40日のお祝いスライドショー 

最近また天候が崩れてきて、寒い日が続いています。そろそろ冬に突入でしょうか…今月が終われば12月、いわゆる師走です。もう年の瀬なんですね。

さて、子供の予防接種に行ってきました。アルメニアは、ポリオワクチンなども加えて5種類を接種します。診察中は大丈夫でしたが、やっぱり注射した時は泣きました。いきなりブスッと針を刺されるんですから痛いに決まっています。仕方ないとはいえ可哀想でした…

そして、医者の言ったとおり、その夜に熱を出しました。予防接種の副作用と分かっていても、少し心配になります。とにかく健康であれば十分、それ以上子供に望むことはありませんね。

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熱も下がり落ち着いて寝てくれました。穏やかな寝顔には、いつも癒されます。

ところで、長男が誕生から40日を迎えたことを祝ってパーティーを開いたと、前回の記事に書きました。たくさんの人に祝福されて、いろいろプレゼントをもらって、本当に息子は幸せものだと思います。私たちも楽しい時間を過ごすことができました。

その際に、息子のために作ったスライドショーを披露しました。完全に親バカなスライドショーですが、家族にとって良い思い出になるし、とにかく子供が可愛くて仕方ない今は、こういうことするのが楽しいんですよね。

子供が生まれた親の心情を歌ったBGMの、「自分一人で感じる幸せはもう幸せと呼べない」という内容の歌詞にはけっこう共感できます。ちょっと恥ずかしいですが、そのスライドショーをアップしたので、どうぞご覧ください。

まあ、恥ずかしいとか言いながら、結局見せたい気持ちがある訳ですけどね…

40日のお祝いパーティー! 

前回の記事で、今週火曜日に長男が生まれて40日を迎えたことは書きましたが、昨日それを祝うためにパーティーを開きました。計20人も集まってくれて、いろいろとプレゼントも頂きました。ありがたい限りです。

子供が生まれてから家に人を呼ぶのをずっと控えていたので、久々に開いたパーティーです。しかも20人は過去最大。何とか入りましたが、ちょっと多過ぎましたね…でも、とても楽しい時間を過ごすことができました。途中、今は香港にいる日本人会元副会長も、スカイプで少し参加してくれました。

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子供が生まれる前に買った大きなテーブルが役に立ちました。

パーティー開始時は眠っていた息子が目を覚ましたので、みんなの前に連れてくると、「ワーッ!」と歓声が上がりました。いきなりこんな大人数に囲まれたら、びっくりして泣いちゃうんじゃないか…と心配でしたが、全く問題なし。誰に抱かれても、ずっと機嫌が良かったです。というか、いつもより笑って興奮してたぐらい。

えらいぞ、吾蓮!あ、ちなみにこれでアレンと読みます。今週無事に日本の出生届も提出し、「吾蓮」という漢字で届け出ました。ここには日本大使館がないので、グルジアに行くつもりだったのですが、出張されていた在ロシア日本大使館の職員の方にお渡しすることができたのです。

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次々といろんな人に抱かれましたが、少しも泣かなくて安心しました。

また、パーティーでは、私が息子のために作ったスライドショーも披露しました。生まれてからの40日を振り返ったもので、BGMは槙原敬之の「WOW」。子供が生まれた親の心情を歌った歌詞がすごく良いんですよね。結局スライドショーを見て一番感動していたのは、作った私自身だったような気がします。

無事に40日を迎えられて、名前の漢字も決まり、そしてみんなにお祝いされて、今週は息子にとって大事な出来事が目白押しでした。まあ、本人は何が起こっているのか全く分かっていないのかもしれませんけどね…でも、いいんです。子供にとって良かれと思うことをするのが、今の私たちの幸せですから。

さて、今日は天気もいいし、昨日友人にプレゼントしてもらったベビーカーで、息子と一緒に親子3人で散歩しようと思います。

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40日の記念に作ったスライドショーを、みんなで鑑賞しました。

40日経ちました! 

けっこう冷えてきて、厚手のセーターがそろそろ必要になりそうです。冬がそこまで来ていますね。

さて今週は、日本から牧野外務大臣政務官がアルメニアを訪問され、アルメニアの外相や大統領と会談されました。そのため、私も車の手配や空港送迎などでお手伝いさせて頂きました。

また、日本人会との会食の場を設けて下さり、「これからもアルメニアで頑張って下さい」と温かいお言葉をかけて頂きました。牧野政務官はじめ皆さん気さくな方で、とても楽しい時間を過ごすことができました。今回のご訪問が両国の関係強化に繋がることを祈っています。

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牧野政務官ご一行と共に。お忙しい中、お会い下さってありがとうございました!

ということで、今週もいろいろと忙しかったですが、火曜日に無事に長男が誕生から40日を迎えました。何度かブログにも書きましたが、アルメニアには生まれて40日間は、外に出してはいけない、あまり他人に見せてはいけないという習慣があります。

その40日が経つと、盛大にお祝いするのが一般的で、私も今週末に友人たちを呼んでパーティーを開く予定です。総勢30人近くが来る予定で、今から少しずつ準備をしなければいけません。

そして、ちょうど40日目だった火曜日は、子供を祝うユニークな伝統行事を見ることができました。まず家族で教会に行き、子供のために祈ります。帰宅後に沐浴させるのですが、この時はお湯の中にバラの花びらと金を入れます。バラは愛や健康の象徴、金は経済的豊かさの象徴だそうで、私たちは結婚指輪を入れました。

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バラの花びらが浮いたお湯で沐浴。何だか優雅だなあ…

そのバラの花びらと金の入ったお湯で子供を洗い、最後は子供に40回お湯を掛けます。私たち家族と妻のいとこ5人で、一人8回ずつお湯を掛けました。こちらは祝福しているのですが、子供の方は何のことか分かるはずもなく、何度もお湯を掛けられて泣いていました…

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「元気に育つように」「幸せになるように」などの願いや祝福を唱えながら、お湯を掛けます。子供にしたら堪ったもんじゃない習慣で、さすがにこの日はギャーギャー泣いていました。

また、この時は最初1枚だけ服を着せたまま沐浴させます。途中でその服を脱がし、お湯につけておきます。子供をお湯から出した後、その服をビリビリと手で破ります。これは、厄災が消えるようにというおまじないだそうです。

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「悪運が消えますように」など唱えながら、服を破る義母。面白い習慣ですね。

子供の方は、「今日の沐浴、何だかいつもと違って面倒だったなあ…」としか感じていなかったかもしれませんが、とにかくお陰さまで40日を迎えることができました。この40日という節目は、アルメニアだけではなく周辺地域でも同じらしいので、キリスト教以前の古い慣習の名残かもしれませんね。

しかし、国や地域、文化や宗教が違っても、親が子供の健康や幸せを願う気持ちは世界共通。これからも息子の健やかな成長を祈りたいと思います。

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子供にとってはちょっと迷惑だったかもしれない伝統行事でしたが、とにかく無事に40日を迎えられて良かったです。アレン、おめでとう!

在留邦人のイベント参加 

今週は何だかバタバタしていました。会食も続いて、ちょっと久々に飲みすぎました。とても楽しい1週間でしたが、帰ると疲れがドッと出ましたね。でも、帰宅して子供の寝顔を見ると本当に癒されます。いいですね、子供。

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タイミングよく笑っている顔を撮れました。一体どんな夢を見てるんでしょうね。

忙しかった理由の一つは、木曜日に天皇誕生日祝賀レセプションが行われたこと。昨年に引き続き、私と妻も招待して頂きました。今年は他の日本人会会員もいたので、昨年より在留邦人の参加が多かったです。といっても、10人満たないですが…

「あれ?天皇誕生日って12月じゃなかった?」と思われるでしょうが、その時期にはロシアで大きなレセプションが行われます。大使館がないアルメニアを管轄しているのは在ロシア日本大使館なので、時期をずらして行う必要があり、少し早い今となったわけです。

そして、今回のレセプションには、日本から著名な方が来られました。「ミスター半導体」として知られる牧本次生さんです。日本の半導体産業を牽引されてきた牧本さんは、そのIT分野への多大な貢献が評価され、今回アルメニアで大統領賞を授与されることになったのです。

その牧本さんのために、日本文化センター「ひかり」が、レセプションの前に祝賀イベントを行いました。アルメニアの子供たちが日本の歌を歌ったり、日本の音楽を演奏したりして、本当に素晴らしいイベントとなりました。

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この子は、なんと「赤とんぼ」を日本語で歌いました。上手でしたねえ。

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この子たちは、アルメニアの伝統楽器で日本の童謡「叱られて」を演奏しました。これも素晴らしかったです。

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この女の子たちは、「天空の城ラピュタ」のテーマ曲「君をのせて」を歌いました。

そのイベントの最後に、サプライズとして在留邦人も舞台に上がりました。まず、日本人留学生が著名なアルメニア人詩人チャレンツが書いた俳句を読み上げました。それから、在留邦人みんなでアルメニア人音楽家コミタスの「つばめ」という歌を歌いました。途中からアルメニア人も参加しましたが、冒頭部分は日本人のみ。私はギターも弾きました。

少し緊張しましたが、何とか間違えずに歌い切って満場の拍手を頂きました。この「つばめ」という歌、アルメニア人なら誰でも知っているほど有名です。そして、とてもきれいな歌なので、どうぞお聞きください。



祝賀イベントも終わり、天皇誕生日祝賀レセプションでは美味しい日本酒を頂き、いろんな方ともお話ができて、有意義な時間を過ごしました。そして昨年同様、そのまま2次会・3次会に繰り出しました。本当に楽しかったですが、翌日きつかった…まあ、たまにはこんなのもいいですよね。

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中央が、「ミスター半導体」こと牧本次生さん。大変気さくな方でした。

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今回のイベントに参加した在留邦人とアルメニア人。とても良い思い出ができました。

1ヶ月が経ちました 

一昨日から天候が崩れ、雨がしとしと降っています。これで色づいた木々の葉も落ち、気温も下がって、秋から冬へと季節が移り変わっていくのでしょう…

ところで、フィリピン中部を直撃した大型台風によって、死傷者が多数出ているようです。私はミンダナオ島の大学で1年日本語を教えたことがあり、フィリピンという国には強い思い入れがあります。大自然の猛威はどうしようもありませんが、一人でも多くの人命が救われることを祈りたいと思います。

さて、長男アレンが生まれてちょうど1ヶ月が経ちました。アルメニアでは、子供が1歳になるまで毎月生まれた日付にお祝いする家族もいるそうです。例えば、我が子の場合は10月11日生まれなので、毎月11日に「誕生から~ヶ月目おめでとう!」と、ケーキを買って祝うわけです。

しかし、それはあまりに親バカな気がするので、うちはするつもりはありません。年に一回の誕生日をちゃんとお祝いすれば十分だと思いますけどね。

まあそれは人に寄りますが、子供が生まれて40日経った時は、アルメニア人はみな盛大にお祝いします。アルメニアでは、その40日間は子供を外に出したり、他人に会わせたりするのはあまり良くないと考えられているのです。

我が子も、その記念日まであと10日。今月は仕事で忙しいですが、子供にとって一生に一回のことですから、家族や友人たちで集まってお祝いしたいと思います。 

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沐浴してきれいになって、気持ちよさそうなアレン。

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むくみが少しずつ取れているのか、何だか顔の感じが変わってきました。何にしても、我が子はとにかく可愛い!やっぱり私も十分親バカですね…