世界で一番長い握手
2月3日の節分に、我が家でも豆まきをしました。私が自分で作った鬼のお面をかぶって、家族が「鬼は外!福は内!」と言いながら豆をまくと、アレンも楽しそうにしていました。もっと大きくなったら、アレンも参加できるでしょう。明日は、レストラン櫻田でもっと本格的な豆まきをやって、恵方巻を食べるイベントが行わるので参加します。その時も、私が鬼の役をする予定…
怖がらせようとしたんですが、アレンは面白がって笑っていました。
また、昨晩は近所のアルメニア人家族と滞在中の日本人を呼んで夕食会を開きました。近所の人は日本にとても関心があるので、寿司やカレーなどの日本食を作ってご招待しました。そして、「自分で寿司を作ってみたい!」という要望に応えて、巻き寿司を教えたら、初めてとは思えないほど上手!繊細で几帳面な性格の人なので、日本料理には向いているのかもしれません。みんなで美味しく頂いて、楽しい時間を過ごしました。
私が見せたのを手本に初めての巻き寿司に挑戦!
いきなり初挑戦で上手に巻けました!才能があるんでしょうね。
みんなで夜遅くまで楽しい時間を過ごしました!
さて、昨年12月のことですが、アルメニアに関する興味深いニュースがあったのでご紹介しておきます。それは、「アルメニア人とトルコ人が世界で一番長い握手!」というニュース。
ご存知の方もいるかと思いますが、アルメニアとトルコはいまだ正式な国交がなく、険悪な関係が続いています。国境も開いていないので、アルメニアからトルコに行くにはグルジアを経由しなければいけません。これは、第一次世界大戦中にオスマン帝国が行ったとされるアルメニア人大虐殺が原因です。
オスマン帝国による強制移住や殺戮によって、東トルコに居住していたアルメニア人が100万人以上が亡くなったと言われています。トルコは、このことを認めておらず謝罪もしていません。そのため、アルメニアとは国交正常化を樹立できていないのです。(実際はもっと複雑な政治的事情があるのですが、長くなるので省きます)
虐殺の契機とされる事件が起こったのは1915年で、今年は100周年という大きな節目。4月24日の虐殺記念日は過去最大級の記念式典が予定されており、トルコ政府もかなり神経を尖らせています。正直言うと、両国が和解するのは難しく、更に溝が深まる可能性が高いです。
しかし、この憎しみの連鎖を少しでも断ち切ろうと、アルメニア人とトルコ人の二人がグルジアの首都トビリシで世界最長の握手をしました!記録は何と43時間!もちろん、これで両国の対立が解決される訳ではありませんが、過去を乗り越えて和解しようとする人たちの存在には勇気づけられます。何だか少し希望が持てました。
以下が日本語のニュース記事です。クリックすると開くので、どうぞご覧ください。
憎しみを乗り越える世界一の握手
- [2015/02/07 15:37]
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グルジアから戻りました
昨日グルジアから戻りました。小さい子供を連れての旅行は疲れますね。家に着いた時は、私も妻もくたくた…息子は意外に元気でしたが、やっぱり昨晩はぐっすりと眠っていました。アレン、本当にお疲れ様!
疲れて、ぐっすり眠るアレン。きっといい夢を見ていることでしょう。
グルジアの首都トビリシには5日間滞在しました。街中心部のアパートを借りましたが、部屋も良かったし、オーナーも親切な家族で快適に過ごせました。毎日ハマムに行ったり、家族と散歩したり、友人に会ったりして、とても楽しい日々でした。それに日中は20℃以上あって、冬とは思えないほど暖かったです。
グルジアは10回以上訪問していますが、いつ行っても楽しいです。アルメニアと同じ旧ソ連なので雰囲気は似ています。でも、どこか異国情緒があって飽きません。まず言葉が全く違いますし、食事はもっとスパイシーで美味しいです。すぐ隣の地続きの国なのに、いろいろ違うところが面白い!
しかし、大好きな友人たちがいることが一番大きいですね。みんな今回も再会をとても喜んでくれたし、アレンを可愛がってくれました。小さい時にいろんな人に囲まれて愛されるって、子供にとって何より大切なことかもしれません。アレンも、すごく楽しそうにしていました。
グルジアへ向かう途中、セヴァン湖で少し休憩しました。きれいな景色にアレンも嬉しそう!
15年来の友人家族と再会。彼らとの出会いは、私の人生を変えました。詳しくは過去の記事(こちら)をどうぞご覧下さい。
日本語教師の友人たちと会食。いつも素敵なレストランに連れて行ってくれます。
以前、大学で日本語を勉強していた学生と再会。
日本人・グルジア人ご夫妻との会食。もうすぐ二歳になる息子さんの将太君が可愛らしい。
別れ際にアレンが将太君にキス。将太君はちょっと嫌がっているような…でも、子供同士の触れ合いって、見ていて心が和みます。
帰路の途中、ハグパットというアルメニアの村に寄りました。世界遺産にも登録されているハグパット修道院がある村で、ここに15年来の友人家族が住んでいるので、グルジアに行くときはいつも訪問しています。今回も行ったら、ロシアで働いている息子さんも里帰りしていました。2年ぶりの再会!短い間でしたが、楽しい時間を過ごしました。
今回はグルジアの日本大使館に用事があって訪問しましたが、グルジアとハグパット村ではいつも素敵な思い出ができるので、毎年遊びに行きたいですね。
15年来のハグパット村の友人家族。いつも家族のように迎えてくれます。15年前の彼らとの出会いについても、過去の記事(こちら)をどうぞご覧ください。
世界遺産のハグパット修道院で、妻のジャケットを着て遊ぶアレン。何だか神父か牧師みたいですね。
話は変わりますが、イスラム国に拘束されていた邦人とヨルダン人が殺害されました…とても痛ましい事件です。亡くなった後藤さんは、戦地で生きる無辜の人たちの姿を必死に伝えようとしたジャーナリスト。ご冥福を祈ります。今回の事件については、個人的にいろいろ思うことがあって、また機会があればブログに書くつもりです。
- [2015/02/04 17:16]
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