アルメニア日本語弁論大会 

先週はもう冬になったのかと思うほど寒かったですが、聖美さんとダグラスさんが到着した日から暖かくなってきました。さすが、我らがゴッドペアレンツ!

朝4時頃に二人を空港に迎えに行きましたが、再会の乾杯をするためにちゃんとコニャックを用意しておきました。残念ながら、ご主人は医者から3か月断酒するよう言われているため飲めませんが、聖美さんとは会って早々に乾杯しました。毎年こうやって会って飲めるなんて嬉しい限りです。

そして、翌日(というか日付では当日)は、アルメニア日本語弁論大会がスラボニック大学で開催されたので行ってきました。私は今は日本語教師ではありませんが、会社でアルバイトとして働いてくれている大学生のディアナさんが出場しました。そして、私は彼女の原稿作成のお手伝いもしました。まあ、いろはセンターで学んでいる彼女のことはよく知っていますしね。

以前から、その才能を高く評価していた優秀な学生で、仕事させてみると、やっぱりすごかった!というか、思っていた以上でした。そうやって会社に貢献してくれている彼女を応援したいと思い、会場まで足を運びました。一緒に働いている社員たちも応援に来てくれました。

実は、彼女は昨年の大会の一般部門(大学生以外の人が参加する部門)で優勝しています。残念ながら、その部門で優勝しても日本へ行けませんが、今年は日本旅行のチャンスをつかめる学生部門。彼女の実力ならまず大丈夫ですが、今年は原稿作成も手伝ったので、どこか祈るような気持ちで見守っていました

最後の方で少しアドリブが入ってしまったり、間違えてしまったりしましたが、質問にもちゃんと答えて断トツで良かった!しかし本人にすると、その少しのミスさえ許せないのか、スピーチの後に泣いていましたね。本人としては完璧を目指していたんでしょう。その自分への厳しさが絶え間ない努力に繋がっている訳で本当に偉い!

そして、いよいよ結果発表。今年の学生部門の優勝者は…ディアナさん!無事に彼女が優勝を果たしました!実力が飛び抜けているので、予想通りの結果ですが、彼女の名前を聞いたときはホッとしました…本当に良かった!よく頑張った!

彼女から、「先生(今は違うんだけど…)!ありがとうございます!」と感謝されましたが、いやいや、この優勝は彼女の才能と努力で勝ち取ったものです。しかし、これで憧れの日本に行けるのかと思いきや、なぜかテストがあるらしいのです。何それ?!でも、優秀な彼女なら日本旅行の切符をきっと手に入れるでしょう。ディアナさん、優勝おめでとう!

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「心の声」というテーマでスピーチするディアナさん。彼女の日本語能力と表現力は天賦の才能!

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大会後に、みんなで記念撮影。ディアナさんの夢を叶えるお手伝いができて良かったです。考えてみると、今まで教えたコロンビア、フィリピン、アルメニアの全ての国の弁論大会で、関わった学生が優勝しました。

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教師ではない私は参加できませんでしたが、表彰式は大使公邸で行われました。トロフィーをもらって嬉しそうなディアナさん。本当におめでとう!これからも頑張ってください!

いろはセンターで七夕イベント 

暑い、暑い!毎日40℃近い猛暑が続いています。こんなに暑いと外を出歩きたくないんですが、いろいろと忙しいので仕方ありません。その分、冷えたビールが美味い!

さて、日曜にいろはセンターで七夕イベントが開催されたので行ってきました。織姫と彦星の劇や歌、流しそうめんなど盛りだくさんの内容でした。先週は授業がない日も学生たちが来て、デコレーションを作ったり、劇の練習をしたりしていました。暑い中ひたむきに頑張っているその姿に感心しました。

当日は、学生や家族、友人や関係者らが総勢40人ほど集まりました。ルザン会長の挨拶の後、学生たちによる織姫と彦星の劇が上演されました。まだ勉強して間もない学生たちも、ナレーションで参加して頑張りました。手作り感いっぱいの楽しい劇でした。何かをみんなで作り上げるという貴重な経験、そしてすてきな思い出になったと思います。

劇や歌の後は、なんと流しそうめん!ペットボトルで作った台にそうめんを流してみんなで食べました。もちろんアルメニアの学生たちにとっては初めての体験。だから、すごく盛り上がりました。そうめんも美味しくて、大量に茹でたのにほとんど無くなってしまいました。これも大成功!

そして、みんなで短冊に願い事を書いて、笹に似た木の枝(何の木か知りませんが…)に掛けました。やっぱり「日本に行きたい!」と書いている子が多かったですね。実は、私は間もなく日本語教育の現場から離れることになるのですが、違う形で学生たちの夢を叶えるお手伝いをしていきたいと思っています。

最後は、浴衣を着た学生たちと一緒にエレバン中心部を散歩しました。道行く人が興味深そうにこちらを見ていました。浴衣を着た集団が急に現れたんですから、そりゃ驚きますよね。学生たちも嬉しそうに写真を撮って楽しんでいました。でも、やっぱり暑かった…

無事に七夕イベントが終わった後は、剣道七段の前野先生の送別パーティーが開かれたので、家族と参加してきました。先生特製のカレーを食べて、そこでも楽しい時間を過ごすことができました。疲れたけど、とても充実した1日でした。

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学生たちによる七夕伝説の劇。みんなで力を合わせて作った力作です。

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劇に参加した学生たちが七夕の歌を歌いました。よく頑張りました!

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今年はなんと流しそうめんもど登場!けっこう上手にすくい取っていました。

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れぞれ短冊に夢を書いて掛けました。夢が叶うといいですね。

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浴衣を着たままエレバンを散策。暑かったけど、たくさんの注目を集めて楽しかったです。

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その夜は、前野先生の送別会に参加。先生特製のカレーを美味しく頂きました。

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妻と子供たちも参加しました。レオが面白がって乾杯のまねをしていました。

GUAM諸国日本語弁論大会にアルメニアが参加 

日中はかなり暑くて、もう真夏という感じですね。乾燥しているため、日が沈むと涼しくなって過ごしやすいです。なので、夏はアルメニアの方がいいですね。

さて、一昨日ジョージアから帰ってきました。アルメニア側はアップダウンやカーブが多い山道だし、この暑さもあって、帰宅した時は疲れてクタクタ…久々に家族の顔を見た時はホッとしました。しかし、とても有意義で楽しいジョージア滞在となりました!

今回の目的は、トビリシの自由大学で開催されたGUAM諸国日本語弁論大会に出席するため。毎年ジョージア・ウクライナ・アゼルバイジャン・モルドバ・ベラルーシが参加するこの大会に、今年はアルメニアも招待されたのです。アルメニアからも3人の学生がスピーチをしました。そして、教師の一人として私も行ってきました。

友人でいろはセンターで教鞭を取るルザンさんと南江さんも一緒だったので、合計6人でトビリシに3日間滞在してきました。弁論大会参加が目的だったため、観光したりする余裕などなかったですが、いろんな人たちと出会うことができて、本当に行ってよかったと思える時間でした。

初日の夜は、参加国の教師や学生が集まって、ジョージア料理のレストランで食事しました。やっぱりジョージアは食事が美味しい!さらに、ユネスコの世界無形文化遺産にも指定されているジョージアの多声音楽(ポリフォニー)を間近で聞くことができました!その美しいコーラスには、自然に食事の手が止まり、聞き惚れてしまいました。

翌日はメインイベントの弁論大会。それぞれの国から3名ずつ学生が参加したので計18名。もう10年以上日本語教師をやっていますが、これだけ多様な国の学生のスピーチを生で聞くのは初めての経験。けっこうお国柄が出るので面白かったです。ちなみに、スピーチのテーマは「夢」。みんな頑張って、自分の夢について話してくれました。

アルメニアの学生たちの発表は全員午後でした。緊張する中、みんな頑張ってスピーチしましたが、質問に上手く答えられなかったのは痛かった…まあ、それはどこの国の学生たちも同じような感じでしたけどね。とにかく、大舞台で全力を出し切った学生たちを心から褒めたいと思います。これを励みに、今後も努力してほしいですね。

さあ、そして気になる審査結果ですが…1位・2位はウクライナ、3位はアゼルバイジャンの学生という結果になりました。4位もウクライナの学生だったので、同国の日本語教育のレベルの高さに感心しました。個人的には、3位のアゼルバイジャンの学生の「夢は自分自身で育てあげるもの。それが幸せになる近道」という内容のスピーチが一番気に入りました。

大会後は、駐ジョージア日本大使公邸の夕食会にお招き頂きました。寿司やトンカツ、日本酒など、久々の本格的な日本食に感動しました。大使ご夫妻はとても気さくなお二人で、奥様は茶の湯も披露して下さいました。生け花もされるそうで、ジョージアの学校などを自ら周って日本文化紹介の活動をされているそうです。素晴らしい!

最後に、その奥様のピアノ伴奏で、「ふるさと」をみんなで合唱したのですが、まず初めに大使がジョージア語で歌って下さいました。積極的に現地の人と交流されている奥様もすごいですが、難しいジョージア語で歌えるなんて大使もすごい!こういうことって大切ですよね。大使ご夫妻は間もなく任期を終えるそうで、みんな残念がっていました。

その後は、アルメニアの教師グループと、友人のジョージア人の先生、アゼルバイジャンとモルドバの先生たちと打ち上げに行きました。たくさんワインを飲んで、いろいろ語って、最後はクラブに行って踊りまくりました。楽しい夜を過ごして、いい思い出を作ることができました。

しかし、何より良かったのは、学生同士が友情で結ばれたこと。特にウクライナとアゼルバイジャンの学生たちと親しくなったようで、「とても楽しかった!」と笑顔で言っていました。領土問題で対立するアゼルバイジャンの学生たちと心を通わす交流があったと聞いた時、感動して心が温かくなりました。

勝ち負けではなく、日本語を通じて、国や民族や宗教の垣根を超える触れ合いや交流が生まれること。それが、この弁論大会の最も大切な意義なのかもしれません。私が日本語教師として参加するのは今回が最後になるかと思いますが、本当に行ってよかったです。

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弁論大会会場で順番を待つアルメニアの学生たち。緊張したと思います。

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「外交官になって世界の平和に貢献したい」という夢について話したエンマさん。

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残念ながら入賞はできませんでしたが、みんな賞状と賞品をもらいました。よく頑張りました!お疲れ様!

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上位をほぼ独占したウクライナの学生たちと一緒に。お互いに仲良くなったそうです。

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その後、大使公邸で美味しい日本食をご馳走になりました。

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大使の奥様が茶の湯を披露して下さいました。学生たちにとって貴重な体験になりました。

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みんなで「ふるさと」を歌いました。大使のジョージア語の歌も素晴らしかったです。

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そして、みんなで二次会に繰り出しました!やっぱりジョージアはワインが美味い!

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クラブにも行って盛り上がりました。土曜の夜ということもあって、すごい人でした。

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初日の夜の写真になりますが、ジョージアの多声音楽は本当に素晴らしかった!

きらぼし育英会の学生招聘活動 

先週JICAの調査員として来られていた片岡さんと原先生が無事に帰国されました。滞在中はずっと天気に恵まれたようで、とても有意義な時間を過ごされたようです。妻も通訳としてお手伝いできたし、私も何度か食事したりできました。またお会いできたらいいですね!

さて、前回の記事の終わりに、アルメニアのUWCディリジャン校に留学していた日本の高校生のご家族とご友人の方々が素晴らしい活動を始められたと書きましたが、今日はそれについて詳しくご紹介したいと思います。

その活動とは、アルメニアで日本語を学ぶ学生の短期招聘や留学支援!すでに、「きらぼし育英会」という社団法人を立ち上げられ、今夏に2人の学生を日本に招いて、約10日間お世話して下さる予定です。そして、私が今回その連絡係をさせて頂きました。

ご子息が2年間お世話になったアルメニアに恩返しをしたい!という思いから、このような素晴らしい活動を無償で始めて下さるなんて、尊敬と感謝の念に堪えません…ありがとうございます!

4人の学生が応募し、事前に送った履歴書やエッセイ、そしてご滞在中に行った面接で、めでたく2人の学生が選ばれました。とはいえ、4人とも優秀で、かなり選抜には苦労されたようです。皆さんは夕食の席で、「できれば全員を呼んであげたいぐらいだった…」と仰っていました。私も、アルメニア友の会という民間団体で学生の招聘活動をしているので、その気持ちはよく分かります。でも、こればかりは仕方ありません…

今回選ばれなかった学生たちは、また次のチャンスを目指して頑張ってほしいと思います。そして、見事この貴重な機会をつかみ取った学生たちには、日本で有意義な時間を過ごして、素敵な思い出をたくさん作ってほしいと思います。合格者の一人は、「まだ夢の中にいるようです。本当に、本当に嬉しいです!」と、目に涙をためて喜んでいました。

こうやって、頑張っているアルメニアの学生の夢を叶える素晴らしい活動を始めて下さった方々に、私も心から感謝しています。微力ながらお手伝いすることができて光栄に思います。今後も活動が継続、そして発展していくことを祈っています。

ちなみに、アルメニア友の会の方も、条件を満たした学生がいたら、今秋に日本へ招聘することを検討しています。学生たちにとって、日本へ行くチャンスが少しずつ増えているのは喜ばしいことですね。これを励みにして勉強を頑張ってもらいたいと思います。

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今回の慈善活動を始めて下さったご家族や友人の方々と一緒に楽しい時間を過ごすことができました!子供たちも可愛がって下さいました!ありがとうございました!

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ご子息と同じ学校に留学していたスーダン人女性たち。私や妻以外の人が抱くと泣いてしまう次男レオですが、彼女たちに抱かれても機嫌よくしていました。こんなの初めてで、妻も驚いていました。しかし、何でだろう?

いろはセンターの花見イベント 

日本は今日からゴールデンウィークですね。アルメニアも、5月1日はメーデーで祝日なので3連休です。旅行の予定などはありませんが、毎日いろんな人と会う約束が入っています。

次男レオが最近つかまり立ちしようとしていると、先日ブログで書きましたが、その様子を撮影しました。フラフラして危なっかしいですが、7か月になるかならないかで自分で立てるなんてすごい!本人もすごく嬉しそうです。アレンも発育が早かったけど、レオはそれ以上に早い!健康な証拠ですから有難いことです。

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つかまり立ちをするレオ。本当に成長が早い!

レオがつかまり立ちをしている動画。頑張っている姿がとても可愛らしい!

さて、先週の日曜は、いろはセンターの花見イベントがあったので行ってきました。あいにくレオが風邪気味だったため、家族は参加できませんでした…多くの学生とその家族が参加して、合計50人ほどの大所帯になったので、大型バスを借り切って出発進行!向かった先はエレバンから30分ほどの所にあるキャンプ場。

途中、アルメニアの大富豪ガギク・ツァルキャンが建てた聖ホヴァネス教会にも寄りつつ、川沿いのキャンプ場に到着しました。みんなが持ち寄った食事を食べて楽しく過ごしました。朝は曇り空でしたが、幸い午後からは晴れ間が広がって暑いぐらいでした。そんな陽気もあって、みんなでドッジボールを始めたり、私もギターを弾いて歌ったりしました。

エレバンより少し気温が低い場所なので、杏の花は満開にはなっていませんでしたが、所々きれいに咲いていました。参加した学生たちや日本人の方々も楽しそうにしていたので、今年の花見イベントは大成功だったと思います。

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立派な聖ホヴァネス教会。資産50億円以上といわれる大富豪が建てただけのことはありますね。

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教会に施された彫刻も素晴らしかったです。

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日曜日だったので、教会ではちょうどミサが行われていました。

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花見イベントに参加したみんなで集合写真!いろはセンターも大きくなりましたね!

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川沿いの自然豊かな場所でリラックスできました。

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みんなでドッジボールをしました。日本とルールが違ったりして、ちょっと難しかった…

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お酒を飲んだ私は、陽気にギターを弾いて学生たちと歌いました。

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なんと団子も登場!いろはセンターで作ったそうです。とっても美味しかったです。ご馳走様でした!