大統領就任式 

4月も半ばに入り、昼間は少し暑く感じるときもあります。大学の桜も、立派に葉っぱをつけてくれました。元気に育っているようなので嬉しいです。

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さて、一昨日の晩、ここのラジオで私のインタビューが放送されました。収録したのは、もう2週間前なんですけどね。アルメニアに住む日本人ということで、妻と一緒にラジオ局に行ってきました。

インタビュアーの質問は大体理解できるんですが、まだアルメニア語で流暢に答えられない上に、番組の放送時間には限りがあります。幸い、日本語が上手なアルメニア人妻というのも番組的には面白いということで、私は日本語で答えて、妻が通訳してくれました。

アルメニアに来た理由やアルメニアの印象、アルメニア人との結婚生活など、いろいろな質問に答えて、最後はギターを弾いてアルメニアと日本の歌を歌いました。

実際の放送でも、妻の通訳がそのまま流されていたので、普段よくある歪曲や間違いがありませんでした。自分の歌声を聞くのって変な感じですが、音程がずれたりはしていなかったのでホッとしました。

ところで、同じ一昨日には、大統領の就任式が行われました。日本ではほとんどニュースにならなかったでしょうけど、日本政府からも出席者が来られたので、私が空港まで送迎させて頂きました。

実は、この就任式当日、エレバンの街が少し物々しかったんです。というのも、2月の大統領選挙に出馬したラフィ・ホヴァニシャンという野党党首が、選挙結果を不服として、ずっと支持者と抗議活動を続けているのです。

そして、当選したサルグシャン大統領の就任式に合わせて、大規模なデモが予定されていました。実際に、ラフィ氏がデモを行っているオペラハウスの広場には、多数の支持者が集まりました。ラフィ氏は、「先の不正な選挙は認めない。私たちは戦い続ける!」と演説し、夕方には虐殺記念碑に向かってデモ行進が行われました。

途中、道を封鎖した警察と一部の支持者が揉めたりはしましたが、それ以外は目立った混乱もなく、平和的なデモでした。エレバンの街も、ほとんど普段と変わりなかったように思います。

ただ、ちょっと気になるのは、そんな日に大学から「会議に来い!」と呼びされたこと。就任式当日、しかも式典開始と同時刻の12時。恐らく交通規制などが敷かれて、移動が大変そうな時間帯。何も、そんな時に会議なんかしなくても…

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大学近くの車道。やっぱり交通規制がされていたので、途中から歩いて行きました。こうなることぐらい予想できたでしょうに…なぜ、こんな時に会議???


もしかしたら、会議という名目で、抗議活動に参加できないよう教師を集めようとしたのかと考えたりしました。まあ、会議自体は普段どおりだったので、ただの私の穿った見方かもしれません。でも、やっぱり会議の日時が不自然で、イマイチ釈然としないんですよね… 

就任式前には、エレバンへ向かう地方のバスの多くが運休したとか、警察が抗議活動に参加しないよう電話で脅迫したなどの報道を見かけました。真偽のほどは分かりませんが、この国はまだまだ民主的とは言えない状況にあるようです。

大統領は、就任式のスピーチで、「民主主義の発展」を国の優先課題として掲げたので、是非とも自らが率先して公約実現に向けて努力してほしいと思います。これって、完全に皮肉ですけどね…

フンゾレスク渓谷 

今日4月7日は、アルメニアでは「母と美の日」です。私も、義母にチョコレートとワインをプレゼントしました。

そして、明後日9日は、再選したルギシャン大統領の就任式です。しかし、大統領候補だったラフィ・ホヴァニシヤンという人が、選挙結果を不服として、ずっと支持者とデモを行っています。就任式当日はどうなるんでしょうか…

さて、先月末に滞在したゴリスの近くの村には、とても面白い風景が広がっていたのでご紹介します。それは、フンゾレスク渓谷という場所。まずは写真をどうぞ!

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すごいですよね?ゴリス郊外にも同じような奇岩風景がありましたが、ここは更に規模が大きい。そして、洞窟がたくさんあるのが見えるでしょうか?古代に住居として使われていた洞窟ですが、何と1950年代まで人が実際に住んでいたんだそうです。

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こんな険しい絶壁にある洞窟にも人が住んでいたんでしょうか?どうやって出入りしていたんでしょうね?

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洞窟内部。けっこう広いですが、近代まで人が住んでいたというのは驚きです。

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渓谷には、とても長い吊り橋が掛けられていました。上からの景色は、けっこうスリリングでした。

仕事へ向かう途中に、こんな独特で面白い景色を見ることができてラッキーでした。機会があれば、是非訪れてみてください。

ゴリス 

毎日暖かい春の陽気が続いています。家の庭の杏の花も満開です。

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さて、今週から新しい仕事を始めたんですが、まだまだ慣れないこともあり、けっこう難しくてまだ疲れが残っています。特に目と頭が…でも、いい勉強になりますね。自分の成長のためには、とにかく新しいことに挑戦するのが一番です。

先週は、仕事でアルメニア南部のシュニク地方に滞在していました。今回滞在したのは、ゴリスという町。エレバンから車で4時間ほど。ナゴルノ・カラバフに向かう幹線道路上にあるので、4年前に通り過ぎたことがあります。

「アルメニアで一番美しい!」と言う人がいるほど評判がいい町です。ドイツ人が都市設計をしたそうなんですが、実際に行ってみると…確かに、きれいな町でした。周囲を山に囲まれて、碁盤の目のように通りが整備されています。そう書いていると、まるで京都みたいですね。

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町に入る直前に、山の上から見たゴリス。

そして、上の写真右にある山の斜面をアップしてみると、こんな独特の風景が広がる場所があります。

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不思議な形をした奇岩がニョキニョキ生えていて、トルコのカッパドキアに似た景色。アルメニアでは、ここ以外に見たことありません。町のすぐ外れなので、近くまで行ってみました。

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ちょうど満月の夜だったので、こんなきれいな写真が撮れました。

ゴリスからすぐ近くの村には、さらに面白い場所がありましたが、それはまた後日ご紹介します。