ロリ地方を満喫する一泊二日旅行 

寒い日々が続いています。昨日は少しエレバンでも雪が舞いました。初雪ですね。今年も残すところあと1か月…激動の2020年でした。

そういえば、ディエゴ・マラドーナの訃報がありました。私にとっては、歴史上最高のサッカー選手です。その黄金期のプレイを今見ても、まさに天才!その神がかったテクニックはもちろんのこと、フォークランド紛争に負けて国民が意気消沈していた時のW杯で、アルゼンチンを優勝に導くという運とカリスマが凄すぎ。死因に不審な点があるそうですが、冥福を祈りたいと思います。

停戦合意から3週間経ちましたが、アルメニア国内は落ち着いています。ネットの世界を除いてですけどね。簡単にいろんな情報を取れる上に、個人ですぐ発信できてしまうから、朝から晩まで何回も投稿やコメントをしていて、「一日中ネットと睨めっこしているのか??」と呆れてしまうような人もいます。本人は必死なんでしょうけど、生きているリアルな世界が萎縮してしまっているみたいで勿体なく感じます。

ここ最近ずっと問題になっているのはソトゥクという金山。ソ連時代に引かれたアルメニアとアゼルバイジャンの国境線上にある金山で、アゼルバイジャン側はカルヴァチャルという地域になります。今回の戦争前までは、そこをアルメニアが実効支配していましたが、先週アゼルバイジャンに返還されたため、その領有権が議論されているのです。しかし、わざわざ金山の真上を通るように国境線を引くなんて、旧ソ連のやり方がえげつない…

さて、コロナ禍で移動が難しくなり、アルメニアへの訪問者も久しく途絶えていましたが、急に嬉しい訪問がありました。というのも、モンスターラボの社長の鮄川さんが2年半ぶりに来てくれたんです!鮄川さんは、過去に2回アルメニアを訪問されて、いつも私と妻がお世話させて頂きました。その時にアルメニアをすごく気に入られて、戦争直後にメールのやり取りしたら、「欧州とドバイに出張中だから行きたい!」と返信が来ました。そして、実際に訪問が実現したのです。

空港で受けたPCR検査の結果も陰性で、晴れて自由の身となった鮄川さんは、アルメニアに再訪問できて本当に嬉しそうでした。60か国以上訪れているのに、「アルメニアはまた行きたい国トップ3に常に入っていた」とのこと。とにかく人や自然や文化などアルメニアの全てが気に入って、いつも心の中にあったそうです。久々にお会いできて、またそう言ってもらえて、私もとても嬉しかったですね。

今週は企業訪問などで忙しくなるし、先週の土日は泊まりがけでロリ地方を旅行することにしました。元学生のティグランの運転で、私も案内役で同行しました。鮄川さんにとって、アルメニアの地方に泊まるのは初めての経験でしたが、ものすごく楽しんでくれたようです。何よりもロリ地方の雄大な自然に感動されていました。

初日は、アルドゥヴィ村やホロマイル修道院、オズン教会を訪問しました。その移動中に広がる美しい山や渓谷の景色にため息をついていました。私は夏に家族と同じ場所を訪れていますが、今回は澄み切った秋晴れで、遠くに見える山々も雪化粧していて、ずっと見惚れてしまいそうな景観でした。

観光と移動を終えてハグパット村のホテルに到着してから、その村に住む私の20年来の友人宅を訪問して夕食を頂きました。度数の高い自家製ウォッカを飲みながら、いろいろな話をしました。鮄川さんが今回の戦争と結果について意見を聞くと、友人は、「残念な結果になったが仕方ない。あのまま続けていたら、もっと悲惨なことになっていた」と答えました。

そして友人が、「全ての民族の友好のために乾杯しよう!それはアゼルバイジャン人も含めてだ!」と言った時、私も鮄川さんも胸が熱くなりました。友人は、「ソ連時代にアゼルバイジャン人の親友がいた。ソ連が崩壊して国が分かれた時に、お互い辛くて泣いた…」と語り、これは民族同士の戦いではなく、政治の問題なんだと言いました。憎悪の連鎖が続く中、アルメニア人の口からそんな言葉を聞けて、少し心が癒されたように感じました。こういう人だからこそ、ずっと長く友情が続いているのでしょう。

翌日は、世界遺産のハグパット修道院とサナヒン修道院を観光しました。どちらの修道院も見応えのある歴史的な建築物なので、鮄川さんも気に入ってくれたようです。その後は、知り合いの養蜂家がやっているゲストハウスで昼食を取りました。そこも私は夏に家族と滞在していますが、とにかく奥さんの作る料理が美味しい!鮄川さんも、「すごく美味しい!」とたくさん食べていました。特製のハチミツワインも美味しかったです。食事後は、ミツバチの生態やハチミツの収穫について説明してくれました。これも貴重ない経験になったようです。今夏に友人や養蜂家のゲストハウスを訪問した時の様子は、過去の記事をご覧ください(こちら)

その後はエレバンに帰りましたが、途中の道で雪が舞っていました。やはり11月末の旅行は寒かったですね。しかし、雄大なアルメニアの自然、そして貴重な歴史文化遺産、また人との温かい交流を満喫する素晴らしい2日間となりました。鮄川さんも、「とても楽しかったです!」と満足していました。今回の訪問で、改めてアルメニアの良さを確認できたのではないでしょうか。私もティグランも楽しい時間を過ごせたので、来てくださって感謝です。残りの滞在も充実したものになればと思います。

128684171_10157973260431819_366362737469533671_narmenia20-11-30.jpg
キリスト教が国教になってから1700周年の2001年に建てられた十字架。大小さまざまな十字架で作られています。

128686848_10157973260486819_8577331519794817473_narmenia20-11-30.jpg
初日は晴天で、道中から素晴らしい景色を楽しむことができました。

128761639_10157973260751819_218041903961324636_narmenia20-11-30.jpg
17世紀に建てられたアルドゥヴィ村の聖ホヴァネス教会

128312023_10157973260831819_7272974196987001697_narmenia20-11-30.jpg
ホロマイル修道院のある場所からの壮大な景色

128302829_10157973261021819_1389456783650088726_narmenia20-11-30.jpg
その歴史が6世紀に遡るというオズン教会。

128653852_10157973260526819_408776204293488819_narmenia20-11-30.jpg
素晴らしいアルメニアの自然を満喫する鮄川さん。いつも楽しんでもらえて嬉しいです。

128868836_10157973261131819_1850577893890753775_narmenia20-11-30.jpg
泊まったハグパット村のホテルからも雄大な景色が広がっていました。

128961083_10157973261081819_338187911057185570_narmenia20-11-30.jpg
20年来の友人と一緒に夕食。いろいろ考えさせられる話も聞けたし、とても楽しい一時となりました。

128661822_10157973261166819_7513418046641534663_narmenia20-11-30.jpg
世界遺産に登録されているハグパット修道院。いつ訪問しても素晴らしい!

129135443_10157973261411819_423583512359645014_narmenia20-11-30.jpg
同じく世界遺産に登録されているサナヒン修道院。鮄川さんも、「ハリーポッターやドラクエの世界そのもの」と気に入っていました。

128742965_10157973261611819_4286155377532583383_narmenia20-11-30.jpg
立ち寄った教会全てでロウソクを灯して、平和を祈りました。

128642333_10157973261686819_1034076984467060569_narmenia20-11-30.jpg
知り合いの養蜂家がミツバチやハチミツについて説明してくれました。

結婚9周年を家族でお祝い 

混迷している今回の米大統領選。トランプ陣営は、不正があったと激戦州の集計差し止めを請求したため、結果を巡って法廷闘争になる可能性が出てきました。メディアは、負けを認めたくないトランプ氏の抵抗だとか、往生際が悪いだとか相変わらず民主党寄りの報道ばかりが目立ちます。選挙前もバイデン氏の有利を伝えるものが多かったですが、実際はフロリダ州でもトランプ氏が勝つほどの大接戦になりました。

問題の郵便投票については、著名な知識人でさえ、「明らかに不正の温床になる」とずっと否定的でした。実際に、投票総数が有権者登録数を上回るという事態まで起きたそうです。なのに、メディアの多くは、証拠が示されていないとして、トランプ候補の会見を打ち切りました。現職の大統領の会見を打ち切るなんて妙な意図を感じます。ただ、元々アメリカの選挙システムは不正が起こりやすく、これは今に始まったことではありません。とにかく最終的にどちらが勝ったとしても、アメリカ国内はかなり混乱するでしょう…

昨日は、私と妻の結婚9周年でした。その日ぐらいは妻と二人きりでデート!と思いましたが、夕方にレゴ教室があったので、子供たちも一緒にお祝いのディナーをしました。場所は、レゴ教室の近くの中華レストラン。レオの4歳の誕生日もそこでお祝いしたんですが、キッズスペースがあって便利なんです。今回もアレンとレオが楽しそうにずっと遊んでいました。そこのホワイトボードに、レオがずっとアルメニア文字を書いていたのが可愛らしかったです。

食事も美味しかったし、家族みんなで乾杯しました。アレンとレオも、「おめでとう!」と言ってくれたのが嬉しかったですね。二人の子供を産み育ててくれて、いつも優しく支えてくれている妻に改めて感謝です。1か月以上も戦争が続き、暗く重い空気が国全体を覆う中、こうやって家族で記念日をお祝いできるのは本当に幸せなことだと思います。こんな時、家族がいると余計に心配にもなりますが、やはり一番大きな心の支えとなっています。一刻でも早く平穏な日々が戻ってほしいと思います。

123938328_373709340412611_7977778475508857058_narmenia20-11-6.jpg 
昨日のレゴ教室で、アレンはドリルを作りました。完成した作品が動いて嬉しそう!

123918263_1632441866936854_4542775495858091805_narmenia20-11-6.jpg 
レオは自由に何か作っていました。

123924420_683035105971147_651796825478763453_narmenia20-11-6.jpg 
レストランのキッズスペースで、アルメニア文字を書き続けるレオ。自然に覚えてしまったのがすごい!

124044467_3456394511103879_2823131403189404826_narmenia20-11-6.jpg 
大変な状況の中、家族で結婚9周年をお祝いできて良かったです。リリット、これからもよろしく!そして、いつもありがとう!

その戦争の状況ですが、現在も前線では戦闘が続いています。重要な拠点となるシューシの街の数キロ圏内にアゼルバイジャン軍が迫っているため、破壊工作部隊が侵入を試み、カラバフ軍がそれを撃退するという攻防が続いているそうです。地理的に攻略が困難な場所なので、アゼルバイジャン軍にも相当の損失が出ているという情報もありますが、かなり緊迫した状況ではあります。しかし、トルコの支援を受けて、大量の近代兵器とシリア人傭兵を投入したアゼルバイジャンにすると、ここまで戦闘が長引くのは予想外だったでしょう。

また、ラチン回廊と呼ばれる、アルメニア南部とカラバフを繋ぐ幹線道路のある地域でも、同様の攻防が続いているようです。生命線とも言えるこの供給路を断たれると、カラバフ軍にとって死活問題となりますから、昨日は大規模な掃討作戦が遂行されました。大きな成果を挙げたと聞いていますが、いずれにしてもシューシやラチンという重要な場所で戦闘が続いており、戦局は山場を迎えているのかもしれません。

シューシやステパナケルトなどの市街地への激しい砲撃も続いています。昨日は、ステパナケルトで民間人3名が亡くなったとのことです。戦争勃発から現在までに53名の民間人が亡くなりました。一昨日は、アルメニア領内のゲハルクニク州の上空を4機の軍事ドローンが飛行し、全て防空システムによって撃墜されたそうです。アルメニア南部の村も砲撃を受けて、民間人に死傷者が出たという情報もあります。

そして一昨日、前線で負傷した兵士を搬送していた救急車が、アゼルバイジャン軍部隊の待ち伏せを受け、アルメニア人衛生兵1名が銃で撃たれて亡くなったとのことです。同衛生兵は、アゼルバイジャン軍部隊がアルメニア軍の制服を着ていたため、救急車を降りて近づいたところを銃撃されたと聞いています。救急車も銃撃を受けて峡谷に落ちましたが、幸い、運転手と搬送中だった兵士は命を取り留めたそうです。

民間人や衛生兵までが犠牲になり、本当に酷いことだと思います。しかし、これが戦争というものなのでしょう。戦時国際法などのルールがあっても、所詮は勝つか負けるかの綺麗事が一切通用しない世界…前回の記事に書きましたが、常に生と死が隣り合わせの戦場では、まともな思考や価値観、感性や人格など容易く崩壊してしまいます。悲しいかな、その醜い人間の本質というのは大して進歩しないのかもしれません。

この戦争でも、すでに多くの犠牲と悲劇が生まれていますが、そこから人間は、そして世界は何か学ぶことができるのか甚だ疑問です。どういう形で終結しても、憎悪の連鎖は断ち切れず、また同じことが繰り返される危険が続く可能性は否定できません。ただ、私含め多くの人が、戦争がいかに残酷なものか痛感したのは確かです。

だからこそ、当ブログで戦争に関する記事を書き続けています。やはり住んでいるアルメニア側の見解や情報に偏ってしまいますが、当然アゼルバイジャンでも悲惨な出来事はたくさん起こっているはずです。私が何より伝えたいのは、戦争ほど悲惨で、平和ほど尊いものはないということ。私の現地からの発信を通して、それを少しでも多くの人に考えてもらえたら幸いです。


アルメニア系の米国ロックバンド「System Of A Down」が、アルメニアとカラバフのために15年ぶりの新曲を発表しました。PVには、戦時下にあるカラバフの実際の映像が使われています。


もう一つの新曲。これらの曲の売り上げは全てアルメニアの人道支援のために寄付されるそうです。大好きなバンドで、エレバンで行われた虐殺百周年の無料コンサートも見に行きました。

長男アレンの7歳の誕生日! 

先週の土曜日に一時停戦の合意に達したアルメニアとアゼルバイジャンですが、依然として前線では衝突が発生し、「相手が停戦違反をしている」とお互いに非難の応酬が続いています。全く戦闘が収まりそうにない状況に、一体あの停戦合意は何だったのか…と怒りと虚しさがこみ上げてきます。

アゼルバイジャン側が奪還したと虚偽の発表をした南部のハドルト地域では、アゼルバイジャン軍の攻撃が特に激しく、兵士だけではなく、複数の民間人も犠牲になったそうです。トルコの後押しもあってか、アゼルバイジャン側は、「あくまで人道目的の一時停戦であって、紛争自体は終結していない」と強硬な姿勢を崩していません。もう本当に早く収束してくれないでしょうか…

昨日はアルメニアの外相がモスクワを再訪問して、ロシアのラブログ外相と会談しました。今日は、OSCEミンスクグループ共同議長らと会談したようです。昨日の会談後にラブロフ外相は、一時停戦の合意を双方が遵守するよう求め、領土問題の平和的解決のために、さらに踏み込んだ交渉を行っていくと述べました。

しかし、自国軍の参加、またシリア反政府軍やイスラム過激派のテロリストの派遣など、アゼルバイジャンへの過剰な支援を行っているトルコへの批判はあまりなかったので、裏でいろいろと駆け引きが行われているのでしょう。大国の思惑に振り回されて、現地の人間が血を流すこの悲劇が早く終わってほしいと思います。


アゼルバイジャン軍の砲撃によって損壊したガザンチェツォツ大聖堂で、アルメニア人チェロ奏者がコミタス の曲を演奏しました。この撮影時も砲撃される危険があったでしょう。

さて、前回の記事で書いたように、日曜は長男アレンの7歳の誕生日でした。私と妻からのプレゼントがお気に入りみたいで、毎日レオと楽しそうに使ってくれています。特殊なペンが、対応した地図や絵本からデータを読み取って説明やクイズを音声で流すというもの。その情報量が半端なくて、けっこう高かったけど、いいプレンゼントになったと思います。

夕方、エレバンの中心部のレストランに家族で出かけました。食事前には、レストランの隣にある子供が遊べる有料スペースで遊んでもらいました。レゴで遊んだり、実験したり、クッキーを作ったりと、アレンもレオも楽しい時間を過ごしたようです。かなり充実した場所なので、また連れてきてあげたいです。夕食も、大好きなクラムチャウダーや寿司を食べれて、アレンはご満悦の様子でした。

121653746_3766004636756929_8237649973638539390_narmenia20-10-13.jpg
私と妻がプレゼントしたペンと絵本がお気に入りのアレンとレオ

121446643_370409064151934_2272156625669496969_narmenia20-10-13.jpg
仲良くレゴ遊びするアレンとレオ

121177559_337256974237991_6145703341469426507_narmenia20-10-13.jpg
クッキー作りにも挑戦!

121318258_664346757806856_7583919669806605466_narmenia20-10-13.jpg 
レオも挑戦!楽しそう!

121541142_333214361107468_2827330809218729136_narmenia20-10-13.jpg 
自分たちが作ったクッキーを見せてくれました

121459254_789268211921068_489129592495619089_narmenia20-10-13.jpg 
こんな状況の中、家族でお祝いできるって幸せなことです。今は毎日、そんな幸せを噛みしめながら暮らしています。

121484712_2835339536694030_7300051672962615038_narmenia20-10-13.jpg 
兄弟仲良く手を繋いで歩くアレンとレオ。可愛い!息子たちには、戦争の悲しみや苦しみを経験せずに生きていってほしいです。

帰宅すると、お楽しみの誕生日ケーキの登場!アレンの希望で、アイアンマンをデザインしたケーキを注文しました。レオの誕生日ケーキのスパイダーマンもそうだったけど、このアイアンマンも、ディテールまで上手に作られていました。アレンも気に入ってくれて良かったです。妻の親戚の子供たちもお祝いに来てくれて、みんなが見守る中、ロウソクを吹き消しました。アレン、本当におめでとう!

こういう時期なだけに、今年の息子たちの誕生日のお祝いは格別に嬉しく感じました。いつものように明日が来て、何気ない日々を送れること、子供の成長を見守り、家族と平穏に暮らせることが、どれほど有難く素晴らしい宝物か…それを改めて痛感しています。戦争ほど悲惨なものはなく、平和ほど尊いものはありません。早く事態が収束してほしいと思います。

ちなみに、アレンの誕生日の10月11日は、国際ガールズ・デーだそうで、今年アルメニアでは、戦争に参加している女性たちが讃えられていました。実は、自ら従軍を志願した女性もけっこういるのです。また、海外のアルメニア人たちも、母国のために戦うために次々と戻ってきています。そして、昨日ロサンゼルスでは、トルコとアゼルバイジャンの軍事攻撃に抗議するため、なんと10万人以上のアルメニア人が集結してデモを行ったそうです。同様のデモが、毎日のように世界中で行われています。

このアルメニア人の愛国心と団結力の強さには本当に感動しますが、それは悲惨な歴史を経験し、現在もその苦難が続いているから…いつか真の平和が実現して、世界中のアルメニア人たちが集まって喜べる日が来ることを祈ります。

121533984_3343805482406254_4472957254263181573_narmenia20-10-13.jpg
アレンの大好きなアイアンマンの誕生日ケーキ!

121536325_2799289640393911_1101144646380811363_narmenia20-10-13.jpg
みんなでお祝いしました。アレン、7歳の誕生日おめでとう!

121557269_613753992625769_6053464561739456916_narmenia20-10-13.jpg 
親戚の子供たちにプレゼントを自慢するアレン

121530759_386099639075287_9123637700256786300_narmenia20-10-13.jpg
同じく誕生日プレゼントのツイスターで、みんな楽しく遊んでいました。子供たちが笑顔でいられる平和って素晴らしい!早く事態が収束してほしいと思います。

次男レオの4歳の誕生日! 

1994年の停戦以来、最大規模となった今回の軍事衝突ですが、アルメニア国防省の発表によると、昨晩から戦地の状況は比較的落ち着いているとのことです。現在までにアルメニア側の兵士103名、民間人11名が亡くなったそうです。また、120名以上の負傷者が出ているとのこと。

これもアルメニア側の発表ですが、アゼルバイジャン軍は約1280名の兵士が亡くなり、2700名が負傷したそうです。さらに、軍事兵器や装備にも甚大なダメージが出ているそうです。もちろんアゼルバイジャン側は、また異なるデータや数字を発表しているはずで、戦時には情報が錯綜して真偽を知るのは困難です。

状況が落ち着いてきたといっても、依然として交戦は続いており、ナゴルノ=カラバフ領内の町がアゼルバイジャン軍の激しい攻撃に遭っているという報道があります。また、フランス人ジャーナリストが負傷したというニュースも入ってきました。双方に多くの犠牲が出ているので、一刻でも早く事態が収束してほしいと思います。

さて、昨日は次男レオの4際の誕生日でした。こういう大変な状況ですが…というより、こういう状況だからこそ、少しでも普段通りに幸せに過ごさないといけないので、例年どおり家族でお祝いしました。まず、朝起きたレオに、みんなで「おめでとう!」と言って祝福しました。寝起きというのもあって反応が鈍いから、「状況が分かってるのかな?」と思って、「レオは今日から何歳?」と聞くと、「よん!」と答えました。オッ!ちゃんと理解している。

幼稚園でもお祝いパーティーがあったのですが、コロナの影響で、関係者以外はあまり入ってはいけないことになっていて、そちらは見ることができませんでした。でも、幼稚園の先生が写真や動画を送ってくれて、嬉しそうなレオの姿に目を細めました。

子供たちが帰宅してから、レオにプレゼントを渡しました。義母からはパジャマ、妻からは絵本、そして私からはスパイダーマンのレゴ。レオはスパイダーマンが大好きなんです。あと、アレンからも、おもちゃのプレゼント。って、私が買ったんですけどね。とにかく、家族みんなからプレゼントを貰って、レオは嬉しそうでした。

夕方は、エレバン中心部の中華レストランに行って食事しました。店内に子供が遊べるスペースがあって、アレンもレオもそこが気に入ったのか、けっこう遊んでいました。常に見てくれる人がいるので、こちらも安心してゆっくりと食事できました。レストランとその辺りは、普段と変わりなく人で賑わっていて、隣国と激しい衝突が起こっているとは思えない平和な雰囲気でしたね。

食事が終わってから、お楽しみの誕生日ケーキの登場です。これも、レオの大好きなスパイダーマンをデザインした特注ケーキ!とても嬉しそうに、ろうそくの火を吹き消しました。今は大変な状況なので、息子が無事に誕生日を迎え、家族でお祝いできることをとても幸せに思いました。レオ、4歳の誕生日おめでとう!

そして、帰りのタクシーで、レオが「今日は楽しかった」と言うのを聞いた瞬間、なんだか胸が熱くなって涙がこみ上げてきました。何気ない生活や家族との時間を理不尽に奪われた人たちがたくさんいることを思うと、この小さな幸せが本当にかけがえのないものに思えたのです。

この記事をアップしようとした矢先に、とても悲しい知らせが飛び込んできました。私がお手伝いしている現地のIT企業に勤めていた男性が戦地で亡くなったそうです…彼の写真と共に、会社の代表から追悼のメッセージが共有されました。面識はありませんが、まだまだ若いプログラマーで、その早すぎる死に心が痛みます。

数字やデータからは分かりませんが、敵味方関係なく、亡くなった兵士一人一人には、家族や友人、同僚がいて、夢や希望があったのです。それを想像すると、本当にやるせない気持ちになります。そして、そんな若者の命と未来を奪ってしまう戦争の悲惨さに怒りがこみ上げてきます。繰り返しますが、平和ほど尊いものはありません。それを深い悲しみの中、今日も痛感しています。

120366401_783040505816637_1762122732103456934_oarmenia20-10-1.jpg
幼稚園でのお祝いパーティー。レオがとても嬉しそう!

120613455_391022042063259_4223716206215258300_narmenia20-10-1.jpg
誕生日プレゼントを貰うレオ。アレンの方が騒がしくて、どっちが誕生日か分からない状態…

120654766_3624852924206076_3585782661794934853_narmenia20-10-1.jpg
中華レストランに行って、家族でお祝いの夕食

120553145_339172603984366_8604919450154428055_narmenia20-10-1.jpg
アレンとレオに風船を買ってあげました。レオはやっぱりスパイダーマン!

120597825_340221577231013_9026558095404626271_narmenia20-10-1.jpg
スパイダーマンをデザインした誕生日ケーキ。レオ、おめでとう!

120542767_527397008127713_1522968361884097647_narmenia20-10-1.jpg
美味しそうにケーキを食べるレオ。もう4歳か…子供の成長は早い!

120558960_829334414475408_1906391537211824774_narmenia20-10-1.jpg 
スパイダーマンのレゴは6歳以上向けで、レオには難しいから、アレンが作ってあげていました。

熱帯動物園とレゴ教室 

「枯葉」や「パリの空の下」などで有名なシャンソン歌手のジュリエット・グレコが老衰のため亡くなりました。4年前の89歳まで現役でコンサートを行っていたそうです。シャルル・アズナヴールも、亡くなる1年前の93歳の時に日本公演を行い、それが最後のコンサートになりました。二人とも偉大な歌手ですが、まさに音楽に捧げたその生涯もすごい!

最近アルメニアでは、一日のコロナの新規感染者数が300人以上と増えているため、「危険な兆候だ」と政府が警戒感を示しています…って、当たり前やん!簡単な計算もでけへんのか?!だって、検査数が4千件前後と大幅に増えているんだから、感染者数が増えるのは当然です。しかも、恐らくそのほとんどは無症状者や軽症者でしょう。

逆に陽性率は10%前後と、6、7月のピーク時の半分以下になっていて、死者数も低い水準のままです。こういう情報は強調せずに、やたら警戒を呼びかけてばかり。アルメニアだけでなく世界中がこんな感じなので、意図的に人々の恐怖を煽って問題を長引かせたいんじゃないかと疑ってしまいます。それに拍車をかけるように、マスコミが延々と偏った報道を続けるのも問題です。

どんな健康な人でも、調べれば何かしらのウイルスを持っています。それを本来持つ免疫で抑え込んでいるから、元気に過ごしている訳です。コロナも同じで、多くの人は、抗体など生成せずに本来の免疫で撃退しています。そのため、集団免疫やワクチンに関する議論も意味ありません。なのに、いまだに感染者数で一喜一憂したり、人の自由や経済活動を制限するなんてバランス悪すぎ…それによる弊害の方がよっぽど深刻で、世の中どうかしています。

さて、今週は子供たちがいろいろと楽しい経験をしています。まず、独立記念日だった月曜は、ショッピングモールにある熱帯動物園に連れて行きました。熱帯地域に住むヘビやトカゲ、ワニやクモなどが展示されていて、そこにいるハリネズミを見たい!触りたい!とアレンがせがんだからです。そこはアレンがまだ3歳の時に行ったことがあって、過去の記事にも書いています。(こちら)

2回目のアレンも、初めてのレオも、いろんな珍しい動物を見れてすごく喜んでいました。アレンのお気に入りはやっぱりハリネズミで、よく飽きないなってぐらい何度も観察していました。よほど好きなんでしょうね。レオは、餌をあげたモルモットがお気に入りだったようです。妻は大きなクモを撫でたりしていました。ゴキブリはすごく怖がるのに、これは平気どころか、「可愛い!」と言う感覚がよく分かりません…

120078733_1038530983283633_6999707271488844342_narmenia20-9-25.jpg 
大好きなハリネズミに会えて嬉しそうなアレン

120043303_813130996159105_3683229513337485008_narmenia20-9-25.jpg 
モルモットに餌をあげるアレンとレオ

120100692_921253045052224_3254905839676429761_narmenia20-9-25.jpg 
レオはそのモルモットが大のお気に入りでした

120140250_2396097480698177_2503154101500724696_narmenia20-9-25.jpg 
大きなヘビが脱皮した抜け殻も展示されていました

120147499_245078426921838_8215218137218133588_narmenia20-9-25.jpg 
私のお気に入りはこのトカゲ。サイケな色合いが美しい

120150852_1271531583183904_2373447282184090997_narmenia20-9-25.jpg 
南米などに住む大きなクモも展示されていました

119980438_780375655853916_4788364286459108035_narmenia20-9-25.jpg 
「可愛い!」と言って、そのクモを撫でる奇特な妻。特に危険な毒グモではないそうです。

あと、今週から、アレンとレオをレゴ教室に連れて行っています。無料体験に参加したアレンが気に入ったので、二人とも通わせることにしたのです。小さい子供向けのクラスもあり、レオはそこで遊んでいます。アレンのクラスは、電池や輪ゴムなども使って動くものをレゴで作ります。創造力や集中力を養うのに効果的だそうですが、最後にちゃんと自分で片付けさせるのもいい躾になります。何より二人とも楽しそうで良かったです。考えてみたら、レオにとって初めての習い事ですね。

ちなみに、そのレゴ教室のある辺りは、おしゃれなカフェやレストランが並び、子供たちがレゴで遊んでいる間、私と妻はビールを飲んでいました。子供たちから解放される貴重な自由時間!まだ暗くなってからも暖かいので、テラスは多くの人で賑わっていました。のんびりビールを飲みながら、その光景を眺めていると何だかホッとしました。

日本も4連休は、各地の行楽地が久々に賑いを取り戻したそうですね。長々と続く自粛や規制に疲れた人が多いのでしょう。それでいいんだと思います。私たちは、コロナに感染しないようにするためだけに生きている訳ではないので、何が正しくて、何をすべきか自分自身で判断して、幸せに日々を過ごすことが大切だと思います

120200109_336217361018570_8833336651289204375_narmenia20-9-25.jpg 
レゴ教室に通い始めたアレン。楽しく課題を作っています。

120128435_3486525681398333_5029222133678010087_narmenia209--25.jpg 
レゴが大好きなレオも気に入ったようです

120240196_336006917509537_6313039995137905322_narmenia20-9-25.jpg 
月謝がちょっと高いけど、二人とも楽しんでいるから、当分通わせるつもりです。

120062446_414708566168266_3647777414844542954_narmenia20-9-25.jpg
火曜の午後に少し雨が降って、アレンとレオは仲良く傘を差して帰宅しました