母がアルメニア初訪問!
暑い!数日前までの寒さは何だったんだ?というぐらい、気温が一気に上がりました。天気も良くなり、暖かいどころか暑い。Tシャツ姿の人もたくさん見かけます。
すでに夏の陽気のアルメニアに、母が到着しました!初のアルメニア訪問です。いやあ、よく来てくれました。私と妻は、母とは約2年ぶりですが、妻の家族は初対面。お互いにすごく喜んでいます。
実は、昨年4月にも、母は「アルメニアに本を送る会」の訪問団と一緒に来る予定だったのですが、直前に持病の高血圧のせいで倒れてしまい、やむなく渡航を断念したのです。今回は、父の友人の娘さんがGWにアルメニアを旅行されると聞いて、母を連れて来てもらいました。
母一人では、長いフライトや乗換えが不安ですからね。お陰さまで、無事に遠いアルメニアまで辿り着くことができました。旅慣れた人が一緒にいてくれて安心だったのか、母は思いのほか元気でした。
天気がいいので、初日からアララト山もきれいに姿を見せてくれて、母の訪問を歓迎してくれているようです。妊娠中の妻も安定期に入ったので、母の観光ガイドを元気に勤めてくれています。
田舎育ちの母にすると、もし私が住んでいなかったら、アルメニアという国を訪れることなんて一生なかったでしょう。ずっと心配かけてばかりですが、こんな生き方をしているからこそできる親孝行かもしれません。
自分にとって運命の国となったアルメニアを少しでも気に入ってくれるよう、母といい思い出をたくさん作りたいと思っています。
初日からアララト山がきれいに見えたし、母は本当にいい時期に来ました。
義母の料理を興味深そうに眺める母。
友人たちと、母を囲んで夕食会を開きました。とても楽しい時間でした。
- [2013/04/29 22:30]
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今年も行ってきました
先週は本当にすっきりしない天気が続きましたが、昨日あたりから回復してきました。朝から晴れていて、気温も上がってきています。もうすぐ母が来るので、このまま暖かくなってほしいものです。
さて、昨日4月24日は、虐殺記念日でした。オスマン帝国によって行われたアルメニア人虐殺の犠牲者を追悼する日です。国内外の多くのアルメニア人が、エレバン郊外の虐殺記念碑に献花します。
私は、ここに住み始めてから毎年訪問していて、今年も行ってきました。妻は妊娠しているため、今年は大事を取って訪問を遠慮しましたが、日本人会の副会長と一緒に行ってきました。
午後3時頃、丘のふもとに着くと、花売りがたくさん並んでいます。献花するために、そこで白いカーネーションを購入。記念碑へ続く道をたくさんの人が歩いていましたが、途中止まったりすることもなく、スムーズに進んでいきました。
しかし、記念碑の周りは献花する人で混雑していて、ここは少し疲れましたね…そんな中花を置いて、今年も犠牲者のために追悼することができました。天気も良かったので、帰りは中心部まで歩きました。
毎年のことですが、この日はアルメニア人の民族意識とトルコへの憎悪が高揚し、トルコ国旗を燃やす若者もいます。トルコ政府が虐殺の歴史を認めていないので、両国はいまだに険悪な関係が続いています。
私は、ここに住む前から、虐殺の事実はあったという立場ですが、記念碑を訪れる時にトルコ憎しという感情はありません。もちろん第三者というのが大きいですが、憎しみの連鎖からは、結局同じ悲劇しか生まれないからです。
花を捧げる時いつも、犠牲者の冥福と共に、人類が同じ過ちを繰り返さないよう、そしてこの国に真の平和が訪れるよう祈っています。それが、何より犠牲者のためになるのではないかと思っています。
- [2013/04/25 22:07]
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高校で日本文化イベント
寒い!今週は、毎日のようにしとしと雨が降って寒いです。今日はセーターを着て外出しました。あの春の陽気はどこに行ってしまったのか…実は、1週間後に母が日本から来るので、それまでに天候が良くなってほしいですね。
さて、昨日は、ここの高校で日本文化イベントを開催しました。私の知り合いが校長をやっているのですが、学生に日本文化や日本語を教える機会を設けたいと以前から聞いていました。それなら、日本人会が協力して、文化イベントをしようかという話になったのです。
今年に入って、日本人会はけっこう活動していると以前記事に書きましたが、これもその活動の一環。他の役員が頑張ってくれていて本当に助かっています。
そして、今回は高校の学生たちも、一生懸命日本について調べて素晴らしい発表をしてくれました。また、私の大学の学生たちも歌ったり踊ったりしてくれて、イベントは無事に成功しました。では、その様子を写真で振り返ってみましょう。
高校のホールでイベントを行いました。当日は、たくさんの人が来てくれました。
高校の学生が司会をしてくれました。「日本の首都はどこか分かる人いますか?」といった質問をして、会場を盛り上げてくれました。
学生によるプレゼン。日本のいろいろなことについて、たくさん調べてくれていて驚きました。
日本の歌が大好きなアルメニア人の五人組の女の子が歌を披露してくれました。
そして、私の大学の学生が桜の日本舞踊を披露。
次に、ハスミックさんが絢香の「三日月」を歌ってくれました。
日本人会からも、副会長と南江役員が河内音頭を踊ってくれました。
最後は、みんなに折り紙で鶴を教えました。中々折れない子たちもいましたが、さすがに高校生だと、上手に折る子たちが多かったですね。
みんな、頑張って折った鶴を持って嬉しそうです。
写真や動画がないのですが、学校関係者の一人が、会場の後ろで「ふるさと」を日本語で歌ってくれました。その歌声が美しくて、聞こえた瞬間はCDを流しているのかと思うほど。実は彼女、アルメニア・リトル・シンガーズという有名な合唱団のメンバーだそうで、そりゃ上手なはずです。いやあ、本当に感動しました。
このようにイベントはとても盛り上がりました。日本人会役員、そして高校の学生たちやイベントに協力してくれた人たちに感謝です。すでに日本語を勉強したいと言っている学生がいるようで、イベントをやって良かったです。
今後もこのような活動を通して、日本への関心を高めていければと思っています。
- [2013/04/22 04:02]
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すぐできて当然?!
妻の妊娠を公表した日、有り難いことに、たくさんの人からお祝いのメッセージを頂きました。「おめでた」と言うだけあって、やっぱりめでたいことですね。こうやって周囲に伝えられる時期を無事に迎えられて良かったです。
今朝には、妻が少し胎動を感じたと言っていました。ちょっと早すぎじゃないの?と思いましたが、どうも本当のようです。こうやって日々、女性は胎児の成長をちゃんと感じとっているんですね。
私の方は、まだ自分に子供ができたという実感があまりないというのが本音です。父親になるという感覚も、正直あまりありません。大体、自分のように好き勝手に生きてきた人間が父親になって大丈夫なんやろか…
何か冷めたことを書きましたが、私も妻も子供を望んでいたので本当に嬉しいです。周りも、とても喜んでいます。というか、妻の家族は安心したでしょう。結婚から1年が経ち、内心「子供でけへんのちゃうか…」と心配していたと思いますから。
1年ぐらいでそんな悲観的にならんでもと思いますが、アルメニアは、結婚したらすぐ子供を作るというのが一般的。そして、すぐできると思っている人が多いんです。結婚した直後から、「何かニュースある?」と聞かれます。これは、「子供はできた?」という意味です。
私たちは、結婚して半年ぐらい子作りの予定がありませんでした。昨年、妻は大切な通訳の仕事が年末まで入っていたので、それに影響が出るのを避けたのです。しかし、その間もずっと、「子供はまだ?」と周囲に聞かれました。
今の日本では、結婚して2,3年子供がいないのは普通ですが、こちらは半年もすると、何か問題でもあるの?となってしまいます。なので、私たち夫婦も、「もしかして不妊?」と思われていたはずです。そんな空気を少しプレッシャーに感じ始めた頃、妻が妊娠しました。
こればかりは自然の摂理ですから、周りが騒いだところでどうなるもんでもないんですけどね。ここは男女共に結婚年齢が低いので、日本に比べて不妊の問題は深刻ではありませんが、もちろん中々子供ができない夫婦はいます。そんな人たちにとって、「子供はまだ?でけへんのちゃう?」という周りの空気は辛いはず…
加えて、不妊は女性に原因があるという考えが根強いので、女性にとっては相当のプレッシャーでしょう。実際は、不妊は男性にも原因があることが多いんですけどね。
とにかく、私たちは幸いにも子供ができましたが、「結婚したら、子供はすぐできて当然!」というこの風潮は何とかならんものかと思います。やはり、子供って授かり物ですから。
以前、「コウノトリをたくさん見た」という記事を書きましたが(こちら)、実はこの直後に妻の妊娠が発覚しました。「赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えは、あながち嘘ではないかも…
- [2013/04/18 23:58]
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もう一つのお祝い
昨日、淡路島で大きな地震がありました。ニュースを知ってすぐ兵庫県の実家にメールしたら、けっこう揺れて驚いたけど被害はなかったとのこと。そりゃ震度6ですから揺れたでしょうね。とにかく何事もなくて安心しました。
さて、一昨日4月12日は、私の39回目の誕生日でした。30代最後の誕生日。つまり、来年には40代突入。しかし、もうすぐ自分がその年代になるという実感が全くありません。実際になってみても、よく分からないかもしれませんが…
まあ、先のことは考えないでおきましょう。どうしたって歳は取りますから。この1年は、「まだギリギリ30代や!」と自虐的かつポジティブに頑張ります。
誕生日の夜は、家に友人を10人ぐらい呼んでパーティーをしました。盛大に祝ってもらう歳でもないんですが、7月にアルメニアを去る人もいれば、日本から来たばかりの人もいるので、これを機会にみんなで集まろうと思ったんです。
それでも、いろんな人に「おめでとう!」と祝福されると、やっぱり嬉しいものですね。プレゼントも頂いて、本当にありがたい限り。会話にも花が咲いて、お酒も進んで、とても楽しい時間を過ごしました。
実は、その時にもう一つお祝いがあって、みんなに「おめでとう!」と祝福してもらいました。そのお祝いとは…
この写真で分かりますよね? そう、妻が懐妊したんです!
そろそろ安定期(5ヶ月)に入り、タイミングもいいので、自分の誕生日に公表することにしました。それに隠したっていずれバレるし…妻も、この1ヶ月ほどは悪阻で気分がすぐれない日々が続いていましたが、最近は少し落ち着いてきました。
このエコー写真は、10日前のもの。私も一緒に検診に行って見てきました。まだ7cm満たないですが、ちゃんと人の形をして動いていました。「この小さな命が妻のお腹の中にいるのか…」と不思議な感じでした。そして、やっぱり愛しく思えました。
実は、この時すでに医者から、「たぶん、お○○の子じゃないかなあ…」と性別を言われたんですが、まだ確実ではないので、それは追々お伝えします。とにかく、この子が健康に生まれてきてくれることを祈っています。
- [2013/04/14 16:29]
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