子も連れて行ったので、あまりロマンチックな感じにはなりませんでしたけど…
特別メニューは、和風サラダ、だし巻き卵、寿司盛り合わせ、そしてデザートまで付いた盛りだくさんの内容。どれも美味しかったし、お腹一杯になりました。そう言えば、まだブログに書いていませんでしたが、レストラン櫻田では寿司メニューも始まったんです。良心的な値段でお寿司が食べられるので、是非足をお運びください!
結婚生活も4年目に入り、子供もいますが、いつまでもバレンタインデーや結婚記念日を一緒にお祝いできる仲の良い夫婦でいたいと思います。
バレンタインデー特別メニューの寿司盛り合わせ。美味しかった!
生活は楽ではありませんが、素敵な家族を持つのはお金では買えない幸せです。
- [2015/02/15 16:10]
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櫻田で節分イベント!
先週の土曜日、ひかり日本文化センターで、日本大使館主催の講演会が行われ、私と妻も参加してきました。東海大学の白鳥令教授が、戦後日本の発展モデルについてお話して下さいました。
ご高齢にも関わらず、遠いアルメニアに来られて、全て英語でお話されました。
昨日は知り合いのお通夜に行ってきました。ここでNGOを運営していた方で、私は日本のODAの現場視察を通して知り合いました。心臓の病気を抱え、米国で治療を続けていましたが、先月末に手術を受ける直前に亡くなられました。突然のことで、私も妻も大変驚きました。
お通夜で彼のご遺体、そして悲しみで憔悴した奥さんを見たら、やはり涙がこぼれました。とても優しく親切な方で、障害児支援などの慈善事業に力を注いでいました。惜しい人をなくして私も悲しいですが、彼が生前に子供たちのためにやってきたことは大きく、ずっと感謝され続けると思います。
さて、話はガラリと変わって、記事タイトルの節分イベントについて書きたいと思います。櫻田さんが恵方巻や豆を用意して、レストランでイベントを開いてくれたので、私も妻と息子を連れて参加してきました。
まず、みんなで西南西の方角を向いて、恵方巻を食べました。この面白い食べ方に、参加したアルメニア人たちは驚いていましたね。恵方巻はとても美味しかったです。
それから、私が節分や豆まきについて説明してから、いよいよメインイベントの豆まきの開始です。鬼のお面は私が作って用意しました。それを私と櫻田さん、参加者の男性一人がかぶって、みんなが一斉に豆をぶつけ始めました。もちろん、こんな習慣はアルメニアにはないので、みんなとても楽しそうにしていました。頑張ってお面を作って、豆をぶつけられた甲斐があります。
実は、私は厄年なんですが、アルメニアにいながら恵方巻も食べて豆まきもしたので、かなり厄払いができたと思います。櫻田さん、どうもありがとうございます!
その日の特別メニューの恵方巻。とても美味しかった!
みんなで同じ方角を向いて食べました。客観的に見ると、滑稽な光景ですね。
長男アレンも挑戦。後ろの私の顔がバカっぽい…
私が妻の通訳を通して、節分や豆まきについて説明しました。
そして、豆まき開始!やっぱり一番盛り上がりました。
櫻田さんも鬼の役。お疲れ様でした!
アレンも訳が分からないまま参加。とにかく楽しいイベントでした。
- [2015/02/11 17:13]
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