片岡さん、来てくれて本当にありがとう! 

今日は天皇誕生日ですね。例年であれば、アルメニアを含め世界各国の日本大使館がその時期にレセプションパーティーを開くのですが、今年はもちろんコロナで中止になりました。代わりに、大使館からお祝いのメッセージが届けられました。

天気予報どおり、先週末から寒くなって、土曜は雪も降りました。そんな中でも、エレバン中心部ではパシニャン首相の辞任を求めるデモが行われたようです。戦争後からずっと同様のデモが行われていますが、あまり多くの市民の賛同は得られていないみたいです。

先週の金曜2月19日は、アルメニアの偉大な作家ホヴァネス・トゥマニャンの誕生日で、「本を贈る日」となっています。アレンとレオは学校や幼稚園で本のプレゼント交換をしたそうで、私も息子たちに絵本をプレゼントしました。そういえば、両親の話によると、私は小さい頃に活字が大好きで、ひたすら本を読んでいたそうです。確かに、他の子供たちとほとんど遊ばず、本屋に行っては何時間も立ち読みしていた記憶があります。

ところで、10日前に日本の東北地方で地震がありましたが、同日にアルメニアでもマグニチュード5弱の地震があったことをお伝えしていませんでした。震源地はエレバンから約10キロ南で、エレバン市内もかなり揺れたそうです。「そうです」と書いたのは、私と片岡さんはちょうど車で移動中だったため、全く揺れを感じなかったからです。幸い、地震による大きな被害はありませんでした。

その片岡さんですが、昨日のお昼に帰国の途につきました。そして、無事に日本に到着したと今日メールがありました。ここで出発前に受けたPCR検査の結果は陰性で、さらに日本到着時のPCR検査の結果も陰性でしたが、帰国後2週間は自主隔離しなければいけないため、その間は自身の会社のオフィスで寝泊りするとのこと。日本に帰ってからが何かと面倒ですね…それでも来てくれたことに改めて感謝です。

お陰さまで、1年ぶりの再会は素晴らしい思い出になりました。一緒に食事したり、旅行したり、いろんな人に会ったり、楽器を演奏したりと、楽しい日々はあっという間に過ぎていきました。先週、日本にいる愛犬が病気で急死するという悲しい出来事がありましたが、片岡さんは私たちの前では決して涙を見せず、「戦争で家族を亡くしたアルメニアの人たちに比べれば大したことない」と笑顔で明るく振る舞っていました。それでも一人の時は、家族同然だった愛犬のことを思い出して悲しみに暮れていたそうです…

片岡さんは、ここで友人や知人と再会した時にいつも、「去年のカラバフ戦争の時に、大切な人が突然いなくなってしまうかもしれないと思ったから、会える時に会いに行こうと決めた」と言っていました。アルメニア本土に戦火が及ぶ可能性は低かったですが、志願兵として戦地に向かった知人がいましたからね。人の繋がりを大切にする片岡さんらしい言葉だと思います。そして、実際にアルメニアに来てくれた優しさと行動力には胸を打たれます。

最終日の夕食会で私も、「”生きる”というのは、ただ死なないことではない。本当に”生きる”というのは、一度きりの人生を楽しむこと。だから、会いたい人に会って、やりたいことをやって悔いのないように生きるべきだ」と言いました。そうやって自分は生きてきましたが、コロナと戦争を経験し、片岡さんと久しぶりに会って、やはりそれが大切なんだと改めて思いました。

私も片岡さんも、別にコロナの問題を軽んじている訳ではありません。ただ、今の世界の状況は、あまりにもバランスを失い過ぎていると感じるのです。少し違う視点からネットなどで調べれば、様々な専門家の意見や科学的データがあるにも関わらず、大手メディアが流す情報ばかりに振り回され、恐怖と不自由さが蔓延する社会に疑問を持っているのです。その中で、多くの人が大切なものを見失ってはいないでしょうか…

一時は世界トップレベルで感染が深刻だったアルメニアですが、今は感染者が急増することもなく、状況はかなり落ち着いています。もちろんコロナが完全に消えた訳ではないし、重症患者や死者は出ていますが、それはどんな病気でも同じこと。コロナと戦争という試練を経験しながらも、社会がほぼノーマルに動いているアルメニアで過ごした時間は、片岡さんにとって有意義なものとなったはずです。私も、改めて大切なものとは何かを考えさせられました。

とにかく、いろいろ面倒な状況の中、アルメニアまで会いに来てくれて、片岡さんには心から感謝しています。一緒に楽しい時間を過ごして、今回もいい思い出がたくさんできました。かけがえのない素晴らしい友人に恵まれたことを幸せに思います。片岡さん、本当にありがとうございました!またなるべく早いうちに会いましょう!いつでも待っています!

ちなみに、来月も大切な友人が来ることになりました。2年半ぶりの待ちに待った再会。訪問の知らせを聞いて、妻も子供たちも楽しみにしています。昨年はコロナ禍で人の行き来がほとんどありませんでしたが、今年は早々に嬉しい再会が続き、きっと素晴らしい1年になるという希望は叶えられそうです。そうなるように、日々を幸せに笑って過ごしていきたいと思います。

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片岡さんがお気に入りのジャズクラブ。この日は、ビートルズをジャズ風にアレンジしたライブで、とても聞き応えがありました。

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ジャズクラブには私の元学生も一緒に行って、楽しい時間を過ごしました。

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片岡さんがいつも絵を買う青空市場のお店の人たちと。コニャックを御馳走してくれました。

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我が家で何度か食事しました。お土産にもらった富士山グラスで乾杯!

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私たちからも、妻が翻訳した「ノルウェイの森」や財布などをプレゼントしました。

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アレンにベースを教えてくれる片岡さん。この後、私と片岡さんは一緒に演奏しました。

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片岡さんに抱っこされてキスをするレオ。アレンもレオも片岡さんに懐いていました。

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こうやって4人で手を繋いで歩くこともありました。

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友人のルザンさん宅で食事会。みんなと夜遅くまで楽しい時間を過ごしました。

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最後の夜まで片岡さんと一緒に楽しく過ごしました。私の隣の男性は、志願兵として戦っていました。無事に再会できたことを喜び合いました。

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妻と空港まで見送りました。片岡さん、来てくれて本当にありがとうございました!また来てください。いつでも待っています!

片岡さんと旅行、そしてスキーと温泉 

暖かい気候が続いていましたが、明日からまた寒くなって、雪も降るようです。ちなみに、先週土曜の2月13日はテアルンタラチ、またはトゥルンデスという厄払いのために火の上を飛ぶ行事を行う日でした。春の訪れを祝う祭でもあり、アルメニアでは、この日から暖かくなると言われています。

日本では、今日から医療従事者を対象にした新型コロナのワクチン接種が始まったそうですね。リスクが高い人を対象に先行接種を進めていくようで、国内で初めて承認されたファイザー製のワクチンを使うとのこと。副作用などが懸念されていますが、もう世界がここまで混乱してしまったら、ワクチンという手を使う他ないのでしょうかね…

さて、先週末は片岡さんと地方に泊まりがけで旅行に行ってきました。片岡さんが懇意にしているチヴァという村に住む家族に会って、ジェルムークという観光地にも行ってきました。今回も私の元学生のティグランが運転手を務めてくれて、また男三人の楽しい旅となりました。

チヴァ村は、ワインの産地として有名なアレニ地方にあり、そのご家族もワインを作っています。そして、民宿も経営しているのですが、昨年はコロナの影響でほとんどツーリストは来なかったとのこと。また、第二次カラバフ戦争には、ご主人が志願兵として参加していました。家族の話では、戦争から戻ってきた直後の1週間は一言も話さなかったそうです。かなり過酷な経験をしたのでしょう…でも、無事で本当によかったです。

暗くなるような戦争や政治の話は極力せず、1年ぶりの再会を心から喜び合いました。いろいろ大変なことがあったにも関わらず、ご家族はみな元気そうで、満面の笑顔で片岡さんを迎えてくれました。片岡さんも、大好きな家族が変わらずにいてくれたことに安心していました。いつものように、自家製の美味しいワインやウォッカを飲みながら、夜遅くまで楽しい時間を過ごしました。

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1年ぶりにチヴァ村の家族と再会。コロナに戦争と大変なことを経験しても、変わらぬ温かい笑顔でもてなしてくれました。

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お酒が入った勢いで、私がギターを、片岡さんがベースを弾いて歌いました。何歳になっても、こういうノリで盛り上がれるって最高!

翌日は、ジェルムークの町に行ってきました。避暑地また保養温泉地として有名で、私も片岡さんも初めての訪問でした。スキー場もありますが、残念ながら雪が少なくてスキーはできず…しかし、リフトは動いていたので、山の上から雄大な景色を楽しみました。また、「人魚の髪」と呼ばれる有名な滝を見てきました。水がいくつもの白い線となって流れ落ちる美しい滝は、たしかに女性の髪の毛のよう。周りの険しい自然も見応えがありました。

ジェルムークは、ミネラルウォーターのブランドとしても有名で、町の入り口には大きな工場があります。そして、ミネラルウォーターギャラリーという場所では、天然の湧き水が出ていて、自由に飲むことができます。立派な石造りの建物の壁の5箇所から湧き水が流れ出ていました。地元の人の話では、全て水源が異なるらしく、「この水は目にいい」とか「この水は心臓にいい」と効能も違うそうです。感心しながら飲んでみると、どれも暖かくて塩っぱい!あまり美味しくはなかったですが、とりあえず5種類とも少しずつ飲んでおきました。

そのミネラルウォーターギャラリーの前には貯水池があって、アルメニア人の観光客が散策していました。冬の今は少ないですが、夏は多くの人が訪れます。美しい自然に囲まれた落ち着いた町で、初めてだった私も片岡さんもジェルムークをとても気に入りました。エレバンから車で2時間半と遠いのが難点ですが、妻と子供たちも来たことがないので、今年夏に機会があれば滞在してみたいですね。

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ジェルムークの渓谷を下りていくと、切り立った崖に囲まれた景色が広がります。川の水も澄んでいてきれいでした。

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玄武岩で隆起して作られる柱状節理の岩壁。ガルニ神殿の周囲でも見られます。

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「人魚の髪」と呼ばれる有名なジェルムークの滝。美しい景色でした。

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いくつも細い水流がたしかに女性の髪の毛のようです。

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スキーはできませんでしたが、リフトで山の上まで行きました。空気が澄んでいて気持ちよかったです。

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ミネラルウォーターギャラリー。体にいいと言われる5種類の湧き水を飲んだりできます。

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ジェルムークの街中にある貯水池。水面に山や木立が反射して絵画のようでした。

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ジェルムークの教会に立ち寄ってお祈りしました。差し込む光が神々しかったです。

ジェルムークを後にして、またチヴァ村に戻り、友達のご家族とお別れしました。温かい絆を確認できた久々の再会となり、片岡さんも、「なるべく早くまた会いたい」と言っていました。まだコロナの問題は収束していませんが、今年は何度かアルメニアを訪問する機会があればと思います。エレバンに戻る帰路からは、美しいアララト山のシルエットを見ることができました。

ちなみに、エレバンに戻った日は2月14日のバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコレートを渡す日ですが、それは日本独特の習慣で、アルメニア含め世界的には、恋人や夫婦でお互いにプレゼントを渡します。ということで、私も花束を買って妻に渡しました。片岡さんもバラをプレゼントしてくれました。そして、みんなで食事して楽しい時間を過ごしました。

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チヴァ村の家族とお別れ。素晴らしい再会となりました。また片岡さんと訪問できたらと思います。

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エレバンへの帰路の途中、すすき畑の向こうにアララト山を望むステキな場所を見つけました。美しい景観に見惚れました。

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その手前にある線路で、また片岡さんと青春!という感じの一枚を撮りました。お互いもう40代後半ですが、こうやって楽しく旅行ができるなんて幸せです。

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バレンタインデーだったので、エレバン到着後に妻に花束をプレゼント。

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みんなで食事をして、一泊二日の旅行を締め括りました。疲れたけど楽しかった!

その翌日は、ツァフカゾールというスキー場にみんなで行ってきました。ジェルムークで滑れなかったので、片岡さんから、「ツァフカゾールに行こう!」という希望が出たのです。月曜でしたが、子供たちは学校と幼稚園を休ませて、家族も参加しました。最近の暖かい天気のために雪が少なかったですが、ゲレンデは問題なく滑れるコンディション。リフトもちゃんと動いていました。

アレンとレオも、「またスキーをやってみたい!」と言うので、子供たちの分もレンタルして滑らせてみました。アレンはお正月の時より少し上手になった気がします。レオも少しでも一人で滑れると喜んでいました。もちろん、私も片岡さんも一緒に楽しく滑りました。平日でガラガラのゲレンデを滑るのは爽快でしたね。今年も片岡さんとスキーができてよかった!

スキーの後は、お正月に家族で行った温泉に立ち寄りました。個室を借りて入るタイプで、中で飲食もできます。温かい温泉に浸かると、一泊旅行とスキーの疲れがかなり和らぎました。アレンとレオも楽しくて気持ちいいのか、もっと長く入りたがっていました。もし可能であれば、今冬にまたスキーと温泉に家族で行けたらと思います。とにかく、片岡さんと充実した三日間を過ごすことができて大満足です。本当にアルメニアに来てくれて感謝です。

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お正月以来のツァフカゾールのスキー場。子供たちも、またスキーに挑戦できて喜んでいました。

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アレンは少し上達して、一回は転ばずに止まることができました。来年はけっこう滑れるようになるかも!

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レオもスキーに挑戦。やっぱり難しいみたいですが、楽しんでくれているから良かった。

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兄弟で楽しく雪遊びもしていました。まだこうやって遊ぶのが一番かもしれません。

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そして、私も片岡さんと一緒にスキーを楽しみました!片岡さんは、モーグルをやっていたほどの腕前です。

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天気も良かったし、平日でガラガラだったし、とても楽しく滑れました。

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スキーの後は、アルザカンという村の温泉に入りました。個室を2つ借りて入りました。疲れた体が癒されました。

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家族も気持ちよさそうに入っていました。こちらの部屋は浴槽に階段があるから、子供たちも安心して入れます。

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昨晩も片岡さんと一緒に食事しました。幸せな時間を本当にありがとうございます!やっぱり片岡さんがいると楽しい!

片岡さんと久々に楽しい日々 

日中は10℃を超える暖かさで、予報では1週間ほど暖かい気候が続くそうです。まるで片岡さんが、この陽気を運んできてくれたかのようです。

ロシア製のワクチン「スプートニクV」の効果や安全性が高いという評価が出てきて、使用を承認する国がさらに増えてきているようです。以前にも書きましたが、旧ソ連のワクチン技術は高かったので、私は大して驚かないどころか、けっこう良質ではないかと思っていたぐらい。ただ、私自身は、どこ製だろうとワクチン自体に懐疑的で、基本的にリスクが高い人だけを接種対象にすべきだと思います。

今週、外国人がナゴルノ=カラバフに入るための手続きに関するニュースがありました。事前にエレバンにあるカラバフ領事館にビザを申請して取得しなければいけないのは同じですが、今はロシア平和維持軍の承認が必要なため、ビザの受け取りは申請から3、4日かかるそうです。以前は、申請当日に受け取ることができたんですけどね…カラバフ入域を希望される方は時間に余裕を持った方がいいでしょう。

ちなみに、アゼルバイジャンは、外国人がナゴルノ=カラバフに行くことを認めていません。これは戦争前からの方針で、もし行ったことが分かると、アゼルバイジャンに入国できません。今後の状況次第では、この方針にも変化があるかもしれませんが、アルメニアの後にアゼルバイジャンに行くつもりの方は上記のこともお気をつけください。といっても、今はコロナのせいで気軽に旅行できないご時世ですけどね…

さて、片岡さんが到着して1週間が過ぎました。毎日のように会っているから、あっという間です。そして、全く以前と同じように過ごしているから、1年ぶりだなんて少しも感じません。本当に親しい関係というのは、そういうものなんでしょうね。

先週末は、ネットや携帯の手続きをしたり、青空市場で買い物をしたりしました。片岡さんがいつも絵やカバンを買う市場のお店の人たちが、久しぶりの再会をとても喜んでいました。コロナに戦争と大変なことが続き、アルメニアのことを案じていた片岡さんも、彼らの人懐こい笑顔を見れて嬉しそうでした。

また、我が家で食事したり、友人も交えて一緒に外食したり、そしてティグランのお宅にもお呼ばれしました。毎日のように飲み食いが続くから、片岡さんは、「アルメニアで一気に太りそうやわー」と苦笑していました。でも、それだけ片岡さんの明るく大らかな人柄を慕い、いつも心から歓迎してくれる人たちがいるということなんですよね。

片岡さんが一緒に仕事をしようとしているハチミツ工場の社長とも再会しました。日本のラーメンが大好きな彼のために、片岡さんは一蘭のインスタントラーメンをプレゼントしました。このステキなプレゼントに、彼は驚いて、まるで子供のように喜んでいました。コロナ禍で予定していた仕事が停滞していますが、少しでも早く収束して、今年は大きな進展があればと思います。

そして、昨日は妻と片岡さんと一緒にコンサートに行ってきました。これは、日本政府によるアルメニア国立室内管弦楽団への楽器や機材の寄贈を記念したものでした。同楽団は、楽器の老朽化のために演奏活動に支障をきたしていたのです。1年前に決定した支援ですが、コロナ禍でいろいろ手間や時間が掛かったらしく、昨日やっと記念コンサートが実現しました。新しいヤマハのピアノの音色は素晴らしかったです。会場では、山田大使とも久々にお会いしました。また、友人のルザンさんと娘さんも来ていて、片岡さんとの再会を喜んでいました。

明日からは、泊まりがけで一緒に地方に出かける予定です。ワインの産地アレニ地方に住む片岡さんの友人家族に会って、ジェルムークという街に行くつもりです。ジェルムークは保養温泉地として有名ですが、実は私はまだ行ったことありません。スキー場があるらしいので、片岡さんと滑ってこようと思います。余裕があれば温泉にも入りたいですね。

とにかく、片岡さんと1年ぶりに楽しい日々を過ごしています。世界は依然としてコロナの問題で混乱していますが、私たちは、「コロナに感染しないようにする」ためだけに生きている訳ではありません。コロナを恐れて多くのことを犠牲にして暮らすのは、本当に「生きている」とは言えません。まして、感染者を差別したり、非難したりする状況まであるなんて完全に狂っています。そんな不寛容な世の中の空気の方がコロナよりもずっと恐ろしい…

大切なのは、何が正しくて、何をすべきか自分自身で判断して、少しでも幸せに日々を過ごすこと。片岡さんという親友と再会して、久しぶりに楽しい時間を共有している今、改めてそれこそが「生きる」ということなのだと実感しています。

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青空市場のお土産屋さんと再会。長年使っている片岡さんのカバンをその場で直してくれました。

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ティグラン宅に招待された時に、近くの線路で撮った写真。青春!という感じの一枚

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妻との写真も撮ってもらいました。夕焼けがきれいでした。

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片岡さんからのお土産のおもちゃで遊ぶ子供たち

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ティグランの家族と一緒に。いつも片岡さんを本当の家族のように迎えてくれます。

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中華レストランでみんなで食事。美味しかったし、楽しいひと時でした。

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ハチミツ工場の社長とも再会。一蘭ラーメンを貰って本当に嬉しそうでした。

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片岡さんと一緒にレゴ教室にも行きました。

片岡さんが1年ぶりにアルメニア訪問! 

日中は10℃近くある暖かい日が続いています。冬用のジャケットを着ていると少し暑いぐらい。昨日は穏やかな青空が広がって、とても気持ちよかったです。

そして、さらに気持ちを明るくしてくれる嬉しい出来事がありました。親友の片岡さんが1年ぶりにアルメニアを訪問してくれたんです!本当に待ち望んだ再会。私も妻も嬉しくて仕方ありません。片岡さんは、家族と言っていいほど大切な存在ですからね。でも、大好きなアルメニアに戻って来れた片岡さんが誰よりも嬉しそうにしています。

ここ数年は年に3、4回会っていたから、まさかこんなに長く会えなくなるなんて夢にも思いませんでした。昨年1月に片岡さんが来た時はまだコロナの問題は対岸の火事という状況で、春か夏に再会するつもりでいましたが、その後あっという間に世界はパニックに陥り、アルメニアどころか海外に行くことさえ不可能になってしまいました。

昨年の秋からアルメニアは外国人の受け入れを再開し、飛行機の就航も徐々に増えていきましたが、コロナ禍が収束した訳ではないので、世界の状況は不安定なまま。さらに第二次カラバフ戦争まで勃発し、片岡さんは、アルメニアのことを案じながらも渡航する機会はなく昨年が終わってしまいました。時々ネット電話で話しましたが、「行きたくて仕方ないのに行けない…」と本当にもどかしそうにしていました。私たちも片岡さんに長く会えないのは寂しかったです。

しかし、年が明けてから、「2月に行けるかも」と片岡さんから連絡があり、飛行機の搭乗時やアルメニア到着時のルールを確認して、今回の渡航が決まりました。今のご時世だとルールが急に変更される可能性もあるので、ギリギリまで少し不安でしたが、無事にアルメニアに来ることができました。到着時に受けたPCR検査の結果も陰性と出て、晴れて自由の身となりました。我が家で一緒に食事して、久しぶりの再会を喜び合いました。

とはいえ、あまりに親しい関係だからか、いつもと全く変わらない感じでしたけどね。片岡さんも、「1年会ってないとは思えんぐらい普通やなー」と言っていました。まさに激動の1年でしたが、いつものように笑顔で再会できたことを幸せに思います。そして、どんなことがあっても変わらない大切な存在がいることに心が温かくなりました。片岡さんにとっては、アルメニアとそこに住む友人たちがそんな大切な存在なのかもしれません。

とにかく、1年ぶりに片岡さんがアルメニアに来てくれました!年が明けてすぐにこんな嬉しい再会があると、今年は素晴らしい年になるかも…と大いに期待が持てます。片岡さん、おかえりなさい!来てくれて本当にありがとうございます!久しぶりのアルメニアを一緒に楽しみましょう!

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1年ぶりの再会を祝して乾杯!会えてホッとしました。片岡さんもアルメニアに来れて本当に嬉しそう。

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妻の手料理でもてなしました。妻も心から喜んでいました。今回もたくさんのお土産を持参してくれて感謝です。

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コロナ禍でいろいろ面倒な中、来てくれて本当にありがとうございます!楽しい思い出をたくさん作りましょう!

今年も節分の豆まきと恵方巻 

2月になりました。もう年が変わってから1か月が過ぎたんですね。まだ時期的には真冬ですが、寒さは和らいで日中は5℃ぐらいあります。積もった雪がどんどん解けています。

ミャンマーで国軍によるクーデターが起こり、スー・チー氏らが拘束されるという衝撃的なニュースがありました。昨年の選挙結果を不服とする国軍が実権を掌握し、1年間の非常事態宣言を発令したとのこと。今回のクーデターを正当化するつもりは全くありませんが、いまだにスー・チー女史を人権や民主化のシンボルとして短絡的に扱う報道には違和感を感じます。彼女は、ロヒンギャ虐殺を公に否定し続けていましたからね…

また天邪鬼なことを書いてしまいましたが、昔から私は、世の多くの人が信じる善悪のイメージや構図というものに対して懐疑的な人間で、戦争中また戦後のアルメニアの混乱を通じて、さらにこの傾向が強まりました。誰しもが偏見や固定観念でバイアスをかけたり、一方の主張に偏ったりしてしまう危険性があります。まして戦争には完全な善も悪もないにも関わらず、多くの人が自分の正義だけを盲信して排他的になる現実を見て、改めて自らを律するようになったのです。

日本では、緊急事態宣言が1か月延長されることが決まりましたね。暖かくなってくると自然に感染者は減少するでしょうから、いずれにしても3月上旬には、「規制が効果を上げた!」とうそぶいて解除されるのではないかとは思います。しかし、すでに厳しい状況にある企業や経営者にとっては、この延長決定は大打撃となるでしょう…アルメニアのコロナの感染状況は落ち着いていますが、一昨日ここの保健省がロシア製ワクチン「スプートニクV」の使用を承認しました。

さて、昨日は節分でした。実は、てっきり2月3日だと思っていましたが、ネットで「今日は節分」という情報を見かけて、何となく調べてみたら…124年ぶりに今年は節分が2月2日だと判明!地球の公転周期は365日ピッタリではないから、立春の時期がずれていくためだそうです。なるほど、うるう年と似たような理屈ですね。ちなみに、来年の節分は2月3日に戻るそうです。

とにかく、その日が節分と分かって、毎年恒例の豆まきと恵方巻の行事を急遽することにしました。数日前から子供たちは楽しみにしていましたからね。レゴ教室から帰宅してから、まず妻と恵方巻の準備をしました。できた具材をのせて、アレンもレオも嬉しそうに寿司を巻いていました。そして、今年の恵方の「南南東」の方向を見ながら食べました。寿司が大好きな子供たちは美味しそうに完食!

その後は、手作りの鬼のお面を順番に被って豆まきしました。子供たちは至近距離から全力で豆をぶつけてくるので、けっこう痛かった…まあ、おかげで厄災は追い払われたでしょう。息子たちも鬼役をしましたが、アレンは這う這うの体で逃げる鬼を上手に演じていました。それを真似しようとするレオも可愛らしかったです。こうやって子供たちが楽しんでくれるからこそ、節分の行事を毎年やっています。

また、毎年決まった時期に同じ行事をすると、前年のことを思い出して、時の流れの早さをつくづく感じます。昨年の今頃は、まだコロナも世界的な問題となっておらず、2020年があれほど大変な1年になるとは想像もしていませんでした。本当に何が起こるか分からないものですね。今年もどうなるか分かりませんが、とりあえず毎年のように節分を家族でお祝いできて良かったです。この平穏な日々がずっと続きますように!鬼は外、福は内!

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恵方巻を作るアレン。数日前から節分を楽しみにしていました。

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レオも恵方巻作りに挑戦。慣れない手つきが可愛らしい。

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南南東の方向を見ながら恵方巻を食べる息子たち。大好きなツナマヨを入れたから、美味しそうに食べていました。

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そして、まず私が鬼役になって豆まきスタート!アレンもレオも嬉しそうに豆を投げていました。

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次は妻が鬼役。豆が当たるとけっこう痛い!

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青鬼になったアレン。怖い鬼を熱演していました。

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豆をぶつけられて痛がる鬼の姿も渾身の演技でした。意味わからず参加していた小さな頃を思うと、大きく成長しました。

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最後にレオが鬼役。まだ何となく分かっていない感じですが、そのうちアレンみたいに上手に演じるようになるのかな。