次男レオのロシア語のイベント 

ついに12月になりました。今年も師走に入って、残り1か月を切りました。あっという間に年の終わりを迎えた気分です。幸い今年も暖冬傾向で、それほど寒くはありません。あまり寒くない冬だったらいいんですけどね。

とにかく仕事が忙しくて、ブログの更新が少し滞ってしまいました。毎年恒例の1年を振り返るスライドショーを年末までに作れるのかちょっと不安…しかし、人生は所詮、死ぬまでの暇つぶしみたいなものであり、仕事だけに有限な時間を削られるのは嫌なので、頑張ってブログを更新します。

ハマスとイスラエルが戦闘を再開しました。しかも、イスラエル軍はガザ南部への軍事攻撃を始めたようです。南部には北部から避難してきたパレスチナ人が多数おり、そこが空爆されて、すでに数百人もの犠牲者が出ているとのこと…戦闘休止交渉は決裂したとみられており、また悲惨な争いが続く可能性が高いです。

現状を見る限り、イスラエルはパレスチナ人をガザから完全追放、いわゆるナクバを実行するつもりなのかもしれません。彼らをエジプトへと移住させ、実質的にガザをイスラエル領土として占領することが最終目標なのかもしれません。ネタニヤフ政権内にいる極右政治家は、それをずっと公言してきました。

ただ、イスラエル人の中には、自国政府がパレスチナに対して行っている非人道的な政策を強く非難している人も少なからずいます。20年前の南米旅行中にチリで出会ったイスラエル人は、自身の従軍経験について、「地獄だった…私たちの政府がやっていることは明らかに間違っている」と言っていました。極右シオニストの思想や言動は、パレスチナ人だけでなく、自国民までも苦しめているのです。

昨日、アルメニアとアゼルバイジャンとの国境で銃撃があり、アルメニア人兵士一人が亡くなったそうです。ここ最近、こういった事件がなかったので、今も敵対行為が起こってしまったこと、また尊い命が失われたことに胸が痛みます。早く平和条約が締結されて、根深い対立と憎悪の連鎖が断たれてほしいと思います。

アルメニアの初の国産衛星「ハヤサット1号」が、今月1日にアメリカでスペースX社のロケットによって打ち上げられ、無事に軌道に乗ったという嬉しいニュースがありました。10センチ立方体の小型衛星ですが、ソーラーパネル、光や温度、慣性を計測するセンサー、磁力計などが搭載されているそうです。

日曜は、エレバンで日本語能力検定試験が実施され、今年も私は1級の試験監督を担当しました。最難関の1級の受験生は6人でしたが、3〜5級は100人ほどの受験生がいたようです。アルメニアに移住してきたロシア人も受けたことが増加の一要因だったかもしれません。私が担当した1級の試験にも二人のロシア人がいました。多くの人に嬉しい結果が出てほしいと思います。

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ソファーでスヤスヤ寝る飼い猫。忙しい時に、こんな姿を見ると癒されるし、羨ましくなります。

さて、先週水曜に学校で下級生のロシア語のイベントが行われ、レオも参加しました。その前にアレンが体調を崩して、一人だとレオは行きたがらないから一緒に休んだり、今度は自分が風邪を引いて休んだりと、あまり練習する機会がありませんでした。イベント前日に風邪はかなり良くなかったので、体調的には参加できそうでした。

とはいえ、練習不足で舞台に立っても上手くできないんじゃないか…と心配しましたが、レオは自分が話すロシア語の詩は覚えていると言うし、イベントに参加するのを嫌がりはしなかったので、当日は学校に連れて行きました。そして、イベントを家族全員で見学しました。

レオは1年早く学校に入学したので、他の子供より小さいし、やはり練習にあまり参加できなかったからか、登場の機会は少なかったように感じます。でも、みんなと歌ったり、ロシア語の詩の一節を間違えたり、忘れたりせずにちゃんと言うことができました。本当に覚えてたんだ!すごい!

全部で1時間半ぐらいのイベントだったので、終わった時はレオはすごく疲れていました。でも、無事に終わってホッとした様子でした。他より歳も体も小さいのに、さらに病み上がりだったのに、よく頑張ったと思います。本当にえらい!お疲れ様!

今月はアレンたち上級生のイベントがあるはずです。どれだけ仕事が忙しくても、見に行くつもりです。幸いオンラインでの仕事が多く、時間の融通が利くため、息子たちのイベントはこれまですべて見ています。会場はいつもほとんどが母親で、私のように父親が見に来ている家族は少ないです。

息子たちの晴れの舞台をちゃんと見ることができる環境は、とても恵まれているし、ありがたいと思います。仕事がどれだけ忙しくても、そういう機会は親として大切にしていきたいですね。

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レオも一緒にロシア語の歌と歌いました。女の子たちが民族衣装を着て可愛らしかったです。

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ロシア語の詩の一節も暗唱しました

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学生たちはダンスも披露しました

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またレオが登場して、詩の一節を暗唱しました

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イベントが終わって記念撮影。みんなよく頑張りました!

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イベントが終わって、蝶ネクタイを外すレオ。本当によく頑張った!お疲れさま!


そのロシア語のイベントの動画

みんなで郊外の温泉でリラックス 

ここ数日は寒くなって、外気が冷たいです。週末から気温が少し上がるようですが、それを繰り返しながら、どんどん冬の気候になっていくのでしょう。

季節の変わり目で風邪が流行っているのか、レオが体調を崩してしまい、またアレンもあまり元気ではないので、今週はずっと学校を休んでいました。お陰さまで、レオは熱が下がり、昨日は学校のロシア語イベントには参加しました。ずっと練習を休んでいたにも関わらず、ちゃんと自分のロシア語のセリフを話して感心しました。その様子は、また次回の記事でご紹介したいと思います。

アレンも一緒に学校に行って、レオのイベントを見学しましたが、まだ本調子ではないのか、その後またレオと一緒に帰宅しました。レオはまだ咳をしているので、今日はアレンだけ通学しました。明日は二人とも元気に通学をしてほしいと思います。

ハマスとイスラエルの休戦が再度延長されたようです。人質の解放が段階的に進められており、さらに延長されるかもしれません。このまま停戦に至ってほしいですが、イスラエル側の声明からは、その可能性は高くないように思われます。一部の極右政治家は、ガザ地区からパレスチナ人を完全に追放し、イスラエル領土にすべきだと堂々と公言しています。

米中国交正常化やベトナム戦争終結に貢献したキッシンジャー元米国務長官の死去が伝えられました。ロシアとウクライナの紛争や米中対立の問題に対しても、傾聴に値する現実的な外交主義に基づく意見を発信し続けていました。今日、アルメニアとアゼルバイジャンの国境確定委員会が、両国の国境で会合を開催します。現実的かつ前向きな交渉が行われてほしいと思います。

先日は、アルメニアの日本語を学ぶ学生たちを日本に短期で招聘する活動をされている方と夕食しました。いろいろとお話できて、とても有意義なひと時になりました。そして、心からアルメニアとこの地域の平和を願って活動されていることが伝わり、私も妻も感動すると共に、感謝の気持ちで一杯になりました。その草の根の活動が、戦争のない平和な社会を築く一助になってほしいと思います。

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とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!

さて、日曜は郊外にある温泉に家族で行ってきました。ここの在留邦人の方に誘われて、そのご家族とルザンさん、またアルメニア語を学ぶためにアルメニアに滞在している日本人男性と一緒でした。毎冬のスキー旅行の帰りに寄っている温泉で、アレンもレオも大好きな場所です。

他の人たちは、ミニハイキングも兼ねて午前中に出発していましたが、私たちはレオのロボティックス教室が終わってから温泉に直接向かいました。エレバンから車で45分ほどなので、とても行きやすいです。久しぶりに温泉に入れるから、アレンもレオも嬉しそうでした。

温泉に着くと、すでにみんな到着していました。その周辺を1時間ほどハイキングしたそうです。在留邦人のご家族は何度かその温泉に来ていますが、ルザンさんと日本人男性は初めてでした。大きな浴槽のある部屋を借り切るスタイルで、今回は2時間で借りていました。

部屋に入ると、あまり湯気が出てなくて、お湯がぬるいのかな?と思いましたが、全然そんなことなく十分温かかったです。考えてみたら、いつもは1月や2月の真冬に来ていて、寒い外気との温度差でもっと湯気が出るんですよね。アレンとレオはすぐに水着に着替えて、お湯に飛び込んでいました。「温かい!」と気持ちよさそうにしていました。

私たちもみんな着替えて、お湯に入りました。「ハァァ〜気持ちいい…」と思わず声が出ます。我が家には浴槽があるけど、基本的にシャワーだから、湯船に浸かるのは本当に気持ちいい!そして、最近はずっと仕事で忙しくしているから、疲れが溜まった体に温泉のお湯が染み渡ります。他のみんなも気持ちよさそうにしていました。

レストランが併設されているので、そこからビールを注文して飲みました。ビールを飲みながら温泉!最高!ご家族の奥さんが手作りの寿司などを持って来てくれていたので、それをみんなで食べて、ちょっとした宴会を開きました。どれもすごく美味しかったです。

気分が盛り上がってきたので、私は持って来たウクレレを弾いて歌いました。ギターよりもずっと小さく、持ち運びに便利だから、どこでも演奏できます。やっぱり宴会には音楽があった方がいいですからね。温泉、酒、料理、音楽って、もう最高の組み合わせ!幸せな気分です。

宴会の後、またゆっくりお湯に浸かって、体を温めました。やっぱり温泉は気持ちいい!来て本当によかったです。息子たちにとっては温水プールみたいなものだから、飛び込んだりして楽しそうに遊んでいました。

2時間のんびり温泉で過ごして、みんなで車でエレバンに帰りました。さすが天然温泉だからか、その日は夜中までずっと体がポカポカしていました。というか、翌朝も火照っているようでした。お陰で体の疲れもかなり取れたし、みんなで楽しいひと時を過ごして、心も体も癒されました。お誘い、どうもありがとうございました!

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久しぶりの温泉に入って、はしゃぐ子供たち

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やっぱり気持ちいい!のんびり温かい湯船に浸かって、リラックスできました

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手作りの美味しいランチを食べました。温泉で飲むお酒も美味い!

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ウクレレを弾くアレン。でも、ほとんど私の楽器となっています。

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風呂上りにサッカー。学生時代ずっとサッカーをやっていた彼はさすがに上手で、息子たちをまさに子供扱いしていました。

ヒカリセンターの俳句集の寄贈イベント 

ここ数日はそれほど寒くありませんが、来週から気温が下がって、日中でも10℃を下回るようです。11月も終わりに近づき、本格的な冬がすぐそこまで来ているのを感じます。

イスラエルとハマスが最小4日間の一時休戦で合意しました。多くの民間人が犠牲になっている悲惨な争いが、一時的にでも収束するのは歓迎すべきことです。ハマスが人質を解放していけば、休戦期間は延長されるという内容ですが、イスラエル側は休戦後もハマス掃討作戦を続けると表明しているため、いつまで休戦状態が続くか予断を許しません。というか、戦闘が再開される可能性が高いです…ネタニヤフ政権には、「明日にでも休戦合意を破らなければ辞任する!」と主張する極右閣僚もいます。

アルメニアとアゼルバイジャンは、今月30日に両国の国境確定委員会の会合を国境で開催することで合意しました。平和条約締結の交渉において、旧ソ連時代の国境線と領土を相互承認することが争点となっており、それを話し合う重要な機会です。

アルメニア政府は、カラバフを含めたアゼルバイジャン領土主権を認めると、今年に入ってから正式に表明していますが、アゼルバイジャンからは、アルメニアの領土主権を認めるという声明はまだ出されていません。しかし、アリエフ大統領は、アルメニアとの新たな戦争はもう必要ないと公言しています。お互いに条件を承認し、一日も早く平和条約締結の合意に達してほしいと願います。

2020年から不法取得資産の罪で起訴されているアルメニアの大富豪のガギク・ツァルキャン氏に対して、検察がものすごい規模の資産の没収を裁判所に申し立てたという報道がありました。没収対象となった主なものは、不動産79件、車両42台、身元不明車両8台の取得費の1億2千万円、300億円の違法収益などなど…一般のアルメニア人にしたら、その3倍ほどに金額に値します。

つまりはそれぐらい莫大な資産を所有しているいうことですが、革命前のアルメニアは腐敗がひどく、彼のように権力やコネで巨万の富を築き、不正に蓄財していた人間はたくさんいます。ツァルキャン氏含め、そんな輩が政治家もやっていたのですから、たやすく法律も無視することができたでしょう。アルメニアがより公平かつ公正な社会になってほしいと思います。

今週に入ってから、かなり仕事で多忙にしていて、朝から晩までPCの前で作業をしています。目は疲れるし、ちょっと腱鞘炎になりそうで心配…まあ、やるべきことがあるというのは有り難いことですが、そればかりに圧迫されて、心の余裕がなくなるのは良くありません。なので、時々はギターやウクレレを弾いたり(案の定、ほぼ私の楽器になりました)、こうやってブログの更新をやっています。

昨日、ヒカリ日本文化センターが、エレバン中心部の子供向けの図書館でイベントを行い、家族で招待されたので参加してきました。同センターが日本と協力して制作した「アララトから富士山へ」という俳句集を図書館に寄贈することになったので、その記念イベントでした。

ヒカリセンターの子供たちが、アララト山と富士山をテーマに詠んだ俳句が載せられています。私はその翻訳の校正を担当しましたが、なぜか俳句の一部が校正前のままになっています。まあ、もう出版されてしまったから仕方ありませんが…

イベントでは、ヒカリセンターから俳句集が直接手渡された後、同センターの子供たちが、イベントに集まった子供たちに折り紙を教えることになりました。みんな折り紙自体が初めてだから、面白そうに、そして難しそうに折っていました。きれいに角をそろえて折るということも、初めてだとあまり上手くできません。中には、思うようにできず泣いてしまった女の子もいました。

初めは関心なさそうにしていたアレンとレオは、息で吹いて走らせる飛行機を作るのには参加して、教えてもらいながら頑張って折っていました。そして、できた作品を吹いて、誰が遠くまで走らせられるかという競争にも参加しました。二人ともあまり遠くまで飛ばせませんでしたが、楽しそうにしていてよかったです。

今日は、ここの在留邦人の方に誘われて、今から家族で郊外の温泉に出かける予定です。毎冬、スキーの帰りに立ち寄る温泉で、アレンもレオも大好きな所です。日曜の今日ぐらいは仕事のことを忘れて、お湯にゆっくり浸かって疲れを癒したいと思います。

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子供向けの図書館で行われたイベント

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ヒカリセンターの子供たちが折り紙を教えました

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折り紙が初めての子供たちは興味津々

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アレンとレオも挑戦しました

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レオは後で自分一人で作っていました

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作った飛行機を息で吹いて、どこまで遠くまで飛ばせるかを競いました

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アレンとレオも参加しました

ウクレレを始めたアレンとレオ 

予報どおり、週後半から天気が崩れて、昨晩は雨が降ったようです。日中でも寒くなってきて、来週はさらに気温が下がるようです。冬の足音が聞こえてきました。

本格的に寒くなる前に、この週末はロリ地方に家族と泊まりがけで旅行に行く予定です。知人の養蜂家が経営するゲストハウスに泊まって、20年来の友人にも会ってくるつもりです。前回の記事に書いたように、妻が日本文学の翻訳を終えたので、田舎でゆっくりしようと思っています。

世界最大のドキュメンタリー映画祭の一つ、アムステルダム・ドキュメンタリー国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門で、「1489」というアルメニア映画が最優秀作品賞を受賞しました。監督自身の弟が、従軍していた第二次カラバフ戦争の初期に行方不明となった事件を取り扱った内容らしく、機会があれば見てみたいと思います。

イスラエル軍がガザのシファ病院を攻撃し、新生児を含む多くの民間人の命が危険に晒されているため、「これは戦争犯罪だ!」と国際的に非難されています。イスラエル側は、ハマスの拠点があったと攻撃の正当性を主張しています。拠点はあるに違いないですが、今更そこを攻撃する意味などありません。

ガザには地下トンネルが張り巡らされており、イスラエル軍が病院に突入した時にはもうハマスはトンネルを使って脱出していたでしょう。そのため、イスラエルは拠点があったという証拠を示すだけで、ハマスの幹部を拘束または殺害したという情報は発信していません。そうなることは承知の上で病院を攻撃し、多くの民間人の犠牲を出したことは悲劇でしかありません…

さて、記事タイトルにあるように、先日から長男アレンがウクレレを始めました。というのも、急に私のアコースティックギターを弾きたがったので、少し教えてみましたが、まだアレンには大きすぎるし、スチール弦を押さえると指がすぐ痛くなってしまいます。

「難しいし、指が痛くてできない…」と残念がるので、まずはクラシックギターかウクレレを弾いてみるかとアレンに提案しました。どちらも持っていませんでしたが、アレンが本当にやりたいなら買ってあげようと思ったのです。それに、たとえアレンが続けなくても、弦楽器なら私が弾くので無駄になることもありません。

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寒くなってきたから、庭にいる猫たちも身を寄せ合っています

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アコースティックギターに挑戦するアレン。難しくて、すぐ断念しました

アレンは嬉しそうに、「両方とも楽器屋で見てから、どちらがいいか決めたい!」と言うので、月曜の夕方にエレバン中心部の楽器屋に行ってみました。アレンはウクレレの方を気に入ったので、その場で買ってあげました。自分の楽器が手に入って、アレンはすごく喜んでいました。

レストランで夕食して帰宅するや否や、アレンは買ってもらったばかりのウクレレを弾き始めました。ウクレレ特有のトロピカルな音色が流れて、アレンも嬉しそう。しかし、ただ弦をかき鳴らすだけでは意味がないから、まずはコードを覚える必要があります。

私もウクレレのコードの押さえ方は知りませんでしたが、長年ギターをやっているお陰で、三線と同じく少し練習したら、あっという間にそれらしく弾けるようになりました。そして、「ハッピーバースデー」なら3つの簡単なコードで弾けるので、アレンに教えてあげました。

やっぱりコードチェンジに苦労していましたが、次第にゆっくりと弾けるようになりました。ウクレレはサイズが小さいから、子供の指でも届かないということはないし、ナイロン弦だから指も痛くなりません。だから、飽きやすいアレンも根気よく練習していました。

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ウクレレを購入した後、レストランで食事しました

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買ってもらったばかりのウクレレを弾くアレン

その翌日からアレンは体調を崩してしまい、朝起きると気分が悪く、そのまま休んだり、遅れて学校に行っても嘔吐して途中で帰宅するといったことが続きました。ただ、家で少し休むとすぐ元気になるので、よくウクレレの練習をしていました。だから、二日ほどで「ハッピーバースデー」をけっこう上手に弾けるようになりました。お陰さまで、今朝からアレンの体調はよくなって、元気よく通学しています。

何でもアレンの真似をしたがるレオも、「パパ、ウクレレ教えて!」というので、「ハッピーバースデー」のコード進行を教えてあげました。やっぱり最初は苦労していましたが、少しずつそれらしく弾けるようになりました。かなり辿々しいけど、頑張って最後まで弾けると、すごく嬉しそうです。

ちなみに、アルメニア国歌も「ハッピーバースデー」と同じコードで弾けるので、それをアレンに教えたら、けっこうすぐに弾けるようになりました。こうやって少しずつ曲を覚えて、もっと多くのコードが弾けるようになれば、さらに楽しくなるでしょう。いつまで続けてくれるか分かりませんが、息子たちが弦楽器に興味を持ってくれたのは嬉しいです。

私は基本的なコードをほぼ全て覚えたので、今はビートルズの曲などをウクレレで弾き語りできます。新しい楽器が弾けるようになるのは楽しい!たとえ息子たちが興味を無くしても、私はウクレレという趣味が一つ増えました。もちろん、できれば息子たちも続けてほしいし、将来はギターも弾けるようになってほしいと思います。そして、親子で合奏できたら最高ですね。

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アレンが休むとレオも学校に行きたがらないから、二人とも家にいて、ウクレレを練習していました

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アレンがウクレレを弾いて、レオがマラカスを鳴らして合奏する時もありました

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アレンはけっこう上手に弾けるようになりました

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レオもウクレレを弾き始めました


アレンとレオがウクレレを演奏する動画

妻のためのお疲れさまディナー 

朝晩は冷え込んできましたが、天気がいいので日中は暖かいです。しかし、週後半から天気が崩れて、気温がグッと下がるようです。そろそろセントラルヒーティングを付けないといけない時期になりそうです。

イスラエルによるガザへの攻撃は続いたままで、多くの犠牲者が出ています。先週末にサウジで開かれたイスラム諸国機構の緊急首脳会議では、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃を強く非難し、即時停戦を求める決議が採択されました。そして、パレスチナ国家とイスラエルが共存する「2国家解決」でしか和平は達成できないとし、その早急な実現を訴えました。

この2国家案は、これまでもパレスチナ問題の唯一の解決策として議論されてきましたが、イスラエル人入植地やエルサレムの地位を巡る問題のために実現の余地がありませんでした。しかし、今回の戦争によって、イスラエルが占領を続けることに限界があることが改めて露呈しました。互いの独立を認めて、国家として共存するしか道はないのかもしれません。

週末は、私が翻訳などの仕事をしているアルメニアのIT企業の社員旅行があり、同僚たちと一緒に泊まりがけでディリジャンに行ってきました。本当は10月上旬に予定されていましたが、9月にアゼルバイジャンによるカラバフへの軍事攻撃があったため、延期されていたのです。

久々に泊まりがけの社員旅行に参加して、みんなと食べたり飲んだり、踊ったりして楽しい時間を過ごしました。私は持って行ったギターを弾いて歌いました。普段オンラインで仕事をしている私は、会社の同僚たちと会う機会がほとんどないので、こういう時に交流を深めるようにしています。とても楽しかったけど、いろんな人と二日間ずっとアルメニア語で話したから疲れた…

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泊まったホテルには外に温水プールもありましたが、さすがに寒くて誰も入りませんでした…

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夜は焚き火を囲んで、みんなで歌ったりゲームしたりしました

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会社の同僚たちと楽しい二日間を過ごしました

さて、その旅行の前日は、息子たちを散髪に連れて行きました。アレンもレオも髪が目に入るほど長くなったから、切りたがっていました。いつもの子供用の床屋で、二人とも切ってもらいました。これから寒くなってくるので、それほど短くしませんでしたが、さっぱりして気持ちよさそうでした。

その後、家族でフィリピン人が経営するエレバン中心部のレストランに行きました。そこは先月行く予定があったのですが、その前日からアレンがお腹の調子を壊したため、取りやめになりました。今回はちょっとしたお祝いも兼ねて、そのレストランに行くことにしました。

というのも、妻が今年に入ってからやっていた日本の小説の翻訳を終えたのです。妻は春ごろに大学院で学ぶことを決め、それから夏までは、入学試験のための勉強で忙しくしていました。無事に合格して、9月から大学院に通っています。息子たちは大きくなったとはいえ、まだまだ世話がかかります。そんな中で、翻訳の仕事も頑張って少しずつ進めていました。

妻にとって、日本文学の翻訳はこれで4冊目だから、今回はもう私のサポートをほとんど必要とせずに翻訳していましたが、仕事に集中する時間を確保するのが難しかったようです。だから、やっと終わったときは、心底ホッとして嬉しそうにしていました。そんな妻を労うために、家族でディナーをすることにしたのです。

息子たちはフィリピン料理が好きで、久々にフィリピン料理を食べようと思っていましたが、レストランのメインは日本食だったから、息子たちは餃子や天ぷら、寿司などを注文しました。もちろんフィリピン料理もあったので、今回はカレカレを注文しました。辛そう名前ですが、肉や野菜をピーナッツソースで煮込んだ甘いシチューのような料理。4年前に家族でフィリピンを訪問した際にどうもカレカレは食べなかったらしく、妻が「食べてみたい」と希望しました。

やっぱりフィリピン人が作るカレカレは現地そのままの味で美味しい!そして、日本食もけっこう美味しかったです。特に餃子はクオリティが高く、家族はとても気に入っていました。お店のフィリピン人たちも明るくて優しかったです。料理を美味しくいただきながら、「翻訳、お疲れさま!」と妻と乾杯しました。勉強や子育てで忙しくしながら、よく最後まで頑張ったと思います。

苦労の末にできた翻訳に妻自身は満足しているようで、これから編集者が校正作業などを行います。今回もきっと素晴らしい作品になりそうで良かったです。とりあえず大きな仕事を終えて、妻は心にかなり余裕ができたみたいです。当分は大学院の勉強などに専念できるかと思います。リリット、おめでとう!本当にお疲れさま!

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髪を切ってもらうレオ

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アレンも短くしました

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散髪の後は、フィリピン人が経営する日本食レストランで夕食。リリット、本当にお疲れさま!