今年はありがとうございました!
いきなり世界地図で一体なんだ?と思いますよね。赤く塗られているのは、私が旅行または滞在した国々。85カ国、世界の38%に当たるそうです。アルメニアしか認めていないナゴルノ・カラバフ共和国を含めると、86カ国になります。
自分が行った国を地図に色塗りできるサイトを見つけて、試しにやってみたんです。放浪歴が長かっただけに、かなり行きました。でも、まだまだ未知の国々があるもんですね。まあ、旅は十分やり尽くした感があるので、特に行きたいとは思いませんが…
なぜこんな地図を出したかというと、これだけ世界中を周ったのに、自分がアルメニアという国を選んだのは不思議だなあと思ったからです。しかも、日本人がほとんど知らない国。人生って本当に面白いですね。10年前に日本語を学ぶ学生と出会ったのがきっかけで、今ここで日本語を教えて、図書室を作っています(こちら)。
しかし、自分の人生の選択に迷いも後悔もありません。当然大変なこともありましたが、今年は、二度も日本のテレビ取材を受けたり(こちらとこちら)、新しい大学で教え始めたり(こちら)、貴重な経験がいろいろできて充実した一年になりました。
これも、日本で応援して下さっている方々、アルメニアの友人や学生たちのお陰です。本当にありがとうございました。図書室は、諸事情により開設が延期になってしまい、皆さんには大変申し訳なく思っています。
しかし、来年4月には立派な日本文化センターを開設できるよう頑張りたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
それでは皆さん、よいお年を!
今年1年を簡単に振り返るスライドショーを作ってみました。どうぞご覧ください。
- [2010/12/30 10:38]
- 生活 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
うどんパーティー
片岡さんと森さんは、アルメニア人にうどんを紹介するため、地元・香川から讃岐うどんを持参して下さいました。何とその量40人分!学生や友人などを呼べば40人ほど集まりますが、問題は場所。調理ができて、それだけの人数を収容できる所となると難しい…
しかし、友人があるレストランと交渉して、夜だけ貸し切ることができました。調理もできるし、十分なスペースもあるし、しかも片岡さんたちの滞在先のホテルから目と鼻の先。絶好の場所を見つけてくれた友人には感謝です。
学生や友人を招待したら、40人近くが参加を希望。うどんだけでは足りないかもしれないので、私はちらし寿司を作ることにしました。といっても、寿司太郎で作る即席ちらし。ご飯に混ぜるだけですが、40人分の米を炊いて混ぜるのは大変でした。
隣では、片岡さんたちも忙しくうどんを作っていました。40人分ですから、そちらも大変そう…うどんなんて湯がけばいいだけと思うかもしれませんが、讃岐うどんはコシが強くて、いい具合に茹で上がるのには予想以上に時間が掛かるんです。
とにかく招待客は待っているので、出せるものから次々に持って行きます。食べている人の反応を確かめる余裕もなく、私も片岡さんたちも調理場でバタバタしていました。やっと終わってから、学生や友人に感想を聞くと、みんな「とても美味しい!」と言ってくれたのでホッとしました。
その後は、森さんと私が歌を披露したり、クイズをやったりしました。8時までの予定だったパーティーが終わったのは9時過ぎ。なのに、私や片岡さんたちは何も食べる暇がありませんでした…でも、みんな満足そうに「ありがとう!」と言ってくれたので嬉しかったです。
そして後日、いろんな人から、「すごく美味しかったから、うどんや寿司の作り方を教えてほしい」と友人に連絡がありました。パーティーは大成功だったようです。大変でしたが、頑張った甲斐がありました。これも片岡さんや森さんのお陰です。本当に有難うございました!
料理ができるまでの間、日本の雑誌や写真集、坂出の高校生たちからの手紙を読んで待ってもらいました。
片岡さんと森さんはうどんを、私はちらし寿司を作りました。40人分ですから、かなり大変でした…
みんな美味しそうに食べてくれました。そりゃ、本場の讃岐うどんですからね!でも、私は忙しくて、結局一口も食べられませんでした。楽しみにしていたのに残念…
食後に、友人が「さくらさくら」の踊りを披露。それに乗せられたのか、レストランのおばさんが飛び入り参加で、アルメニアの歌を歌ってくれました。けっこう上手でしたよ。
坂出の高校生たちのために、みんなで寄せ書きをしました。少しずつ草の根の交流が広がってくれたらいいですね。
どうなるのか不安でしたが、みんな「美味しい!」と喜んでくれて、楽しい時間を過ごしてくれたようなので、パーティーを開いて本当に良かったです。アルメニアの人々が、日本の料理や文化を実際に体験することは稀。今後も、こんな素晴らしい機会を提供していけたらと思います。
片岡さんと森さんは、短い滞在期間にも関わらず、少しでも日本とアルメニアの交流を深めようと奔走して下さいました。心から感謝しています。今後もお互いに協力していきましょう!
- [2010/12/28 09:19]
- 友の会 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
クリスマスですが・・・
メリークリスマス!ですよね、日本を含め世界の多くの国々では…というのも、アルメニアのクリスマスは1月6日なので、今日は祭日でも何でもない普通の日。世界中のクリスマス・ムードに乗せられて何かあるかも…と少し思っていましたが、なあんにも起こりませんでした。
街も普段と変わった様子はなく、店も開いているし、みんな働いていました。私も、日本から届いた本を図書室に運び込んだりしていました。久々に本を運んだら重くて重くて…フゥゥ、疲れました。
本当に普通の日でしたが、その方がアルメニア人が自分たちの宗教や習慣を守っていることを実感できました。他が大騒ぎしているからと便乗していたら、逆に興ざめだったでしょう。私も、アルメニア人が信じるキリスト生誕日にお祝いしたいと思います(クリスチャンではありませんが)。
とはいえ、エレバンの街はクリスマスムード一色。いろいろなお店もクリスマスセールをやっていますし、クリスマスの飾りやプレゼントを売る露天商も現れました。そして夜には、イルミネーションが街を美しく彩っています。やっぱり今が1年で最も平和で幸せな時期のように感じます。
新年やアルメニアのクリスマスには、学生や友人のお宅にお邪魔させてもらうことになっています。恐らく、すごい量の食事とお酒が振舞われるでしょう…初めて過ごすアルメニアの新年とクリスマス、今から楽しみです。
街はイルミネーションで華やかに飾られています。かなり寒くなってきましたが、散歩するのが楽しいです。
街のいろんな所にクリスマスツリーも登場。でも、こちらではニューイヤーツリーと言うそうです。クリスマスというより、新年のシンボルみたいです。
たくさんのお店で、クリスマスセールをやっています。新年とクリスマスの準備のために、人々は買い物で大忙し。
こんなワインも売られています。サンタクロースは、ここでもお馴染みのキャラクター。
最後に冬らしい風景を動画でお見せします。
エレバンの公園に現れた屋外スケート場。寒い中、みんな楽しそうに滑っています。
こんな街の景色を見ていると、今年ももうすぐ終わりだなあとしみじみ感じますね。
- [2010/12/25 17:26]
- 生活 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
幼稚園の動画
一昨日と昨日、ブリュソフ大学で試験をしました。懸案のカンニングですが、今回は大丈夫でした。横目で隣の答案を見ようとする子が少しいましたが、その対策として試験問題の順番を変えてありました。とにかく無事に終わってホッとしています。
ほとんどの学生はカンニングに慣れ切っているので、完全に更正させるには時間が掛かるかもしれませんが、今後も厳しく対応します。学生を疑うのって私も嫌なんですけどね…これも教師の仕事ですから仕方ありません。
さて、片岡さんと森さんと一緒に幼稚園を訪問した時、子供たちもアルメニアの歌や踊りを披露してくれました。アルメニアの幼稚園を訪問するなんて初めてでしたが、本当に子供たちは可愛かったです!
その時の動画をご覧ください。
なぜか歌も踊りの曲も少し物悲しかったです。まあ、アルメニアらしいといえばそうですが、子供が歌ったりするにはどうなんでしょう…でも、やっぱり可愛い!
学生や子供たちと交流したい方は、是非ご連絡ください!
- [2010/12/23 09:43]
- 友の会 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
幼稚園を訪問
片岡さんと森さんは、大学だけではなくアルメニアの幼稚園も訪問しました。地元・坂出の幼稚園の子どもたちが書いた手紙を持って来てくださったので、こちらの幼稚園に連絡を取り、訪問の許可を得ました。私もアルメニアの幼稚園を訪問するのは初めて。
訪問先は、建物や設備も立派で、英語やロシア語教育も行っているハイソな幼稚園でした。しかし、やはり子供はどこも同じで可愛らしいですね。日本人の突然の訪問に少しオドオドしていましたが、すぐに無邪気な笑顔を見せてくれました。
私たちが「幸せなら手をたたこう」や「大きな栗の木の下で」を披露すると、一緒に手をたたいて踊ってくれました。そして、子供たちもアルメニア語の歌や踊りを披露してくれました。いやあ、めちゃくちゃ可愛かったです!カンニングした学生たちも、こんな時期があったんですよねえ…なんて。
坂出の子供たちからの手紙も嬉しそうに受け取ってくれました。その手紙も可愛らしかったですね。果物の絵が描かれていて、「わたしのすきなくだものはりんごです。すきなくだものはなんですか?」と書いてありました。アルメニアの子供にとっては、初めて見る日本語でしょう。
たとえ今はよく分からないとしても、それが日本に興味を持つきっかけになり、いつか日本とアルメニアの交流を担う人材になるかもしれません。二国間の未来のために、こんな交流活動も少しずつ広げていけたら嬉しいです。
それでは、その時の様子を写真で振り返りましょう。
子供たちは、初め何のことか分からず少しポカンとしていましたが(それもまた可愛い)、すぐに人懐っこく笑ってくれました。
歌を歌い始めると、一緒に手を叩いてくれました。やっぱり子供は歌や踊りが大好きですね。
子供たちも、歌や踊りを披露してくれました。一生懸命だけど何かぎこちないのが、いっそう可愛いらしい!(可愛いって書き過ぎ…)。
日本の子供たちからの手紙を受け取って、みんな嬉しそうでした。意味は分からなくても、とても素敵なプレゼントですよね。
片岡さんや森さんは、日本の子供たちからのビデオメッセージや日本の写真集を見せてくれました。みんな好奇心で目を輝かせていました。
何度も同じこと書いてすみません…でも、本当にみんな可愛かった!今回の交流がきっかけで、将来日本語を勉強する子供たちが出てきてくれらいいですね。
交流が終わると、子供たちのランチタイムでした。カメラを向けるとニコッ!子供の笑顔って最強。それだけで周りは心が和みます。
普段は大学生や社会人を相手に仕事をしているので、子供たちとの交流はとても新鮮で楽しかったです。世界中を旅している時、どこの子供も無垢で可愛かったですが、改めてそう感じました。こんな交流の機会を作ってくださった片岡さんたちには本当に感謝です。
- [2010/12/21 10:02]
- 友の会 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲